健康

薬膳レシピを家庭料理に活用しよう!医食同源の基本

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薬膳料理というと難しいイメージが強い

みなさんは薬膳料理と言うとどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。苦いものや臭いがきついものなどでしょうか。身体には良いものの反面で、あまりおいしいとは言えないというイメージも浮かぶかと思います。

 

生薬など漢字が難しいことに加えて、内容もとっつきにくいことから難しいものというイメージが強い料理ではないでしょうか。お店などでは説明を読んだり聞いたりするけど、とりあえず出されたものを食べたという声もよく聞きます。薬膳料理とは、専門性の高いものなのでしょうか。

 

実は薬膳は、私たちも断片的には知っていることも多い考えです。身体を温める食品や冷やす食品などはその最たる例とも言えます。薬膳とは、どのような考え方なのでしょうか。

 

今回は薬膳について、その概要や身体を温める食品と冷やす食品などを挙げ、ケース別にレシピを紹介していきます。薬膳を知ることで、身体に気を遣った食事ができるようになりましょう。

 

 

薬膳とは

まずは薬膳とはどのようなものなのかについてみていきましょう。薬膳の考え方などを挙げていきます。

 

体質や体調に合わせた食材を摂る

薬膳は、医食同源が根本にあります。以前は薬も天然のものしかなかったので、薬を飲むことと食べることは同じことだったということです。植物の根っこや実をすりつぶしたり、乾燥させて粉にしたりといった方法がとられていました。この薬と同じはたらきをするもしくは補助する食材を食べることで、身体の回復を図っていたということですね。

 

身体がどのような状態になっているのかをみて、温めた方が良いのか冷やした方が良いのか、また五臓と呼ばれる重要臓器のどこが疲れているのかなどに合わせて食材を選択するということです。体質や体調に合わせて食材を選ぶということが薬膳の考え方の基本となります。食療や食養とも言われているようです。

 

近年では食育とう言葉が盛んに使われるようになってきたことからも、食事の身体への影響に注目が集まっていますが、もっと以前から食事の身体への影響は考えられていたということですね。

 

食べ物にはそれぞれはたらきがある

医食同源ということが根底にあると述べましたが、食べ物にはそれぞれはたらきがあるとされています。先に少し触れたように、身体を温める、冷やす、重要臓器のはたらきを高めるなどです。

 

お米や麦などの穀物は重要臓器のエネルギー源になるとともにはたらきを活性化するとされています。炭水化物から得られる糖質は私たちの重要なエネルギー源ですね。

 

果物類はその重要臓器のはたらきを助けるということです。人間の身体になくてはならないものとして酵素が近年よく取り上げられていますが、果物には酵素が多いことで知られていますね。薬膳の中でも重要臓器のはたらきを助けるということで、同じ捉え方がされているということです。

 

肉類も重要臓器のはたらきを助けるとされ、構成するもとでもあります。私たちの身体、組織や細胞はたんぱく質や脂質で構成されているからです。また、重要なエネルギー源でもあります。

 

野菜は重要臓器の状態を良くするとされています。ビタミンやミネラルがはたらくことで重要臓器のはたらきを活性化するとともに、良好な状態を保ってくれるということですね。

 

これらの多くの食材を組み合わせて身体をより良い状態に保っていくということが考えられているのです。

 

 

身体を温める食品・冷やす食品

上記の重要臓器へのはたらきだけでなく、上述したように食品それぞれにはたらきがあります。よく取り上げられる身体を温める食品や冷やす食品について挙げていきます。

 

身体を温める食品

身体を温めると言うと、生姜やネギなどが浮かぶでしょうか。もちろんこれらも含まれますが、基本的には水分が少なく、血行が良くなるものが多いようです。

 

生姜やネギ以外で具体的には、にんにくやニラ、タマネギ、山椒や唐辛子などが挙げられます。シソやパセリなども身体を温めてくれるようです。野菜では他にかぼちゃやにんじん、春菊などがあります。

 

肉類では牛肉や鶏肉が身体を温める食品とされており、魚ではマグロやタイなどが挙げられます。ウナギやナマコも身体を温めてくれるとされています。

 

 

身体を冷やす食品

身体を冷やす食品としては、水分の含有量が多く利尿作用のあるものが多いようです。キュウリやトマトなどはよく知られていると思います。また、秋ナスは嫁に食わすなと言われるようにナスも身体を冷やすことで有名ですね。

