社会人になるにあたって、「社会人としての心構え」を持つことが必要です。
学生時代の気楽さが抜けていないまま社会人デビューすると、大変なことになってしまいます。
そこで今回は、社会人になる前に心得ておきたいマインドについてご紹介いたします。
デビュー早々に挫折してしまわないために、これから社会人になるという人はぜひチェックしておいてください!今後の社会人生活に役立つこと間違いありません。
さっと読める目次
考え方が違っても反論しない
会社では、他人と意見が合わなかったり、考え方が違ったりということが頻繁に起こります。
学生時代でもそういったことはあったかもしれませんが、少なくとも学生の間は自分で付き合う人を選り好みすることができました。
ですが会社ではそうもいきません。
考え方が合わない人が現れたからといって、真っ向から自分の意見を述べて対立することは許されません。
単に「生意気な新人だなあ」と思われて、自ら今後の仕事をやり辛くしてしまいかねません。
「自分が思ったことをすぐに口に出さないこと」は社会人としての鉄則です。
これまでそうして学生生活を送ってきたという人も、会社という組織に属する前に一度考えを改める必要があります。
仕事に関して自分の意見を述べるときは、意見を求められたときだけと割り切ってしまうくらいがちょうど良いです。
慣れない人にとってはやり辛さを感じるかもしれませんが、立場が上の人や、年齢が上の人と同じ組織に属する以上仕方のないことであり、そんな先輩たちも皆通っている道です。
時間にルーズな場合は数か月前から訓練しよう
学生時代は少々時間にルーズでもなんとかなっていたかもしれません。
ですが、社会人ではそれは許されざることです。
大事なお客さんや顧客との商談等に遅刻をしてしまっては、それだけで契約は破綻となる上、あなたは一気に信用を落としてしまうことになります。
これまで会社が積み上げてきた信用を、あなたの遅刻ひとつで台無しにしてしまう可能性もあります。
そういった場合のペナルティは…わかりますよね?
これまで時間にルーズな生活を送ってきたという人は、ぜひ社会人デビューする前に自分で訓練をしておいてください。
時間通りに行動できるように精一杯努力してください。
そして、晴れて社会人になった時には完璧に時間通りに動けるようになっておいてください。
そういった習慣というのは急に治せるものではないので、少なくとも数か月かけてトレーニングしておきましょう。
社会人としてのマナーを守る
社会人として大切なのは、仕事で業績を上げることばかりではありません。
まず大前提として、社会人としてのマナーがなっていなければ話になりません。
先ほどお話した時間厳守もそのうちの一つですし、基本的には何事も5分前行動を心がけてください。
また、電話が鳴ったらすぐにとるといったことや、自分のデスクを常に整理整頓したり、正しい姿勢で仕事をしたりといったことも社会人としてのマナーです。
自分の仕事に対する姿勢が周りに影響を与えると思いながら業務に励みましょう。
そうすると自分もベストな状態を維持しようとし、気持ちよくお仕事ができます。
最初のうちに先輩から教わるチャンスがあれば、「新入社員の時に叩きこまれるマナーは、絶対に生涯守ってやる」といった心持で自分のものにしていきましょう。
気遣いの心を忘れずに
会社で仕事をしている以上、自分ひとりで完全に物事が完結するということはありません。
必ず他の人が関与してきます。
自分と同じタスクに関わった人たちに対して、常に感謝の気持ちを持つということを大事にしてください。
シンプルですが、気遣いの心が社会人になっても大いに大切になります。
例えば、何かをサポートしてもらったり、教えてもらったりしたらしっかり感謝の気持ちを言葉で表現してください。
また、自分がサポートできることがないか、常に他社に傷回の心を持って接してください。
そういう習慣が、信頼関係を築くきっかけになり、人間関係を円滑にします。
最終的に自分が仕事をしやすい環境にどんどん変わっていくので、良いことだらけです。
感謝や気遣いの心を常に表現するようにしましょう。
責任感を持って仕事に打ち込む
就業時間内に会社で頑張っていれば給料がもらえる、だからとりあえずその場にいれば大丈夫等といった考えを持っていませんか?
学生時代は、授業に集中していなくても少なくとも「出席」にはなるし、サボっていたり結果が出なかったりしても「辞めさせられる」といったことはありませんでしたね。
ですが、社会人になると容赦なく何らかのペナルティが下ります。
最悪の場合解雇されることだってあります。
そうでなくても、いつまでたっても周囲の人から信頼を得ることはできません。
社会人としてその会社に属している以上、ある一定の責任感を持って業務に取り組む必要があります。
学生時代から責任感を持って物事に打ち込んでいたという人は問題ありませんが、自信を持ってそう言えないという人は、社会人になる前に今一度「責任感」についてよく考えておいてください。
就業時間ギリギリに着くのはNG
学校のような感覚で、就業時間までに会社に入っていれば良いと思っている方も要注意です。
開始時間ギリギリに到着して「間に合った!」なんて言っていては社会人としての先が思いやられます。
こういった姿勢というのは、間違いなく周囲の人から見られています。
仮に上司に見られているとすると「ああ、あいつはなんでもギリギリにやってくるんだな。
これじゃ大事な仕事は任せられないな」となってしまう訳です。
就業時間と言うのは、スムーズに仕事がスタートできる時間です。
最低でもその15分前には会社に到着しておいて、スケジュールの確認をしたり、仕事の準備をするようにしましょう。
仕事の進行状況に応じて出社時間をコンロトールできるようになるとより良いです。
普段早めに出勤することを習慣的にしておき、たまに就業時間ギリギリに到着して周囲から「今日〇〇君何かあったのかな?
」と心配されるくらいがちょうど良いです。
上司はもちろん同僚にも敬意を
学生の頃も部活などで先輩、後輩の関係、そうでなくても先生、生徒の関係を経験してきていますね。
初めの頃はきっちり敬語で話しているけど、ある程度親密な関係になっていくにつれ、敬語も曖昧になったり、フランクな関係になったりした経験があるかと思います。
社会人になってからはそういったことは通用しません。
上司に対しては然ることながら、同僚に対しても一定の敬意を持って接する必要があります。
今のうちにビジネスマナーや敬語を学んでおくことで、同僚に差を付けることができるのでぜひマナー本や敬語に関する本を一冊熟読しておいてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
以上が社会人になる前に心得ておきたいマインドです。
まだ社会人でないという人は、文面だけではそこまで伝わらないかもしれませんが、経験している人であればひししと感じるのではないでしょうか。
少なくとも、今回紹介したことを読んで「社会人とはこういう世界なんだなあ」ということだけでも念頭に入れておくと全然違います。
仕事に対しても粘り強くなる上、トラブルが起こった際にも焦らず対応することができるでしょう。
どれだけ予習をしてから社会人デビューしても、実際にその状況に飛び込んだ後すぐに馴染めるわけではありません。
慣れるまでに時間が必要かもしれませんが、しっかり準備しておくことで早期の挫折を回避することができるはずです。