近年北欧風デザインなどが日本で人気を集めている関係で、フィンランドやスウェーデン、デンマークやノルウエーなどの北欧諸国が旅先として人気を集めています。
今回はそんな北欧諸国の中で筆者が住んでいるスウェーデンについてまとめてみましたのでご覧ください。
さっと読める目次
スウェーデンはどこにある?日本からのアクセスは?
筆者は以前イタリアに住んでいた事があり、西や東のヨーロッパの国々の位置はだいたい頭に入っていました。しかしひょんなことからスウェーデン人の夫と出会い結婚して移住する事になり、はてスウェーデンっていったいどこにあるんだろう?と思ったのを覚えています。
だいたい北の上の方にあるんだろうなとは思っていましたが、お隣ノルウエーとフィンランドの位置とごっちゃまぜになっていました。
スウェーデンの地理
スウェーデンは左にノルウエー、右にフィンランドに挟まれた真ん中にあります。ですので海は上か下に行かないとありませんが、至る所に湖があるのでそこで釣りをして楽しむ人も多いです。またお隣の国と言えどノルウエーの方が近く、フィンランドの方が少し距離があるようです。
ノルウエーまでは車でも行けますが、フィンランドに行く際は首都のストックホルムからフェリーかまたは飛行機での乗換になります。そして日本への直行便が出ているのはこの3か国の中ではフィンランドのみになるので、こちらに住んでいる日本人の皆さんが良く使うのはフィンランド乗換のフィンエアーの便です。
スウェーデンのおもな見どころ
そんなスウェーデンの見所ですが、まず首都のストックホルムを起点として色々行くのがオススメです。しかし各都市間の距離があるので、スウェーデン全体で最低1週間はあった方が色々な町をまわれてよいと思います。
ストックホルム
ストックホルムは市庁舎やノーベル賞博物記念館やカフェ、森の墓地など色々見どころがありますが意外とそのスポットが点在しているので、どこを重点的に見るのかあらかじめ絞ってプランを練ると良いでしょう。
ちなみにスウェーデン在住4年目に突入した筆者は毎年1回ストックホルムに行っていますが、ガムラスタンと王宮、市庁舎くらいしか見た事がなく、むしろ今年知り合った田留学生の友達の方が色々行っている様で、先日一緒にストックホルムに行った際に彼女に何でも頼ってしまったくらいです。
本格的なラーメンに感動
先日ストックホルムに行ったのは北部在住の友達カップルとラーメンを食べに行く為に行ったのですが、ガムラスタンにあるCafé Stiernanというカフェがとても本格的なラーメンを食べさせてくれるというので早速行ってみました。
筆者は味噌ラーメン、友達達は塩ラーメンと醤油ラーメンを頼んでいましたが、チャーシューも味玉も本当に美味しく、異国の北欧の地に住んでいる日本人にとってとても渇望している味だったのでしばし無言で4人でかっこんでしまいました。
味はさっぱりしていて、妊娠中の筆者はもちろんのこと他の友達もみんなもう一杯食べれる!と言っていましたがせっかくストックホルムまで来たので2杯目を食べないで食後はこれまた新しく出来たカフェでフィーカ(スウェーデン語でお茶の意味)しました。
ダ―ラナ地方
ダ―ラナ地方はスウェーデン人の心の故郷と言われていて、ファールんという炭鉱の町発祥のファールンレッドの家々が並ぶ街並みがとても可愛らしいです。日本でもスウェーデンハウスなどで有名になっているスウェーデン独自の赤いレンガ色の家はこの地方の発祥になります。
筆者が住んでいるのもこの地方で、ダーラヘストが有名なㇺ―ラ、炭鉱があり街並みも石畳でお洒落なファールン、湖が綺麗なレトビーク、夏至祭と堅いパンが有名なレクサンドなどがあります。ダ―ラナを観光する際はボーレンゲかファールンを拠点にし、色々まわると行きやすいでしょう。
ラップランド地方
そして北欧諸国を語るのには欠かせないのが、オーロラを見る事が出来る北部の地方です。ラップランド地方はスウェーデン、フィンランド、ノルウエー、そしてなんとロシアの4か国にまたがっていて、この地方でトナカイと暮らしているサーメの人達が生活しています。
