ボールペンはプライベートでもビジネスでも大活躍ですね。
ビジネスで使うとなると、見た目や価格、機能性にもこだわりたいところ。
持っているだけで見る目が変わるかもしれないボールペンをご紹介します!ボールペンのメリットやデメリットも見ていきましょう!
さっと読める目次
ビジネスにはワンランク上のボールペンがカッコいい!
ビジネスではボールペンを使うことが圧倒的に多いと思います。
会議でのメモや契約書へのサイン、電話メモなど、さまざまなシーンでボールペンが活躍します。
取引先との商談などの際、100均のボールペンなどでは格好がつかないですよね。
やはりそれなりの価格帯のボールペンを使うことで、相手から一目置かれるということもあるようですよ。
持ち物は持ち主を表すと言いますが、仕事で使う筆記用具のこだわりで、どのような人なのかというのが見られていることもよくああります。
ボールペンの種類
ボールペンは英語では「ball point pen」。
英語ではボールペンとは呼ばずに、ボールポイントあるいはボールポイントペンと呼ばれています。
1943年にイギリスで開発されたのが始まりです。
ペン先に小さな球体が内蔵されており、ペン先が紙の上を進むときにこのボールが回転し、インクを出すという仕組みです。
万年筆はペン先が紙に触れれば書けますが、ボールペンはある程度ペンを紙に押し付ける必要があります。
そのため、複写紙などを使用する際にも便利であると言えます。
油性・水性・ゲルインク
ボールペンにはインクの種類によって油性、水性、ゲルインクがあります。
油性ボールペンが最も一般的なもので、多くのメーカーで生産されています。
水性に比べてインクの粘度が高く、もっちりとした印象があります。
最近では三菱鉛筆の「ジェットストリーム」などに代表される「低粘度油性インク」が登場しているため、書き心地も良くなっています。
水性ボールペンは日本ではあまり普及していないタイプのボールペンです。
さらりとしたインクを使用しているため、書き心地も滑らかです。
ただし紙によってはにじんでしまったり、裏抜けしてしまうという場合もあります。
「ローラーボール」と呼ばれるボールペンは水性ボールペンの一種です。
中には万年筆のインクを使用できるタイプのローラーボールもあります。
最近では水性ゲルインクボールペンも人気です。
水性ボールペンの書き心地と油性ボールペンの粘度の高さを兼ね備えたインクで、発色もよいのが特徴です。
さまざまな色のバリエーションを持った水性ゲルインクボールペンが市販されていますが、高級筆記具の替芯としてもゲルインクの人気が高まっています。
ノック式と繰り出し式
ボールペンは出してすぐ使えるというところがメリットの一つ。
そのため、キャップ付きのボールペンというのはそれほど多くありません。
ペン先が露出したままではドライアップしてしまうため、ペン先がペン軸の内部に収納できるペンがほとんどです。
ペン軸内部に収納したペン先をペン尻にあるボタンをノックして出すノック式と、ペン軸をひねって出す繰り出し式(回転式)があります。
ノック式の方が手軽で人気が高いですが、繰り出し式の軸をひねるというアクションが好きだという声も根強いようです。
交換インクの互換性
100均などのボールペンの多くは使い捨てです。
低価格帯のボールペンの中には黒、青、赤などの色についてはインクの替芯が売られていることも多いです。
低価格帯の場合、ボールペンに合わせた替芯しか使えないというものがほとんどですね。
高級筆記具と呼ばれる価格帯(数千円以上)になると、他社メーカーのインクとの互換性があるものがあります。
代表的なものは「4C」と呼ばれる種類のインクと、「パーカータイプ」と呼ばれるインクです。
4C規格の交換インク
4Cは主に多色ペンに使われている規格。
国内外の様々なメーカーが出しているので、自分の好きな軸に、自分の好きな発色や書き心地の替芯を入れることが出来ると言うのは大きなメリットですね。
国産ボールペンとして大人気の「ジェットストリーム・プライム」の芯が4C芯のため、海外の高級ボールペンにジェットストリームの芯を入れるという人も多いようです。
パーカータイプの交換インク
パーカータイプはその名の通り、筆記具メーカー「PARKER」のボールペンで使われている規格。
海外の筆記具メーカーの多くがパーカータイプの替芯を販売しています。
PARKERのペン軸にモンブランのインクを使うなど、組み合わせが自由自在なところがメリットです。
ペン先の太さの規格
ボールペンはペン先のボールの直径により、0.5mm、0.7mm、1.0mmが代表的です。
0.5mmが最もよくつ買われているタイプの字幅ですが、太字が好きだという人も多いようですね。
最近では細字へのニーズが高まっているため、0.28mmや0.38mmと言った字幅のものも発売されています。
ボールペンのメリット・デメリット
かつては筆記用具のメインは万年筆でした。
