ポケットWiFiをお持ちの方は、どういった使い方をしようと購入したでしょうか。きっといろいろな使い方やエピソードがたくさんあるかと思います。また、ポケットWiFiを購入して、一人でだったり、会社でだったりと、複数台の端末に接続する機会があるという方は、快適に使えていますか。そこで今回は、ポケットWiFiを同時接続して使う際の快適さや、注意すべきことなどについてご紹介します。
さっと読める目次
そもそも、同時接続とは？
同時接続とは、一つのポケットWiFiに対して、複数のスマホやパソコン、タブレットなどのネット環境を使用する機器に接続するという使い方です。ポケットWiFiに限らず、WiFiなどのネットに接続する電波を発信する機器であれば、ほとんどの機器が同時接続が可能です。その機器によりますが、１度に接続できる機器の数は決まっています。
５台までの場合が多いですが、もっと多かったり少なかったりと、多少のばらつきがあります。購入の際に、購入しようとしているポケットWiFiが何台まで接続できるのか、しっかりと忘れずに確認しておきましょう。意外にも忘れがちなことですが、重要事項です。「何台も接続するつもりはない」という方も、今後接続する機器が増えたときの対応のためにも、確認しておくのが後悔しないための対策と言えます。
同時接続でも、ネットは快適に使える？
１台の端末を接続し、ネット使っているときと、同時接続しているときで、ネット環境の快適さに違いがあるかという疑問を持たれる方が多いですが、ざっくりいうと「少しある」です。
というのも、ポケットWiFiが通信制限にかかっていなければ、もともと快適に使えますが、接続する機器の数が増えれば増えるほど、少しずつ通信速度が遅くなりやすくなります。
算数で例えてみれば、１台で接続しているときの通信速度が「10」だとして、そこから５台同時に接続したとします。すると10÷5=2で、１台あたりの通信速度が「2」になるという感じです。
これは例えなので、きっちり「元の通信速度÷接続台数=１台当たりの通信速度」となるわけではなく、「ちょっと遅くなったかな」と感じる程度です。多くの場合は、ネットの使用で、通信速度が遅くなって困ってしまうほどになることはありませんので、人それぞれの感じ方は違いますが、多くの方が「快適だ」と感じられるでしょう。ただし、通信会社や使用している場所によっても違います。
同時接続をすると、ここが困る！
せっかく同時接続をして、周囲の人たちも快適にネットを使えていても、実はある「困ったこと」があります。それは「電池の消耗が速い」ということです。１台の接続と違って、同時接続となると、同時にネット環境を複数台に提供しているので、１台でそのすべてをこなすポケットWiFiには大きな負担が生じます。
室内であればコンセントがあるので、そこに常につなげていれば、災害や停電などで電力が届かなくならない限りは電池切れの心配はないですが、お出かけ先や出張先などで同時接続をすると、電力の供給ができないことが多く、ネットを使える時間が限られてしまいます。なので、必要最低限の接続台数に抑える、お出かけや出張前にはしっかりと充電を済まし、フル充電にしておくなどの対策が重要です。
特に難しいことではないはずなので、日常的に実践してクセをつけておきましょう。そうすれば、バッテリーのより長時間の使用が可能になります。
同時接続するときはここに注意しよう！
持ち運びが簡単で、しかも複数の機器でネットが使えるという、誰でも惹かれるメリットを持つポケットWiFiですが、同時接続をするときには、こんなことに注意しましょう。それは、「パスワードの設定など、暗号化による安全対策を怠らない」ことです。
特に会社などでの同時接続に多いことなのですが、会社内のほかの人々が接続しやすくするために、パスワードを設定しないでおいたり、「1234」や「0000」などの非常に想像しやすいパスワードの設定などにより、無関係の人に勝手に自分のWiFiを利用されてしまうケースがあります。
使い放題の契約ならいいですが、速度制限付きの契約であればとても堪ったものではありません。外部からはバレにくいものではなく、しっかりと複雑さのあるパスワードを設定しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。同時接続は、ご紹介したようにメリットは十分にありますが、起きてしまっては困るデメリットも無いわけではありません。もしこれから同時接続を利用したネット環境の導入を検討されている方は、ぜひ今回ご紹介した内容を元に参考にしてい頂けると幸いです。
また、会社などでの同時接続専用のポケットWiFiを購入するのであれば、社内での予算やセキュリティ、使用時間などの内容をしっかりと決めておくのが良いかと思います。