自分は繊細で敏感な面があり、日常生活を送っていても、ふとした瞬間に生き辛さを感じることがある…そんな悩みを抱えてはいませんか?人よりも色々なことに気が付いてしまうが故に、困った経験をしたことがあったり、辛い経験をしたことがある人は実はとても多いです。
感受性が強く、生き辛いと感じているあなたのために、今回は5つの観点からアドバイスをしていきたいと思います。
さっと読める目次
感受性が強いと生き辛い?
感受性が強い人は、自分を取り巻く環境や周囲の変化に刺激を受けやすく、色々なことを敏感に感じ取ってしまう特徴があります。
例えば何かを見て強く感銘や感動を覚えたり、周囲のことによく気がついたり、センスが良かったり。そういった良い面がある一方で、神経質だったり人の感情に左右されやすかったり、周囲の視線が気になったりといったマイナス面も多いです。
そして残念ながら、現代社会においてはこのマイナス面に直結してしまう出来事の方が、圧倒的に多いです。特に社会人になってからは、どうしても避けられないものだと思います。
こういったマイナス面が多いことが、感受性が強い人が生き辛さを感じている原因ともいえます。ではこういった人は、どのように現代社会を生き抜いていけばよいのでしょうか。
①感受性が強すぎる、原因はHSPかも?
自分は感受性が強すぎる、そのせいで生き辛さを感じる…そういったタイプの人は「HSP」である可能性が高いです。何を隠そう筆者自身、このHSPだったりします。
正式名称を「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」といい、感受性がとても強い人、敏感な人といった意があります。この用語自体が1996年にエレイン・N・アーロン博士が考案したものであり、比較的最近できた言葉なので世間での認知度はまだまだ低いです。
全人口の2割程度がもっている性質だと言われており、実は生物としてはそれほど珍しい性質ではありません。しかし逆を言えば8割の人間からは共感が得られにくいため、この性質を持っている人は「生き辛さ」を感じてしまうことになるわけです。
②HSPの自己診断
ここまで読んでもしかして…?と思った方は、自分がHSPか自己診断してみましょう。筆者の体験や経験をもとに、いくつかチェック項目を用意してみました。
1.よく大袈裟だと言われる
2.痛がりである
3.物音や臭いに敏感である
4.フィクションであっても凄惨なものや暴力的な内容は苦手
5.ちょっとしたことで驚いてしまう
6.繊細な味付けの料理を好む
7.他人であっても怒られたりしているところを見るのは苦手
8.神経質だと思う、もしくは他人からそう言われたことがある
9.センスがいいと言われる
10.他人と競い合う場が苦手
11.子供の頃、親などから抑圧されて育った
12.誰かから作業を観られていると本来の実力が発揮できない
13.他人に気を使い過ぎる
14.マイペースに物事を進めていきたい
15.大勢の人といる時間より、一人でいる時間の方が好きだ
16.何かを創作することが好きだ
17.人の気持ちがよくわかる
18.友達はあまり多いタイプではない
19.周囲からは慕われる性質だ
20.他人からの評価が気になる
上記のうち、当てはまる項目が多ければ多いほど、あなたはHSPである可能性が高いです。
③感受性が強い人はストレスに弱い?
感受性が強いからと言って、ストレスに弱いというのはおかしい、言い訳だ…筆者自身がそんなことをいわれたことがあります。しかし感受性が強い人が周囲の人よりも強くストレスを感じてしまうというのは事実であり、それによって気分が落ちてしまったり生き辛さを感じたりすることは、珍しいことではありません。
感受性が強い人というのは、そうでない人と比べて様々なことに感情移入をしやすかったり、周囲の人が気にならないようなことが気になってしまったりする場面が多いからです。
例えば感受性が強い人は、自分とは全く関係のない人が怒られたり、辛い思いをしている場合でも、まるで我が事のように感じてしまう人が多いです。これは普段の生活ではもちろんですが、ドラマや映画などのフィクション世界のことでも同様だったりします。ニュースなどを見ていても、暴力的だったり凄惨な事件が流れるとチャンネルを変えてしまう…という人も多いですね。
このように感受性が強い人は、日頃から非常に多くの感情を受けながら生きています。なのでストレスに弱いというよりは、他の人のストレスも感じてしまうので、ダメージを受けやすいと言った方が正しいでしょうか。ゲームで言えば、常に二回攻撃されダメージを受けているようなイメージです。そう考えると、疲れやすかったり生き辛さを感じやすいことも納得だと思います。
また周囲の環境に影響されやすいため、他の人であれば受け流せるようなことが物凄く気になってしまうという特徴もあります。他人が傍で会話をしていると集中ができなかったり、傍をウロウロされると気が散ったり、普段なら問題なくできることが見られているとできなくなったり。こういったことに心当たりがある人、いませんか?
