スキンケアやヘアケアなど、様々な用途に使われるオイルが、ホホバオイルです。ホホバオイルとはどのようなもので、どのような効果があるのかご説明します。
さっと読める目次
ホホバオイルとは
ホホバと呼ばれる、砂漠地帯などに生息する植物からとられた天然オイルがホホバオイルです。スキンケアやヘアケア以外にも、食用としても使われていたこともあり、ホホバは命の植物とも呼ばれていました。
ホホバオイルの効果とは
では、ホホバオイルにはどのような効果があるのでしょうか。
保湿
砂漠地帯で生き抜けることからもわかるように、ホホバは水分を保つ力が非常に強いです。ホホバオイルにもその特徴は表れており、高い保湿力を持っています。
スキンケアなどの大敵となるのが乾燥なので、保湿は非常に重要です。スキンケアだけでなく、リップケアやボディケアなどにもホホバオイルが使われることがあるのは、この保湿力のためです。
汚れを落とすのにも有効
肌トラブルを引き起こすのが、汚れです。角質やほこり、メイクなど、肌には様々な汚れが付いてしまいます。ホホバオイルはこれらの汚れを落とすのに役立つのです。
さらに、不必要な油分が肌に残っていると、毛穴に詰まってしまい、肌トラブルを引き起こすのですが、ホホバオイルの主成分であるワックスエステルは皮脂とよく似ているので、肌トラブルを引き起こしにくいという特徴もあります。
アンチエイジングにもお勧め
いつまでも若々しい姿でいたい、という人は少なくないと思います。そこでお勧めなのが、ホホバオイルなのです。
肌などの老化を引き起こす物質は活性酸素と呼ばれる物質で、この活性酸素はストレスや喫煙などを原因に体内に発生してしまうのです。発生させないことは難しいので、しっかり除去してやることが大切なので、活性酸素を取り除くことができる成分を、抗酸化成分と呼びます。
抗酸化成分でも特に有名なのが、ビタミンEです。このビタミンEは、ホホバオイルにも含まれています。そのため、ホホバオイルを利用すれば活性酸素の除去ができ、アンチエイジング効果が期待できます。
ホホバオイルの使い方を紹介
ホホバオイルにどのような効果があるのかわかっていただいたところで、どのような使い方があるのかをご紹介したいと思います。
スキンケア
高い保湿力を生かして、スキンケアで使うのがお勧めです。特に、入浴後、化粧水を塗った後に利用すれば、肌に与えた水分を閉じ込めることができます。
乳液やクリームを利用しているのであれば、ホホバオイルと混ぜて利用するのもお勧めです。
クレンジング
角質を柔らかくするなどの効果があるので、クレンジングにホホバオイルを使うのも非常にお勧めです。クレンジングでしっかり肌の汚れを落としておかなければ、いくらスキンケアをしても、たいして効果は得られないので、クレンジングは非常に重要です。
ホホバオイルはオイルなので、メイクなどの頑固な汚れもしっかり落とすことができ、後に使う化粧品が効果をしっかり発揮できるようにしてくれます。ただし、目元やリップなどに恋メイクをしている場合は、ホホバオイルでは落とすことが難しいので、リムーバーであらかじめ落としておかなければなりません。
ヘアケア
ヘアケアでは、汚れを落とすのにも、トリートメントをするのにも、ホホバオイルはお勧めです。
クレンジングにも使えるほど、ホホバオイルは皮脂などを落とす力が強いので、頭皮の汚れなどもしっかり落としてくれます。皮脂が毛穴に詰まってしまうと、抜け毛などにもつながってしまうので、ホホバオイルでしっかり汚れを落とすようにしましょう。
そして、頭皮をしっかり洗った後には、髪の毛の保湿も大切です。髪の毛の保湿をしっかりしていなければ、髪の毛のツヤがなくなってしまい、髪の毛が痛んでしまいます。
ヘアケアにホホバオイルを使う際には、まず頭皮の汚れを落とし、次に髪の毛の保湿を行い、最後にシャンプーで洗い流すのがお勧めです。
ホホバオイルはオーガニックがいいの?
