ポケットWiFiは、スマートフォンと同じように電波が届く範囲内であれば、どこにでも持って行き使うことができますよね。これが魅力で、無線LANではなくポケットWiFiを選んだ方も多いことと思います。
ところで、あなたはiPod touchをお持ちでしょうか?ポケットWiFiとiPod touchをセットで使うことで、なんとiPhoneなどのスマートフォンとほとんど同じ使い方ができるのです!というわけで今回は、ポケットWiFiとiPod touchのセットで使う方法のメリット、デメリットをご紹介します。
さっと読める目次
メリット1「月額使用料が、スマホより安い!」
スマートフォンのプランも、ポケットWiFiのプランも、人によって機種や付けているオプションなどによって違います。だいたいではありますが、スマホはiPhoneで言うとおよそ月6000〜1万円弱、ポケットWiFi(通信速度制限のない、使い放題の場合)であれば、月3000〜5000円といった範囲がほとんどです。一見してわかる通り、両社で月額使用料の差は全く違います。圧倒的にポケットWiFiの方が安く、経済的ですね。
メリット2「機種本体が安い」
スマートフォンであれば、iPhoneだと容量によって違いますが、だいたい8〜9万円はしてしまい、かなりの出費となってしまいます。iPod touchはどうかというと、こちらも容量によって金額が違いますが、およそ2〜4万円程度です。このお手頃さであれば、月々3000〜5000円のポケットWiFiの出費を上乗せしても、スマートフォンほどの出費にはなりません。スマートフォン本体だけで驚くほど高い金額がするので、その金額に不満がある方には最適です。
メリット3「複数の端末で同じように使える」
ポケットWiFiの多くは、複数台の端末に接続できます。何台接続できるかは、そのポケットWiFiの機種によって違いますが、大抵5台までです。5台まで接続できるなら、スマートフォン代わりになるものが5台できますし、同時にパソコンやタブレットなどにも接続でき、使用できる範囲が広いです。
デメリット1「正式な電話番号を持てない」
スマートフォンを持てば、携帯電話という扱いですので「090-oooo…」という電話番号が通信会社から発行されます。しかし、iPod touchを用いた使い方だと、本来iPod touchは音楽プレイヤーに過ぎず、電話機能はないので、通信会社から発行される正式な電話番号は取得できません。
ではどうすればいいかというと、電話番号が取得できる無料通話アプリを利用するしかありません。「これで電話ができるじゃん!」と納得したあなた、ちょっと待ってください。
iPod touchは、iPhoneで言うところのスピーカーにカメラが、マイクのあるところにスピーカーが、というように、設計は違うので、耳に当てて通話するという通常のスマートフォンと同じ通話スタイルは不可能なのです。顔から少し話して話すか、マイク付きのイヤホンでSkypeなどのようにして通話するしかないのです。
デメリット2「携帯電話を持っていない扱いになる」
現代では、ほとんどの人が携帯電話を持っています。持っていなければならないというわけでは全くないですが、「周りが持ってるんだから、自分も無いと不便、からかわれそう」といった、周りの大勢と違うことに違和感や危機感を持つ方も少なくないのではないでしょうか。
そういった方であれば、ポケットWiFiとiPod touchを使ってスマートフォン代わりにするという、基本的に携帯電話を持っていない扱いになる使い方は、難しいと思います。なので、「周りの大勢と違う」という感覚が苦手な方には、iPod touchを用いる方法はおすすめできません。
デメリット3「ポケットWiFiの電池も考えなくてはならない」
スマートフォンなどの携帯電話であれば、その一台のみの電池残量を気にすれば良いですが、iPod touchをスマートフォン代わりにする方法では、iPod touchとポケットWiFiの2つの電子機器を使用するので、片方の電池は無くなっていなくても、もう片方が電池切れでは一切スマートフォン代わりの使用はできません。長く使いすぎないこと、長時間の外出が考えられるときは、モバイルバッテリーも一緒に持ち歩くなど、対策が必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
iPod touchとポケットWiFiを用いると、スマートフォン代わりになるという趣旨のお話でしたが、iPod touchに限らず、本体のみ販売されている、中古のスマートフォンでも同じことができます。
むしろ、電話を頻繁に利用する方や、「自分も周りと同じようにスマートフォンを持っている」という感覚を捨てたくない方であれば、こちらの方がおすすめできるかもしれません。ただ、新しい機種であれば4万円前後するので、本当に中古品でいいかということなどをよく考えてから購入するようにしましょう。