ポケットWiFiには、大まかに2つの種類があります。
ネットの使用により発生する通信量が、一定量に達したら、通信会社が設けた次の月の日にちまで通信速度を低速化にされてしまう「通信制限あり」のものと、1カ月の間にどれだけネットなどのデータ通信を行っても、一切通信制限をかけられず、通信速度が低速化にならない「通信制限なし」つまり「使い放題」のものがあります。
若い世代は、長時間ネットを使用する傾向にあるので、ポケットWiFiをお持ちの方の多くが「使い放題」のプランにされているかと思います。
そこで今回は、「使い放題」のポケットWiFiを使うにあたって、使い放題だからこそ心配になる、ネットの依存状態についてご紹介します。
さっと読める目次
通信料でわかるネット依存症チェック
速度制限のあるポケットWiFiなら、1カ月のデータ通信量が3GBのものや7GB、10GBなど、複数あります。
これらの決めた通信料量を超えてしまえば、たちまち使い物にならないと言っても過言ではないほどの通信速度の遅さになってしまいますが、その心配がないことこそが使い放題のポケットWiFiの自慢であり、何より一番の特徴ですよね。
しかし、いくらでも使ってもいいとなると、きっと底なし沼のように長時間ずっと使ってしまう方が多いのではないでしょうか。
そしてそこから「こんなに通信量を使っているけど、もしかして自分ってネット依存症かな?
」と逆に心配になってしまう方もいるかもしれません。
では、月々どれぐらいの通信量だとネット依存症や、それに近い予備軍と言えるのでしょうか。
1日の使用頻度で、色々とケースを挙げてみてみましょう。
想定は、学校や仕事のある平日とします。
1日2~3時間程度の1ヶ月の通信量は?
最初のケースは、LINEやメール、ちょっとした調べ物をする方であれば、だいたい1日の使用時間は2~3時間ほどかと思います。
そうであれば、およそ1カ月の通信量は20GB~30GBほどかなと思います。
スマートフォンが普及し、ネットの使用頻度が上がってきている近年の一般的な使用量よりも、比較的少なめかと思います。
1日4~6時間程度の1ヶ月の通信量は?
次のケースは、LINEやメール、ネットサーフィンやオンラインゲームを暇があればやっているという方です。
このケースであれば、使用時間は1日4時間から6時間ほどと推定されます。
若い世代の多くは、このケースが一番多く、最も一般的な使用頻度かと思います。
通信量は40GB~80GBといったところでしょうか。
このケースでも、まだ依存状態とは言いがたいでしょう。
1日6~10時間程度の1ヶ月の通信量は?
さらに次のケースは、LINEやメールのやり取りは、普通の会話に近いようなスピードで、ネットサーフィンやオンラインゲームも、無意識に始めてしまうというケースです。
このケースだと、使用時間はおよそ6~10時間はあるのではないかと思います。
最近はこれぐらい頻繁という表現を超えて使用している方も珍しくありません。
とはいえ、だからといって安心してはいけません。
おそらくこのケースあたりから、学生は授業中に、社会人は仕事中にというように、プライベートとしてのネットの使用の限度が超えてきていると思います。
ここまでくると、依存症の予備軍、さらには軽度の依存状態と言えます。
通信量もおよそ80GB~120GBという、かなり高い数値になっているはずです。
これに思い当たる方は、1日のタイムスケジュールを作って、少しずつでも着実に守っていくようにし、ネットなどの使用頻度を減らしていくべきです。
1日12時間以上の1ヶ月の通信量は?
最後のケースは、LINEでもメールでも、さらにネットサーフィンでもオンラインゲームでも、全部当てはまらなくても、とにかくネット環境を使ったものがなくては禁断症状のような状態になってしまい、学校や仕事も行くべきなのに休んでしまったり、さらには一切行かなくなる、そして最終的には経済的にも精神的にも影響を受け、引きこもりになってしまったりと、一人では何もできない状態になっているケースです。
ここまでくると、ポケットWiFi云々という問題ではなくなってきていますが、想定ですので考えてみますが、使用時間は12時間以上、1カ月の通信料は150GB以上にもなっていると思います。
言うまでもなくネット依存症の状態です。
こうなっているのであれば、もはや医療機関などに受診して、依存状況を脱するという方法になるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
使い放題のポケットWiFiを持ち始めると、「いくら使っても快適にネットが使い放題なんだ!」と気分が大きくなって、誰しもネットの使用頻度が少なからず上がってしまっているかと思います。
確かにいくら使っても良いのはうれしいですが、先ほどケースをいくつか挙げて、それぞれの依存度をご紹介しましたが、今後「使いすぎ無いように気を付けよう」という気持ちがなければ、誰しもが最後に挙げた完全なネット依存症状態になる可能性があります。
なにごともほどほどに、中庸が大切とよく言われますが、ポケットWiFiもそうです。
楽しく正しく使うためには、自己管理が大切です。