最近では、老いるだけでなく、スーパーフードなど、様々なものが美容や健康に良いと注目を集めています。注目を集めたものは、様々なお店で売りだされ、どれを選べばよいのか分からない状況になってしまうこともしばしばです。
そんなときに、ひとつの判断材料になるのが、オーガニックなのかどうか、という点です。
オーガニックとは
では、そもそもオーガニックとはどういうもののことを言うのでしょうか。実は、オーガニックの基準は国によって違っています。しかし、オーガニックと呼ばれるものに共通していることはもちろんあります。それは、体にも良いもので、環境にも良いものということです。
たとえば、農作物であれば、有機栽培と呼ばれる、化学肥料や化学合成農薬などを使わない栽培方法で作られたものをオーガニックと呼ぶことができます。化学肥料などは人間の体だけでなく、土にも悪い影響を及ぼすので、有機栽培は体にも環境にも良いということができます。
オーガニックについて知っておくべきこと
基本的にはオーガニックは環境や体にいいものですが、それは100%とは限りません。たとえば、農作物については、化学肥料や化学合成農薬などは使ってはいけませんが、JASの認定した農薬は使って良いことになっています。
化粧品については、オーガニック成分が入っていれば、それだけでオーガニックコスメということができるため、オーガニックだからと言って必ず体に良いものと言いきることはできません。
オーガニックを選ぶべきなのか
ホホバオイルについて、オーガニックのものを選ぶべきなのか、というと、もちろんオーガニックのものを選ぶべきです。化学肥料まみれのホホバが利用されているよりは、絶対にオーガニックのものの方が安心して利用できるでしょう。
しかし、オーガニックのものであればどれでも良い、というわけではないことは肝に銘じておきましょう。オーガニックのものの中から、さらに成分を吟味する必要があるのです。
ホホバオイルが配合されている生薬のめぐり湯を紹介
ホホバオイルを使ってみたいけれど、どれを使えばよいのか分からない、オイルをそのまま使うのには不安がある、という人は少なくないと思います。そこでお勧めなのが、生薬のめぐり湯です。
生薬のめぐり湯は薬用入浴剤なので、使い方も簡単で、ホホバオイル以外にもたくさんの成分が利用されているので、様々な効果を期待できます。ここでは生薬のめぐり湯の魅力をご紹介したいと思います。
唐辛子を漬け込んでいる
ホホバオイルをただただ使っているだけではありません。生薬のめぐり湯では、ホホバオイルに唐辛子を漬け込んでいます。そのため、ホホバオイルの高い保湿力だけでなく、体を心から温める唐辛子の効果も期待できるのです。
自然生薬の効果で体を温める
ホホバオイルに漬け込まれた唐辛子以外にも、紅花や生姜、ガイヨウ、ダイウイキョウなど体を温めたり、血液の循環を改善したりするものが多く配合されています。
血液の循環が悪くなっていたり、体が冷えていたりすることで生じる問題には、疲労感の蓄積、熱気が悪くなる、むくみがひどくなる、肩こりが治らない、肌トラブルの悪化などがあります。これらの問題に悩まされているのであれば、生薬のめぐり湯の利用がお勧めです。
温泉成分配合
ホホバオイルにも角質を柔らかくし、肌に付着した汚れを落としやすくする効果がありましたが、それに加えて、温泉成分を配合することで、さらに肌の汚れを落としやすくしてくれます。
なかなか肌トラブルが改善されない、という場合、肌の汚れが落ちずにたまっていることも考えられるので、生薬のめぐり湯を利用することをお勧めします。
まとめ
ホホバオイルは、オイルそのままでも使えますし、ホホバオイルが配合された化粧品を利用することによっても効果を得ることができます。
ただし、オイルそのままを利用する場合、ホホバオイルの保管には気をつけましょう。酸化に強いホホバオイルですが、使い始めて1年もたつと、酸化してしまいます。できるだけ早く使いきるように気をつけましょう。また、温度が高かったり直射日光が当たったりする場所での保存は避けなければなりません。