ポケットWiFiをお持ちの方の中でも、速度制限のあるものをお持ちの方は多いことと思います。そのようなポケットWiFiをしばらくお持ちの方は、「速度制限がかかるのが早いなあ」と感じたことが今までにあるでしょうか?ないという方はとても少ないかと思います。
しかし、速度制限のない「使い放題」のものに買い替えようにも新たに機種代はかかりますし、月額使用料も上がってしまい、長期的に見るとかなりの差が出てきます。というわけで今回は、速度制限付きのポケットWiFiを、できるだけ速度制限が早く来ないように、少しでも長く快適な通信速度で使う方法をご紹介します。
使用時間を決める
誰しもネットをプライベートで使っていれば、ネットサーフィンでも動画視聴でもオンラインゲームでも、夢中になってしまいがち。ついつい気づいたころには30分や1時間、さらにはそれ以上使ってしまっていた...なんてことがありますよね。
「そう簡単にやめられない!」というのは痛いほどわかりますが、いつもより最初は10分、次は30分...というようにして、1日当たりの使用時間の長さを少なくとも1時間は減らせるようにしましょう。
1時間の使用時間短縮だけでも、毎日続けていけば、これまでの速度制限の解除から再びかけられるまでの期間が伸びているのが実感できるはずです。この方法を実践するには、「時間をこまめに確認すること」これに尽きます。
契約している通信量を増やす
スマホであれば、よく「7GB(7ギガ)制限」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。基本的に1ヶ月のスマホのデータ通信量は上限が7GBです。
しかし、ポケットWiFiの場合は7GBだけでなく、10GB前後だったり、逆に少ない5GB前後だったりと、意外にも使える通信量を選べるのです。
「十分すぎるから減らそう!」ということに越したことはないですが、「どうも足りないんだよなあ...」と感じているのであれば、実際に購入した通信会社のお店に行って変更することができます。
ただ、そうすることで余裕ができたからといって、今まで以上に使用頻度を上げては、結局すぐに速度制限がかかってしまうので、全く意味がありません。
なので、金銭面で少し余裕があって、なおかつ今のデータ使用量の上限に不満があり、現段階以上に使用頻度を上げないと誓えるのであれば、やってみてもいいかもしれません。
暇=ネットをするという考えを捨てる
誰かとの待ち合わせ、電車が来るまでの待ち時間、休憩中などなど、時間を余してしまい、「やることがないなあ」「ひまだなあ」と感じてしまう時間が、日ごろあるでしょう。周りを見渡せば、自分と同じく暇を感じているであろう人々は、みんなスマホやパソコン、タブレットなどとにらめっこ状態...なので、自分も同じように暇つぶし。
残念ながら、これこそ1番のデータ通信量の無駄遣いになってしまっていて、多くの方がこの時のネットの使用時間こそが、速度制限がかかっていない間のデータ通信量の内訳のほとんどを占めています。
このような「暇=ネットを利用」という考えは、若い世代の中では常識と言っていいぐらいに広まっていることです。しかしこのような考えを捨てて、暇があれば持ち運びの簡単な文庫を読んだり、周囲を見渡してみて、昨日とは違ったものや新しいものを見つけてみたりと、ネットを使わないでできる暇のつぶし方をするのはどうでしょうか。これができれば大幅にネットの使用時間が減り、もしかすれば速度制限にかかること自体がなくなってくるかもしれません。
お出かけ中はフリーWiFiスポットを使う
意外に挙がってこない方法なのですが、「フリーWiFiスポット」を使うという方法もあります。「フリーWiFiスポット」とは、企業やお店、人々が多く集まる広場などに設置されているWiFiの使用可能なエリアのことです。WiFiそのものを自由に使えるように開放しているので、そのエリアにいれば無料でネットが使用できるのです。
ポケットWiFiを持ち歩いているのであれば、常にお持ちの端末がWiFiにつながっている状態なので、こういったエリアの存在は忘れがちですよね。
1人当たりの使用時間や回数は、1日ごとに決められていますが、これを利用すればポケットWiFiの使用量が減るので、速度制限もすぐにかからなくなるでしょう。「フリーWiFiスポット」は、近年大幅にその数を増やしてきているので、わざわざ「どこだどこだ」と探し回る必要はなくなるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。「結局使用時間を減らせればいい」と言えばすべて済んでしまう話ではあります。しかしこれだけネットが普及し、日常生活の様々なシーンでネットが用いられるネット社会ですから、「ネットの使用時間を減らそう!」と思い立ってすぐにきっぱりと実現できる人は少ないものです。
なので、今回ご紹介した方法で、無理なく少しずつ使用時間を減らせていけば、ポケットWiFiの速度制限がすぐに来なくなるのはもちろん、ネットの依存状態からもわずかでも抜け出せるきっかけになるかもしれませんので、試してみて損を感じることは少ないのではないかと思います。