奥二重の人では、まぶたの重なりによってアイラインやアイシャドウなどがうまくできないという悩みがよく聞かれ、奥二重のためにマツエクも似合わないと諦めている人も多いようです。
しかし、きれいな二重でなければ化粧がうまくいかなかったりマツエクが似合わないということはありません。
奥二重の人でもうまく化粧をするために、奥二重の構造や化粧の塗り方、マツエクについて紹介していきます。
さっと読める目次
奥二重とは
まずはじめに、奥二重とはどのようなものなのかを知っておきましょう。
一重と二重の違いや二重と奥二重の違いについて挙げていきます。
一重と二重の違い
一重や二重などの目の違いは、基本的には遺伝で決まると多くの人が認識していると思います。
二重は優性遺伝、一重は劣勢遺伝とされており、外国人はほとんどが二重ということはご存知の方も多いでしょう。
一重の人で二重になりたくてアイプチなどをしている人もいますね。
一重と二重にはどのような違いがあるのかと言うと、主な原因としてはまぶたの皮膚と筋肉がくっついているかどうかということのようです。
目の周りの皮膚の下にも筋肉や脂肪がありますが、二重の場合は皮膚とまぶたをもち上げる筋肉がくっついているために目を開くと皮膚がもち上げられて折れ込むようになり、二重になるとされています。
一方で一重の場合は皮膚と筋肉がくっついていないので、目を開いた状態でも皮膚がもち上げられることが少なく、折れ込むこともないようです。
脂肪が多い場合には垂れ下がるようになり、腫れぼったい目になってしまいやすいということですね。
遺伝的な部分で決まっていると述べましたが、まぶたをもち上げる筋肉をトレーニングすることで二重のように折れ込みができる場合もあるようです。
二重と奥二重の違い
一重と二重の違いは理解してもらえたかと思いますが、皮膚と筋肉のくっついている場所にも個人差があり、そのばらつきは大きいようです。
このバラつきによって二重にもいくつか種類があり、奥二重も二重の一種とされています。
見え方によっては一重と同じなので、自身が奥二重だと気付いていない人も多いのではないでしょうか。
筋肉と皮膚がつく場所によって、二重のラインがきれいに出ている平行型と、目頭の方は一重で眼尻にいくと二重になる末広型、そして二重のラインはあるがまぶたがかぶっていたり幅が狭く二重に見えない奥二重とに分けられるということです。
つまり筋肉によって皮膚がもち上げられ折れ込む幅が、二重の種類を決めているということですね。
上記のまぶたをもち上げるトレーニングで二重になる可能性があるのは、皮膚がもち上げられまぶたの部分で折れ込みができる位置に筋肉がついているかどうかということになります。
奥二重のマツエクの選び方
奥二重の人がマツエクをする際に選び方などを覚えておいた方が良いことを挙げてきますので参考にしてください。
構造がポイント
上述したように、二重と違って奥二重や一重の人はまぶたのところで皮膚がもち上がった折れ込みができません。
これによって何が起こっているのかというと、まつ毛の根元が皮膚で隠れているということになります。
これも上述しましたが、隠れ具合も人によって違うということですね。
そして皮膚によって根元が隠れているということは、まつ毛が下を向きやすいということです。
黒目にかかると目が小さい印象になってしまうので、しっかりとカールをかけるということがポイントとなります。
長めのものを選ぶ
根元が隠れているということは、エクステは長めのものでないといけないということです。
もともと奥二重の人は黒目の付近のまつ毛が長く、端は少し短くなっているようなのでこれに合わせて長さのあるものを選ぶようにしましょう。
もちろんカールはしっかりとつけた方が良いですが、目頭や目尻など端の方はJカールでも良いでしょう。
奥二重のアイラインの引き方
奥二重とはどのようなものなのかについてみてきたところで、ここからは奥二重の場合の化粧の仕方について紹介していきます。
1つ目はアイラインの引き方です。
まつ毛の間を埋める
奥二重の場合はどうしても腫れぼったさが出たり、本人の意思とは関係なく眠そうであったり不機嫌そうといった印象をもたれやすいのではないでしょうか。
また、アイラインを引いてもまぶたの重なりで目立たなかったり隠れてしまうという人も多いと思います。
そんな場合に意識すると良いのは、まつ毛の間を埋めるようにアイラインを引いていくということです。
まつ毛の間を埋めて色をつけることで目がしっかりとします。
一重の人にも言えることですが、まつ毛の根元が隠れてしまう場合はマスカラをまつ毛の根元に塗っていくという方法もあります。
できる限りカールアップして根元に塗ることでくっきりした目にしていきましょう。
目尻や下まぶたで差を出す
アイラインは目尻の部分や下まぶたをどうするかによって差が出るとされています。
隠れてしまうからアイラインは目尻だけという人もいるようですが、自然につなげていきましょう。
少し長くすることで切れ長の目になり、はね上げや目尻にかけて太くすることで目に立体感をもたせることができます。
下まぶたにもアイラインをいれることでより目をはっきりさせることができます。
黒目の下から目尻にかけて引いていき、目尻の部分で自然につなげていきましょう。
黒目の下だけアイラインを入れるという方法もあり、黒目を大きな印象にすることができます。
奥二重のアイシャドウの塗り方
奥二重の人のアイラインの方法について紹介してきましたが、アイラインと合わせてアイシャドウもしっかりとしていきましょう。
アイシャドウの塗り方や選び方などについて挙げていきます。
塗り方のポイントとは
アイシャドウの塗り方のポイントとしては、これもアイライン同様目尻の部分と、アイホールがポイントです。
メインカラーを目尻にかけて厚くしていくことで、目の印象をしっかりとつけていきましょう。
ミディアムカラーをしっかり使ってグラデーションを出すのも忘れずに。
まずはアイホールをハイライトカラーで塗っていくかと思いますが、アイホールからはみ出したり余したりすることのないように、アイホール全体に塗りましょう。
そしてメインカラーは先に触れたようにまつ毛付近は細くし、目尻にかけて太くします。
そしてミディアムカラーでグラデーションをつけていくということですが、ハイライトカラーの部分がアイホールより大きいか小さいと腫れぼったさが残ったりキツくなったりします。
色選びも重要!
アイシャドウは自身の肌の色との相性も重要です。
自身の肌の色によって、印象がかなり変わるので、ポイントを押さえておきましょう。
大まかには、色が白い方か黄色味がある方かに分けられます。
色が白い場合にはゴールドなどは避けた方が良いとされており、黄色味がある人の場合にはシルバーなどは避けた方が良いとされています。
かわいさを出したい場合には白いタイプの人はピンク系を、黄色味のあるタイプの人の場合にはグリーン系を選ぶと良いようです。
大人っぽさを出したい場合には白いタイプの人はパープル系を、黄色味のあるタイプの人はブラウン系を選ぶと良いとされていますので、参考にしてください。
まとめ
奥二重の構造やアイライン、アイシャドウの塗り方、マツエクについて紹介してきましたがいかがでしたか?
顔が人の印象に与える影響は大きいとされていますが、目はその中でもウェイトが大きい部分なので、しっかりとしたい部分ですね。
奥二重だからといって諦めるのではなく、化粧などを工夫していくことでかわいい、もしくはきれいな印象を与えられるようにしていきましょう。