しかし安定して筆記が出来、良質なインクが生み出されるようになると、1970年代以降は筆記具の中心的存在としてボールペンが使われるようになりました。
万年筆と比較したボールペンのメリット・デメリットを見ていきましょう。
ボールペンのメリット
最大のメリットは、油性ボールペンはにじみにくいという点です。
万年筆や水性ボールペンなどで使われるインクは粘度が低く、にじんでしまうことがあります。
また、ボールペンはペン先が固いため筆圧を書けやすいという特徴があるため、複写紙での筆記に向いています。
万年筆は筆圧をかけずに筆記するタイプの筆記具ですから、複写紙では使用できません。
ボールペンのデメリット
デメリットは、万年筆よりも筆圧をかけなくてはいけないという点です。
万年筆はペン自体の重さだけで書くことが出来ますが、ボールペンはある程度筆圧をかけなければペン先のボールが回転しないため、筆記が出来ないのです。
そのため、万年筆よりも疲れやすいというのがデメリットです。
ボールペンの筆記角度
また、ボールペンは筆記角度が高いのも特徴です。
70度から90度ぐらいの角度で立たせて書くことが必要になります。
万年筆は40?50度という筆記角度ですから、ずいぶん違いますね。
普段から筆記用具と立たせて書いている人はボールペンの使用に適しているといえるでしょう。
ビジネスで輝けるおすすめボールペン5選
それでは、ビジネスシーンで輝くこと間違い無しの、おすすめボールペンを5つご紹介します。
性別や年齢を問わず使えるすぐれものばかりです。
ジェットストリーム・プライム(UNI)
国産ボールペンの代表格、ジェットストリーム。
毎年行われる「お気に入りボールペン総選挙」では5連覇を達成している人気のペンです。
この人気のジェットストリームの高級ライン「ジェットストリーム・プライム」はビジネスで持っていても一目置かれるペンだと言えるでしょう。
2013年後半の発売開始以来、多くのビジネスマンに愛されているペンです。
「お気に入りボールペン総選挙」では通常ラインのジェットストリームと合わせて2年連続で1位2位を独占しています。
使用している替芯は4C規格。
ジェットストリーム・プライムの軸に他社製の替芯を使用することも出来ますし、逆に他社の軸にジェットストリーム・プライムの替芯を使用することも出来るというのはうれしいですね。
替芯の人気も高いというのもこのペンの特徴です。
エクリドール(Caran d’Ache)
スイスの高級筆記具メーカー「カランダッシュ」の代表作。
カランダッシュとはロシア語で「鉛筆」を意味するのですが、六角形の軸の形はまさに鉛筆のよう。
非常に持ちやすく、カランダッシュの「ゴリアット芯」と呼ばれる粘度の高いインクの書き心地は「ぬらっと書ける」と非常に評価が高いです。
シルバーのボディに美しい模様が施されているさまは、男女問わずほれぼれと眺めてしまいたくなる美しさ。
エクリドールは高級ラインですが、同社の「849」というラインはデザインやカラーリングのバリエーションが非常に豊かで、かつ価格もお手頃なので、こちらもおすすめですよ。
メトロポリタン(WATERMAN)
フランスの筆記具メーカー・ウォーターマンを代表する一本。
通常ラインの「メトロポリタン・エッセンシャル」はボディーのカラーリングバリエーションも豊かで、自分の好みの1本を探せそうです。
また、美しい素材やカラーリングの限定品も発売されることがあるので、メーカーのサイトを欠かさずにチェックしたいところです。
クリップの真ん中に穴が開いているようなデザインなので、胸ポケットに挿してたときに上着の素材がちらりと見えるのもポイントですね。
LAMY2000(LAMY)
ドイツの高級筆記具メーカー・ラミーのボールペン。
単色だけでなく、赤・青・黒・緑の4色を1本で使える多色ペンもあるというのはうれしいところです。
インダストリアル・デザイナーのゲルト・ハルト・ミュラーがデザインしたボディは今から50年ほど前にデザインされたとは思えないほどの洗練さ。
派手な一本ではありませんが、質実剛健かつスタイリッシュな印象を与えてくれるでしょう。
男女問わず使える一品です。
スターウォーカー(Montblanc)
高級筆記具メーカーと言えば、モンブランがその最高峰と言えるかもしれません。
モンブランの代表作「マイスターシュテュック」のどっしり重厚かつシンプルなデザインももちろん素晴らしいのですが、デザイン性の高さでは「スターウォーカー」をおすすめします。
モンブランの代名詞でもある、天冠に輝く「ホワイトスター」の部分にクリアパーツを使っているため、重々しくなりすぎず、趣味の良さをうかがい知ることができる一本です。
長く使えるお気に入りの一本を選びましょう
仕事のできる人は良い道具を長く使う人が多いようです。
高級筆記具はなかなか手を伸ばしにくいかもしれませんが、実際手にしてみたときの満足度や使い心地は安価なボールペンでは味わうことが出来ません。
長く使えるお気に入りの一本を選び、ビジネスの場で「出来る自分」を演出してみませんか?