近年はネットの世界が広く浸透し、日常生活とは切っても切れないほどの関係になりました。確かに、今いきなりネットの世界が一切なくなれば、少なくとも筆者は生きていけないと思うほど困ります。あなたはどうでしょうか。
しかし、ネットの世界と切っても切れない関係にあるのは、大人だけではないのです。スマートフォンをはじめとした携帯電話などの端末やタブレット、パソコンなど、それらの機器を手にし始める年齢は、少しずつ下がりつつあります。
ところで、今この記事をご覧のあなたは、お子さんがいらっしゃいますでしょうか?いらっしゃるのであれば、お子さんはネットにはまっていて、ポケットWiFiなどの通信手段を買い与えようとお考えでしょうか。
いろいろなご家庭があるかと思いますが、今回はお子さんにポケットWiFiを買い与えるとしたら、何に気をつければいいか、さらには購入後はどのようにして悪影響のあるサイトから守るべきかなど、安全にお子さんにネットを楽しませるためのノウハウをご紹介します。
親も子も、設定などの操作のしやすいものを選ぶ
ポケットWiFiの多くが、画面がついた端末になっています。その画面によって使用した通信量や、各種様々な設定ができるというのは、大抵の方はご存知かと思います。筆者はたびたび、画面つきのポケットWiFiをショップなどで見比べたりしているのですが、どうも画面に表示される設定画面などが見にくいものがあるのです。
全くわからないわけではないのですが、「うーん、なんか分かりにくい」というものがあるのです。よくあるのは、選択するボタンが小さかったり、ボタンの文字が多かったりと、そういった感じです。
その筆者が「分かりにくい」と特徴を挙げたポケットWiFiも、別に購入したからといって損をするわけではありません。できれば、購入者である親御さんにも、使用者であるお子さんにも、すぐに設定画面を見てわかりやすいものを選べんだほうが、親御さんもお子さんの使用スタイルに問題があれば多少の変更ができますし、お子さんも「使いすぎた」「この設定だから使いすぎやすいのかな」などとわかりやすいからです。
フィルタリングは必ずかけるべき
フィルタリングというものをご存知でしょうか。まだ幼い子供を始めとする、判断力がまだ十分ではないネットの使用者を、ネット上で起こる様々な不利益やトラブル、不適切なサイトなどから守るために、使用監督者つまり親御さんが設定できる、「ネット使用制限」のことです。
ネットで起こる様々な不利益やトラブル、不適切なサイトなどというのは、身に覚えのない料金などの金銭の請求をされる「架空請求」やフィッシング詐欺、性的な内容や暴力的な内容を含み、閲覧するには刺激が強いサイト、相手がどんな人間かわからないにもかかわらず知り合うことのできる「出会い系サイト」など様々です。
親御さんが知らない間に、お子さんが思わぬトラブルや犯罪に巻き込まれてしまうことのないように、購入時から設定しておく必要があります。言い方が悪いかもしれませんが、フィルタリングをかけないで放置するというのは、お子さんを守ることを放棄するも同然です。トラブルがあった時、親御さんにも責任は十分生じる可能性はありますので、そのことを忘れてはいけますん。
親子間でのルールを決めておく
勉強とは程遠いような、お子さんが自分から積極的に何時間でも続けてやること…ゲームをプレイしたり漫画を読んだり、といったものですよね。やめるように言っても、最初の一回でぱったりとやめてくれる子はほとんどいないことでしょう。
ポケットWiFiの使用だって同じです。ポケットWiFiを使用するということは、仕事などをのぞけばネットを楽しむということです。ネットも、ゲームや漫画にはまってしまうのと同じく、はまってしまってやめるよう言っても、なかなかやめてくれないものです。
知らない情報や面白い情報なんかがいくらでも出てくるのですから、無理はありません。しかし、それを完全に放っておいてしまってもいいのでしょうか。
放置すれば、かなりの割合の子が日に日にネットの使用時間が増え、さら悪化したとすれば引きこもりがちになるなどして、日常生活に影響が生じてしまう子も出てくることでしょう。どんな親御さんだって、我が子がそんなことになるのは望んでいませんよね。なので、対策として親御さんとお子さんの間で「ルール」を決めるべきなのです。
ルールを破ってしまえば、親御さんが一定期間や時間取り上げ、行き過ぎていたことを反省させるのです。このようにしっかりとしたメリハリをつけるのも、親の責任ではないでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。ポケットWiFiを買い与える、つまりネット環境を与えるというのは、使用者でない親御さんにも責任が重くのしかかるものなのです。それを自覚した上で、逆にあまりリスクに怯え過ぎない程度に、平和的に親子間で管理するのがよいでしょう。