一度眠りにつくと、なかなか起きられないという人もいるのではないでしょうか。
ストレスが多い社会、休日には1日のほとんどを寝て過ごしてしまった…という経験のある方も少なくはないかもしれません。
きちんと睡眠をとらないのはもちろん良くありませんが、実は逆に寝すぎてしまうのも良くないと言われているんです。
今回は、長時間睡眠のリスクや原因について詳しくご紹介していきたいと思います。
さっと読める目次
睡眠の役割
人は、人生の3分の1以上を寝て過ごしていると言われています。
このことからもわかるように、人間をはじめとする生き物は睡眠なくしては生きてはいけません。
特に人間の場合は3代欲求の一つともなっており、誰もが当たり前のように毎日行っていることになります。
睡眠は、体や脳の機能を常に正常に保つために必要不可欠です。
寝不足のときには、体を思うように動かせなかったり、集中力が続かなかったりしますよね。
そのような状態を作り出さないように必要とされるのが睡眠なのです。
また、睡眠がとれていないことで免疫力が低下したりホルモンが乱れたりして、体調を崩してしまうこともあります。
1日の流れが、起床→活動→就寝となっているように、その日1日の記憶を整理し疲れをとるためには質の良い睡眠が求められます。
もしも十分に睡眠がとれていると思っても、起きた時にだるさがあったり頭が働かなかったりするときには、睡眠のとり方がどこか間違っているかもしれません。
睡眠による効果を十分に発揮させるためにも、正しい睡眠について理解しておきましょう。
長時間睡眠のデメリット
長時間睡眠によるデメリットをご紹介します。
だるさが残る
たくさん寝たはずなのに体がだるい、眠気がとれていないという場合は、まさに長時間の睡眠が悪影響を及ぼしています。
基本的に人間の体は1日のサイクルがほとんど決まっているのですが、長時間睡眠をとることによりそのサイクルが乱れ、脳や体が追い付いていくことができなくなります。
ぼーっとしてしまうのは、長すぎる睡眠により脳が覚醒しきれていない証拠です。
やる気が出なくなる
短時間睡眠も長時間睡眠も同じように、起きてからの日中の意欲が低下しやすくなるということが明らかになっています。
やるべきことがあるのになかなか手をつけられなかったり、ネガティブな気分になってしまうのは長時間睡眠が原因となっているかもしれません。
頭痛・腰痛が起きる
頭にある血管は、長時間睡眠をとることで普段よりも拡張してしまいます。
そうすると三叉神経という脳神経を刺激し、付近に炎症を起こし頭痛が起きることがあります。
寝て疲れをとるつもりが、寝すぎて逆に負担を与えてしまうこともあるということです。
また、長時間睡眠をとるということはその間ずっと横になっていますよね。
寝ているときには腰への負担が大きいため、時間が長ければ長いほど痛みは大きくなると言えるでしょう。
寿命が縮む
寝れば寝るほど体に良いということはもちろんなく、7.5時間以上睡眠をとっている人は、6.5~7.5時間睡眠をとっている人に比べると死亡率が20%ほど高くなったというデータがアメリカで発表されています。
睡眠時間は短くても長すぎても体に悪影響を与える、ということですね。
時間を無駄にしてしまう
特に休みの日などに長時間寝てしまうと、1日がほぼ終わってしまっているなんてこともありますよね。
せっかくの休みなのに何もできずに1日が終わってしまうと、時間がもったいないと感じることが多いと思います。
平日でも、睡眠の時間を別の時間に有効活用できる可能性を考えると、長時間睡眠は損に感じてしまうことも少なくはないのではないでしょうか。
ロングスリーパーとは?
ロングスリーパーとは、1日に10時間以上の睡眠を必要とする人のことを指します。
遺伝的要素が強いほかに、浅い眠りしかとれていない、ということも原因として考えられます。
よく勘違いしがちなのですが、休日などに10時間以上寝てしまうことが多い、という程度ではロングスリーパーとは言えません。
このケースの場合は平日に溜まっていた疲れがどっと押し寄せたことによる睡眠時間ということが考えられますが、ロングスリーパーの場合は1日2日の単発ではなく、必ず1日に10時間以上寝ないと日常生活に支障をきたす、というレベルの話なのです。
遺伝的要素が強いと述べましたが、遺伝による本当のロングスリーパーは人口のおよそ5~10%しか存在しないと言われています。
そのため「もしかして自分はロングスリーパー?
」と思ったら、同時に質の良い睡眠がとれていない可能性を危惧してみると良いかもしれません。
寝すぎてしまう原因
ロングスリーパー以外の、寝すぎてしまう原因について詳しくご紹介します。
過眠症
過眠症とは睡眠障害の一種で、言葉通り寝ても寝ても眠たい状態が続く状態のことを指します。
1日に10時間以上の睡眠が3か月以上続いていたり、日常生活に支障をきたす程度の眠気がある場合に過眠症であると診断されます。
ひどい場合には、日中に自覚症状のないまま居眠りをしてしまったり意識がなくなったりすることもあるので、解決するには病院で診断を受ける必要があります。
睡眠が浅い
睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠が繰り返されています。
ノンレム睡眠のときには深く睡眠がとれているはずなのですが、ストレスなどにより脳が覚醒したままのレム睡眠の時間が長くなってしまうことで、深い睡眠がとれなくなります。
睡眠の浅さは、ストレスなどの心的要因だけでなく年齢によっても変化します。
年齢を重ねるにつれて寝始めの3時間にぐっすりと眠ることができにくくなり、その結果睡眠の質が悪く、眠りが浅くなってしまいます。
また、スマホなどの電子機器が広く普及している現在、寝る前についいじってしまうという人も多いと思います。
眠る前にスマホやTVなどの光を見ると、眠りが浅くなるだけでなく寝つきも悪くなってしまいますので注意が必要です。
寝すぎないようにするための対策とは?
長時間睡眠から脱却するために効果的な方法をご紹介します。
体内時計を整える
ほとんどの人は、毎日同じような時間帯に起き、同じような時間帯に眠ると思います。
人間の体もそのようにできており、急にそれらの時間を減らしたり増やしたりすると、サイクルが崩れ眠りが浅くなったりすることが考えられます。
寝すぎないために大切なことは、「規則正しい生活をする」ことです。
朝起きたら太陽の光を浴び、日中は活発に動き、夜は夜更かしをせずに眠る。
この流れをしっかりと体に覚えこませることで深い睡眠をとれるようになり、寝すぎることも少なくなります。
ストレスをためない
日々のストレスは、浅い睡眠しか導きません。
仕事のプレッシャーややるべきことに追われ、寝るときまでそれらを考えていてはなかなか眠りにもつけないと思います。
すんなりと眠りに入り、かつ質の良い深い睡眠をとるためには、精神的にリラックスした状態をつくることが大切です。
質の悪い睡眠は気持ちもネガティブにしてしまいますので、なるべく落ち着いて眠りに入るようにしましょう。
それだけでも寝起きの状態は大きく変わるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
長時間の睡眠は一見体に良いかと思いきや、様々なデメリットが潜んでいます。
主な原因は体質、眠りの浅さ、病気が考えられます。
もとの体質から長時間の睡眠を必要とするロングスリーパーであれば仕方がないともいえますが、眠りが浅いことにより長時間の睡眠が引き起こされている場合はまずは睡眠の質を向上するよう努めてみましょう。
過眠症が考えられる場合には、自分での解決は簡単ではありませんので、医師の診察を受けることをおすすめします。
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