人間の性格というのは、大きく2パターンに分けることができます。楽観的でポジティブな性格と、悲観的でネガティブな性格。楽観的な人は、考えていることをすぐに行動で示せたり、失敗をしたときも立ち直りが早いように見えますね。
いつも悲観的になりがちな人にとっては、そんな楽観的な性格は憧れだったりします。そこで今回は、悲観的な人が楽観的な人間に変わる方法についてご紹介いたします。この記事を読めば、きっとあなたも楽観的人間に近づけるはずです!
さっと読める目次
過去思考から未来志向へ
悲観的な人は、過去の失敗にとらわれたり、いつまでもそのことを考えて後悔してしまう傾向にあります。ただし、過去の出来事にどれだけ思考を巡らせていても、終わってしまったことを書き換えることはできません。
反省をした後は、すぐに未来へと思考をシフトしてください。未来に起こる出来事は、これからどうにでも変えることができます。
常に未来志向でいることで、自然と将来のビジョンや目標が見えてきて、それを達成するためにはどうすれば良いか?と前向きな考えが持てるようになります。
未来志向の人は目標を持っている
多くの楽観主義者は、未来志向に基づいて多くの目標を持っています。何事にも明確な目標を設定して打ち込むことによって、成果も変わってきますし、またさらにそれが自信へと変わりどんどんポジティブ思考になっていきます。
一見能天気なように見える人も、実は大きな野望を内なる心に秘めていたりするんですよね。そのために、勤勉意欲も高く、常に新しいアイディアや情報を得ようとしています。
過去思考の人が明日からいきなり未来志向にチェンジ!という訳にはいかないかもしれませんが、日々のトレーニングによって最終的に意識せずとも楽観的に物事を考えられるようになります。
競争社会でも人と競わない
楽観的な人ほど他人と競おうとしません。自分とは別の人間と争っても意味がないということを知っているからです。周囲との相対評価をしないので、自分が他人に劣っているという事実を突きつけられた場合でも、落ち込むことはありません。
人間なので多少はへこむことはあるでしょう。ただそれはほんの一時的なもので、一旦反省したら、すぐに未来志向へと切り替えます。
人と比べないということで、常に一定のメンタルを維持し、淡々とマイペースに仕事をこなすことができます。そして、淡々と目標を達成していきます。
どんなときも自分がやっていることに集中
競争社会に身を置いている私たちは、外的要因から自分のペースを乱されがちですが、楽観的な人はそもそも周囲のことは気にしていません。なので劣等感という感情がほとんどなく、安定して成長していきます。
周囲の人の動向が気になるのはわかりますが、そのままでは何も変わることができません。常に今現在自分が行っていることだけに集中し神経を研ぎ澄ませてください。こちらも日々のトレーニングが大切です。
現在に集中する
楽観的な人の大きな特徴として、「現在にだけ集中している」ということが挙げられます。まだ起きていいないことに対して、「失敗したらどうしよう」と悩んでしまう人は少なくないです。
この場合楽観的な人は、「先のことなんて今考えてもわからないしどうなってもいいや」と割り切ってしまいます。
「それができれば苦労をしていない」と言われてしまいそうですが、やはりこちらも日々意識的にトレーニングすることが必要です。その上で、理論的に「今だけに集中した方が良い理由」を頭で理解しておくことが大切です。
なぜ現在に集中すべき?
未来のことにあれこれ考えを巡らせていると、エネルギーを消費します。実際に何かが起こった時に使えるエネルギーを温存しておくというイメージを持ってください。
ストレスや不安、嫌なことはあって然るべきです。これらをすべて取っ払うことは誰にもできません。だとすれば、今はそういったことは考えず、起きたときに対処法を考える方が無駄な労力を使わずに済みますね。
「いい加減」になる
悲観的な人の特徴として、「しっかりやらないと」と気を張りすぎているということが挙げられます。心配性の人ほどそうなんですよね。当然、常に真摯に物事に取り組む姿勢は素晴らしいです。
ですが、「しっかりやらないと」という気持ちが強すぎると、心を緊張状態にしてしまい、大きなプレッシャーがのしかかることになります。常にこういった状態にあるとしたら、自分はおろか周りの人に対しても良い影響を与えられないでしょう。
多少の緊張感は、ないよりある方が良いですが、度が過ぎればマイナスになるということは忘れないでください。そんなときは、自分の脳に「いい加減に、いい加減に」と言い聞かせてあげてください。
悪い意味でのいい加減ではなく、「最適な加減」という意味です。
目標を持つことが大事な理由
楽観主義の人は、未来の目標へ向かって突き進む目的志向と、今現在のことがワンセットになっています。将来「なりたい自分」になることを想定しながら、今現在すべきことを取捨選択して行動しています。
準備をしっかりしていることで、突如訪れる困難やトラブルにも打ち勝てるであろうという自信が備わっています。この自信があることが、自分自身を信頼することができる最も大きな要因です。
普段から未来に向かって準備をしていることが、揺るぎない自信につながる。結果自分で自分を一番信頼しているということになります。皆さんぜひ何かしらの目標を打ち立ててください。そして、その目標を達成するために神経を使ってください。
目標に向かって何かに没頭している人は、常に自信に満ち溢れていて精神状態も安定しています。
目標を持っても張りつめすぎないように
何度も、目標を持つことの重要性についてお話してきましたが、目標達成を目指して過度にストイックになることはよろしくありません。目標達成に向けて努力することは必要だし、情熱を持って打ち込むことが大切ですが、「達成することが全てではない」ことも頭に入れておいてください。
どういうことかというと、目標を追いかけながらがんばっている今が一番大事ということです。そのおまけとして、目標達成というゴールがあるだけであって、一番重要なのはそこに行くまでのプロセスです。
目標達成できなかった場合は?
目標に向かって突き進んでいる時間は、非常に充実していて精神も安定しています。では、仮に目標達成できなかった場合、失敗してしまった場合はこれらの過程は水の泡となるのでしょうか?
もちろんそんなことはありません。きっとあらゆる面で成長を遂げているはずですよね。大事なのは結果ではなくプロセスであるということを念頭に入れておきましょう。「最悪、期待していた結果が得られなくても良い」といったぐらいの軽い気持ちが絶妙なバランスを生みます。
期待を全くしないと思考が悲観的になってしまうのでよくありませんが、過度の期待をしすぎずがんばってください。
まとめ
いかがでしょうか。以上が楽観的な思考になる方法です。これらの考え方は、日々のトレーニングから身に付いてくるものなので、はじめのうちは意識的に未来志向にしてみたり、「いい加減」になったり、現在のことにフォーカスしてみてください。
日々意識して生活していくことで、やがて無意識にこういった考え方ができるようになり、楽観的思考で物事を考えられるようになります。悲観的思考で悩んでいるという方はぜひ実践してみてください!