④感受性が強い人に適した仕事は
上記で述べたような特徴があるため、感受性が強い人は特に社会に出てから苦労する人がとても多いです。忙しい雰囲気になるとうまく実力が発揮できなくなったり、そもそも職場の環境(騒音、電灯などの光加減、パーソナルスペースが確保できないなど)が辛かったり…。
どうしても「型」が存在し、さらに実績を出さなければならない会社は、感受性が強い人にとってはとてもストレスに感じるものです。そのため仕事がどうしても長続きしなかったり、かなり苦しい思いをしながら働いている人も多いです。
感受性が強い人におすすめの仕事で最もオススメなのは、やはり自分のペースで、自分が主体としてやっていける自営業だと思います。ただやはりなかなか、この選択をするのは難しく感じる人も多いでしょう。
一般の企業で働くことを選びたい方は、できるだけ小規模で、なおかつ人の入れ替わりが少ない企業を見極めて就職することが大切だと思います。離職率や職場の雰囲気を重視した選び方ですね。
ノルマがある仕事や競争を求められる会社、人が多い会社だと、どうしても心が疲れてしまいやすくなります。小さい会社でも苦手なタイプがいたら…と考えるかもしれませんが、大きな会社に就職したところでその懸念は解決するわけではありません。きちんと企業に就職したいと考えるのであれば、どこかで妥協は必要になってきます。
具体的な職種としては、人の話を聞きながら色々な提案ができるカウンター業務の接客などがおすすめです。ただ大きな会社になってくるとどうしても「競争」が求められるため、本当にお客さんに親身になって接していけるような職場を探すといいでしょう。
⑤感受性が強い人が上手に生きるには
感受性が強い人が上手に生きるのは、まずは自分のことを知ることが大切だと思います。筆者自身、こんなにも周囲の影響を受けるのはおかしなことではないのか、なぜ自分は仕事でこんなにストレスを受けやすいのかと酷く悩んだことがあります。
しかし自分が感受性が強い人、HSPと知ってからは、それだけでだいぶ楽になりました。なぜならそういう性質の人は他にも存在していて、決しておかしなことではないのだと思うようになったからです。
欲を言えば、もう少しこのことに早く気が付いていれば…という思いはありますが、過ぎたことを考えても仕方ありません。私は感受性は強いですが、あまり過去のことには頓着しない性質なので。でも意外とこういう人、多いのではないでしょうか?
ただ自分の周囲にもしかしてこの人、感受性が強い性質かな?と感じる人がいて、その人が悩んでいるようであれば、是非ここで紹介したような事柄やHSPのことを教えてあげてください。
また生きていくためには、どうしても他人とのかかわりも大切になってきます。周囲の人から影響を受けやすい感受性が強い人は、他人と付き合うのにもストレスを受けないように、上手に付き合っていく必要があります。
普段からやんわり騒がしい環境が苦手(あまり騒がしい場に引っ張り出さないでアピール)なことを話しておく、休みの日は趣味に打ち込んでいる(休日に気が乗らない誘いを受けたときに断る口実)など、逃げ道を作っておくのです。私はこの辺りは嘘も方便だと思っているので、少しくらい話を盛ってもいいと思います。自分のストレスを軽減することが最優先ですから。
まとめ
感受性が強い人に向けて、様々な観点からアドバイスをしてきましたがいかがだったでしょうか。感受性が強いことは決して悪いこと、おかしなことではなく、あくまでひとつの性質であることが伝わったのであれば幸いです。
感受性が強いことを一つの個性と捉え、疲れたときは休み、色々なことをプラスに考えていくようにしましょう。まずは自分のことを知って、認めてあげることが大切だと思います。
感受性が強い人は生き辛く感じることも多いですが、社会で上手に生きていくことも不可能ではありません。人とのほどよい距離感、自分の特徴を知って楽に生きていきましょう。
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