キャンプが好きな人にとってはおなじみのエアーマットレス。テントの中なのに家のベッドで寝ているのかというくらいの快適さです。実はエアーマットレスはキャンプのときだけではなく、自宅でのベッドとしても十分に使えるのです。エアーマットレスを使うメリット・デメリットや、使うときの注意点などをチェックして、購入する際に見るポイントを抑えましょう。
さっと読める目次
エアーマットレスとは?
エアーマットレスとはその名が示すように、空気を入れてふくらませるマットレスです。海やプールで浮かべて遊ぶエアーマットをもっと頑丈にしたものです。エアーマットレスの用途や、どのような場面で使えるのかを見ていきましょう。
エアーマットレスの用途は?
エアーマットレスの主な用途は、キャンプでの使用です。テント内で寝袋で寝る際、床に寝袋を直置きにすると地面の凹凸や硬さなどが直接体にあたります。そのため、それを防ぐために空気でふくらませるマットレスを敷いて快適に睡眠を取れるようにするのです。空気を抜けば持ち運びが出来るコンパクトさと軽量さがアウトドア向きです。
家でも使えるの?
エアーマットレスはキャンプのときに使える便利な寝具ですが、家で使うこともできます。特に引っ越しが多い人や、部屋をなるべく広く使いたいという人には非常に便利です。一人暮らしを始めたばかりで出費がかさんでしまう、という人にとっても、数千円で購入することが出来るエアーマットレスは簡易ベッドとしては十分な使い心地だといえます。また来客用に家に常備しておくというのも良いですね。
エアーマットレスのサイズは
エアーマットレスはシングルやダブルと言った基本的なサイズの他、クイーンサイズのものもあるため、二人で寝てもかなり広々と眠れます。自分の好みのサイズを選ぶことが出来るというのもエアーマットレスのメリットの一つです。
エアーマットレスの種類は
エアーマットレスにはさまざまな種類があります。家で使う場合とキャンプ等のアウトドアで使う場合で選び分ける必要があります。
エアーポンプ無し
マットレス自体にはエアーポンプがついておらず、別に用意したポンプで空気を入れるタイプです。エアーマットレスとしては最も一般的なタイプになります。ポンプには自転車の空気入れのように手で押すタイプのもの、足で踏んで空気を入れるタイプのもの、電動式のものがあります。マットレスにポンプがついていないため、軽量で小さくたたんで持ち運ぶことが出来るというのが最大のメリットですが、空気を入れる手間がかかるというデメリットもあります。
エアーポンプ付き
エアーマットレスの中には、ポンプが内臓されているものもあります。これは主に屋内で使うもので、コンセントをつないでスイッチを入れると自動的に空気が送り込まれてふくらみます。最適なレベルまで空気圧がすぐにあがるので非常に便利です。電源を自動車のシガーソケットにつなぐことが出来るタイプもあるため、車中泊にも向いています。
セルフインフレート方式
セルフインフレート方式は、マットレスについたバルブを開けると自動的にふくらむタイプのマットレスです。ただし非常に薄いため、キャンプ時の寝袋の下に敷くクッション程度の厚みだと考えてください。屋内でベッド代わりに使うことはおすすめできません。ただしキャンプの際にポンプも使わずにふくらんでくれる上にコンパクトにたためるため、持ち運びがしやすいというのが大きなメリットです。
エアーマットレスのメリット・デメリット
エアーマットレスにはどのようなメリットがあり、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
長短をしっかり比較してから購入すると失敗が少なく済みますね。
エアーマットレスのメリット
エアーマットレスのメリットを挙げていきましょう。
軽い
中身が空気ですから、非常に軽いです。そのため、模様替えをしたいときや掃除をしたいときなどに気軽に動かすことが出来ます。
持ち運ぶことが出来る
空気を抜いてしまえば簡単に持ち運ぶことができます。どこに行っても自宅と同じマットレスで眠ることが出来るというのは良いですね。キャンプだけでなく車中泊や会社での泊りがけの仕事や当直などにも活用できます。