 

他に野菜ではセロリやほうれん草、ゴボウが挙げられています。果物では柿がよく知られているでしょうか。他には、キウイやバナナ、梨やスイカ、パイナップルなどがあります。メロンやマンゴーも含まれるようです。

 

魚介類ではあさりやしじみ、ウニなどが挙げられ、わかめなどの海藻も身体を冷やす食品のようです。

 

どちらでもない食品

身体を温める食品や冷やす食品の他、どちらにも当てはまらない食品もあります。これを平性食品と言うようです。

 

具体的には納豆や大豆などの他、里芋やじゃがいも、大根などが挙げられています。鶏卵も平性食品で、魚ではさんまが入るようです。レモンも平性食品とされています。

 

 

ケース別薬膳レシピ

では最後に、ケース別にオススメの薬膳レシピを紹介していきます。花粉症と夏バテ、冷えに対してのものを挙げます。それぞれみていきましょう。

 

花粉症

花粉症などの鼻水は、身体で炎症が起こっている熱を出すためや余分な水分を出すためとされています。それらに効果的と考えられている食品としては、生姜や山芋、カボチャなどの身体を温める食品や、春菊やほうれん草などの炎症を鎮めて水分を出す食品です。

 

黒豆や豆腐なども挙げられるので、煮物や鍋にこれらの食材を入れて食べると良いでしょう。

 

夏バテ

夏バテの場合は、高温や多湿による負担に加え、冷たいものの摂りすぎによる胃腸の疲れが主な原因と考えられています。それらに効果的な食品としては、大豆などの豆類、山芋やオクラなどです。たんぱく質を摂ることでエネルギーを得て、食物繊維のはたらきで胃腸を整えるということですね。

 

強壮という意味ではあさりや牡蠣、豚肉なども挙げられています。サラダやしゃぶしゃぶなどが摂りやすいでしょう。味噌汁に入れて摂るのも効果的です。

 

 

冷え

冷えにはやはり身体を温める食品ですね。冬場であればやはり鍋が良いのではないでしょうか。鶏肉やエビなどをメインに、ニラやネギ、海藻、きのこ類などバランスよく摂取しましょう。

 

柑橘系のゆずやみかんを鍋の後に食べると腎臓のはたらきを助け、さらに効果的とされています。

 

 

薬膳の考え方をとり入れて体調管理に活かそう!

薬膳について、その概要や身体を温める食品と冷やす食品などを挙げ、ケース別にレシピを紹介してきましたがいかがでしたか?薬膳というと難しいイメージですが、とても簡単に言ってしまえばその時の身体の状態に合わせて良いものを食べるということです。体質も考慮すると尚良いでしょう。

 

あれこれ考えすぎると食事に困ってしまうという場合もありますが、身体を温める食品や冷やす食品、そして身体を温めた方が良いのか冷やした方が良いのかをおおまかにでも知っておけば簡単に選ぶことができると思います。体質や体調に合わせて食品を選択することに加えて、旬のものをとり入れることで身体に良質な栄養を届けることができます。

 

暑いときには熱いものを食べるといったことを聞いたことがある人もいると思いますが、これも薬膳の考え方ということですね。ファストフードや加工食品ばかりではなく、薬膳の考え方をとり入れることで、日々の体調管理に上手に活かしていきましょう。

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Lacy編集部:桜井香織

Lacy編集部:桜井香織

ビューティーライター(エディター) 美容の専門学校を卒業後、美容関連の広告代理店に就職。美容系雑誌や通販の広告業に専念するも5年で退社しビューティーライターとして活動。 様々な分野を独学で勉強し、ファッション、エステ、整形などの美容系はもちろん、演劇やゲーム、アニメなど幅広い視点でビューティーと向き合い、ユーザー目線でのライティングが得意です。 新しく発売された美容品やサプリを実際に購入し、どんな効果があり、巷の口コミは本当なのかを自分自身が納得するまで徹底調査。時にはイチユーザとして辛口の評価も。 ビューティーライターだけでなく、美容関連のイベント企画やセミナーなども積極的に行い、頼れるビューティディレクターを目指しています。 【得意ジャンル】 スキンケア/メイクアップ/ヘアケア/ダイエット/美容サプリ など美容系全般 Twitter:https://twitter.com/Ranklabo

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