イメージとしては北極みたいな感じですね。実はスウェーデンでは筆者の暮らすダ―ラナ地方でも年に1回位はオーロラを観れる機会があるのですが、それでも北部で観るオーロラはもう本当にすごいそうで、筆者もぜひ行ってみまいと思っています。
ラップランド地方に行く場合はストックホルム経由で寝台列車もありますが、飛行機の方が早くつくのでその分時間を有意義に使えます。しかしここで注意していただきたいのが、もしオーロラ目的でラップランド地方に行く場合は、最低でも1週間は時間を取らねばならないので他の都市の観光は必要最低限にしましょう。
スウェーデン国内の移動について
そしてここで重要なのがスウェーデン国内の移動手段についてです。だいたいの年にはSJというスウェーデンの鉄道が走っているのでそれを利用する事になるのですが、鉄道が走ってない町や村などの移動手段はバスになります。
またストックホルムやヨーテボリといった主要都市はトラムも走っていて、比較的観光しやすくなっています。そしてちょっと長距離移動をする場合は飛行機になりますが、航空会社が色々あるので調べてみましょう。
またスウェーデンの交通機関は比較的遅れが少なくスムーズに移動できる事が多いのですが、まれに事故などで遅れた場合は遅延時間も3時間等かなり長時間になってくるので、そういう事も考えて旅行のスケジュールをたてましょう。
スウェーデンのオススメ料理
Smörgåstårta スマルゴストータ
筆者がスウェーデン料理の中で最もおいしいと思うのがこちらのスマルゴストータ、いわゆるサンドイッチケーキです。
この料理は誕生会やパーティなど沢山の人が集まる場所でふるまわれる事が多いのですが、中に小エビが入っていて彩りも綺麗なのでスウェーデンにきたら是非1度食べて頂きたいです。またスマルゴスとはサンドイッチの意味で、スウェーデン人はよく軽食でスマルゴスを食べています。
Semla セムラ
セムラは日本人にも認知度が高いスウェーデンのスイーツの一つです。見た目はシュークリームに似ているのですが、味は全然違うので慣れないとちょっと違和感を感じますが、慣れてしまえば毎年1回は食べる定番のスイーツになります。
パンの中にアーモンドクリームが入っているスイーツなので、アーモンドが苦手な方にはお勧めしませんが、しかしアーモンドは女性にとても優しいナッツですので気になる方は是非トライしてみましょう。
Rotmos ルートムース
ルートムースは見た目がマッシュポテトに似ているのですが、じゃがいもの他にスウェーデンカブというスウェーデン特有の野菜が使われていて、味がかなりクリーミーです。
筆者も最初食べた時にはそのクリーミーさにびっくりしました。マッシュポテト同様シュットブッラの付け合わせなどにも合う料理です。
Köttbullar シュットブッラ
日本では子どものお弁当のメニューでおなじみのミートボールですが、実はスウェーデン発祥って知っていましたか?
ちなみに日本でのミートボールは甘辛いタレがかかっていますが、こちらのミートボールの味付けはバターと塩こしょうなので結構こってり系でお腹にたまります。
Kanelbulle カニエルブッレ
カニエルはシナモンの事で、カニエルブッレはシナモンロールの事になります。お隣の国フィンランドでもよく食べられているシナモンロールはとても簡単に作れるので家で作る人も多いメニューの一つです。
ちなみに筆者は個人的にIKEAで売られているカニエルブッレが市販で一番おいしいと思うので、スウェーデンに来られた際にはぜひ試してみてください。
まとめ
如何でしたでしょうか?日本からスウェーデンにくるのはイタリアやフランスなどより多少飛行時間が短い事も多いので、あまり休みが取れない人にはもってこいの旅行先だと思います。
1回の旅行で色々まわるのも楽しいとは思いますが、癒されたければ一つの土地をじっくりまわってみるのも良いと思いますよ!皆さんのスウェーデン旅行が楽しくて癒される旅となりますように。