部屋が狭い場合でもベッドが使える
ベッドを置いたら部屋が狭くなってしまう、と考えている人でもエアマットレスなら問題ありません。寝るときはふくらませ、起きたら空気を抜いてたたんでおけば限られた部屋のスペースも十分に活用することができます。万年床になるのを防ぐことができるため、衛生的でもあります。
臨時用のベッドになる
来客時にベッドが無い、という場合や、家族で共同の寝室にしている場合に風邪やインフルエンザにかかっても隔離できない、という場合など、臨時のベッドが欲しくなることがありますね。エアーマットレスなら使っていない時には邪魔にならずにしまっておけますし、必要があるときだけ臨時用のベッドとして大活躍してくれます。
好みの固さにできる
空気の入れ具合で固めにも柔らかめにもできるというのがエアーマットレスの特徴です。硬めが好きな人も柔らかめが好きな人も、自分の好みに合わせて調節しましょう。
安価である
多くのエアーマットレスが数千円で購入できるというのは大きなメリットです。ベッドを購入すると数万円かかってしまうところですが、ベッドを購入する前に臨時で使用するという場合には安い物を購入しても十分に活用することができます。
エアーマットレスのデメリット
非常に便利そうに見えるエアーマットレスにもデメリットがあります。購入する際にはデメリットもしっかり認識しておく必要があります。
軽い
軽いため動きやすい、というデメリットもあります。ただし少しも動かないようにしておく必要性というのはそれほどないかもしれないので、「動いてしまう」というのはそれほどのデメリットにもならない場合が多いです。
寝返りを打つと鳴る
寝返りを打ったり動いたりするとキュッキュッと音がします。この音をうるさいと感じる人もいるかもしれません。
破損のおそれがある
子どもが上で飛び跳ねたり、あるいはベッドの上を歩いたりといったことで1点に過度な体重がかかり過ぎてしまうと、パンクしてしまう可能性があります。エアーマットレスは穴があいてしまうと直らないということがありますので注意が必要です。破損箇所が分かる場合には補修用のシールなどを貼ることで応急処置ができますが、シールを貼りにくい箇所であったり破損箇所が見当たらないという場合には買い替えを余儀なくされることもあります。
空気の補充が必要
連続使用していると、少しずつ空気が抜けていってしまいます。そのため、適宜空気を入れる必要があります。これが面倒だと感じる人もいるかもしれません。また、空気を入れすぎることでパンクすることもありますので、加減には気をつけましょう。
片付けるのが面倒になる
エアーマットレスは空気を入れるときに非常に時間がかかります。そのため、空気を抜いてしまったり、また出して空気を入れたりというのが面倒だということがいえます。
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エアーマットレスを使う際のポイント
エアーマットレスを使用する際に注意したい点を見ておきましょう。正しい使い方であれば快適に使うことができますよ。
床に直置きはしない
エアーマットレスは床に直置きすることは避けた方が良いでしょう。特に冬場は床からの冷気でマットレス内部の空気が冷やされるため、非常に寒く感じられます。断熱材のような敷物を敷いておくとよいでしょう。ホームセンターなどでアルミの貼ってある断熱シートなどを安価に購入することができます。
ベッドパッドを使おう
冬場は非常に冷えるため、ベッドパッドを使用すると良いでしょう。特に断熱素材のベッドパッドを使うと快適に眠ることができるでしょう。夏場も汗を吸い取ってくれるような素材のベッドパッドを使うとよいでしょう。
エアーマットレスは家でのベッドとして十分活用可能!
エアーマットレスは軽く動かしやすく、片付けることもできる上に寝心地も良いため家のベッドとしても十分に活用可能です。メインベッドとしてはもちろん、予備用ベッドやキャンプなどへの持ち運びなど、うまく使えば非常に広い用途で使うことができます。さまざまなエアーマットレスが販売されているので、自分の予算や用途に合わせて選んでみてはいかがでしょうか?