仮想通貨の取引が日本でも多くなってきており、投資しているという人も増えてきているようです。仮想通貨と言うとビットコインやイーサリアムがよく知られているトップ2だと思いますが、これら以外に投資をしているという人も当然いるでしょう。将来性という意味で注目を集めているものの1つとしては、リップルが挙げられます。
リップルを購入するために、仮想通貨の取引所であるMr. Rippleでアカウント開設など準備をしたという人もいるのではないでしょうか。そんなMr. Rippleはトラブルの噂もあり、信頼性という点ではあまり良くないとも言われています。今回はリップルという仮想通貨のことや、Mr. Rippleの概要、そしてトラブルなど噂に関して紹介していきます。
仮想通貨に限らず投資はすべて自己責任なので、情報をしっかりと集めてから始めるようにしたいものですね。
さっと読める目次
Mr. Rippleとは
まずはじめは、Mr. Rippleの概要についてみていきましょう。Mr. Rippleとは、どのような取引所なのでしょうか。
リップルを扱う取引所で知られる
Mr. Rippleは名前の通り、仮想通貨の1つであるリップルを取り扱う取引所として知られています。国内の取引所でリップルを扱っているのがMr. Rippleのみということではありませんが、リップル取り扱いについて日本向けサポートを続けてきたことで取引量が増えているということのようです。コインチェックなどでもリップルは取扱いがありますね。
現在公開されている会社概要では、2012年設立のJumbo Profit Limitedという会社が運営しているということです。住所も香港になっていますが、以前は日本の福岡の住所が掲載されており、クリプテッドボルトという会社が運営していたようです。
手数料が安い
Mr. Rippleは送金や取引時にかかる手数料が他の取引所に比べて安いことでも知られています。取引をしようと思った場合には日本円を入金し、利益などが出れば円で出金するかと思いますが、円の入出金時の手数料は意外とばかにならないものです。それが安いということは取引のハードルも下がりますね。
取り扱いはリップルだけではなく、ビットコインやイーサリアム、ライトコインなどもあります。取引手数料や送金手数料を考えて、どこの取引所で購入してウォレットに移すかなども考えると無駄を抑えることができるでしょう。この点は株式の証券会社選びなどと似ていますね。
リップルはこれから伸びる仮想通貨?
では次は、リップルという仮想通貨についてみていきましょう。リップルの概要や特徴について挙げていきます。
リップルとはシステムの名称
一般的な呼称としてリップルが広まっていますが、リップルは正確には仮想通貨の名称ではなくシステムの名称とされています。決済や送金のためのシステムを指し、効率化を図ってやり取りをスムーズにすることでコストカットにつなげることを図っているということです。送金という点でみると、仲介する仮想通貨を存在させることで法定通貨がメジャーでなかったりする場合でもスムーズにやり取りできるとされています。
この仲介している仮想通貨がリップルと呼ばれているということですが、正確にはXRPです。Ripple(XRP)と表記されるのを目にしているかと思います。イーサリアムも仮想通貨自体の名称だと思われていますが、実際の仮想通貨の名称はイーサー(Ether)で、イーサリアムはプラットフォームの名称ということで、リップルも同様ということですね。
Googleが出資していることでも有名
リップルの将来性に関しては注目が集まっており、Googleが出資していることはよく知られています。仮想通貨の分野ではGoogleが唯一出資しているのがリップルということで、その点も注目を集める要因になっているようです。やはり出資している中に大企業や世界的に有名な企業が入っていると安心とは言えますね。
リップルに関してはGoogleが将来性を評価しているとも言えます。日本でもMUFGグループやみずほファイナンシャルグループなど複数の金融機関が導入を決定もしくは検討していますね。世界的にも大手の金融機関が同じ動きをしており、これらのニュースが出るたびにレートが上がっているようです。
ただし、あくまで仲介用の仮想通貨ということもあって保有してビットコインのようなレート上昇を狙うといったものではないとも言われています。ニュースによってレートが上がった後は落ち着いていくという流れを繰り返しているのもそれを表しているということのようです。
Mr. Rippleはパンクしてる?
ではここからは、Mr. Rippleのトラブルについてみていきましょう。確認できる情報や噂などを紹介していきます。
登録確認や入金反映が遅く問い合わせも返答なし
Mr. Rippleでよく挙がるのは、ホームページでも真っ先に掲載されていますが、本人確認が済むまでに時間がかかることや入金しても反映されるまでに時間がかかるということです。国内の取引所では、遅くても1~2営業日には確認がとれると言われていますが、Mr. Rippleの場合は4~5日、もしくはそれ以上かかることもあるようです。
入金に関しても同じことが言え、ひどいと1週間近く反映されないということもあったようです。これだけ遅いとチャンスを逃してしまいますね。登録の確認や入金が反映されないなどのことで問い合わせを行っても自動返信がくるだけで、その後の連絡がないことがよく挙げられています。
登録や入金でリップルがもらえるというキャンペーンを行っていたこともあり、殺到したことで遅れているのではないかということです。
ハッキング被害も
Mr. Rippleではハッキング被害も挙げられています。入金後やリップル購入後に勝手に他の仮想通貨に換えられて、無断で送金されているようです。2段階認証などのセキュリティをしっかり行っていた人も多く被害に遭っていることや、登録直後というタイミングから内部の犯行も疑われているということです。
ハッキング被害は現在も続いていると言われています。また、2017.5.20付けでDDOS攻撃を受けて脅迫もされており、先行きが心配されています。
キャンペーンも変更で訂正が相次ぐ
パンクしているということを述べてきましたが、その影響からか当初のキャンペーンにも影響が出ているようです。どのように変わっているのでしょうか。
もらえるリップルは激減
当初は口座開設後に3万円入金することで777XRPプレゼントという内容のキャンペーンだったようです。その後上述したように処理が追いつかなくなったようで、キャンペーンの変更が発表されています。変更後は開設完了で50XRP、10万円の入金で27XRPのプレゼントです。10分の1になってしまったということですね。
これについても問い合わせが殺到したようで、後に期日までに申請がされれば完了していなくても変更前の内容でプレゼントされるという訂正を発表しています。
パンクの影響かレートの影響か
仮想通貨はもともとボラティリティが高いので、キャンペーン内容によって申し込みが増えたことや、レートの急騰によって777XRPものプレゼントができなくなったことが原因とされています。
対応が遅れていることも問題ですが、ハッキングの件や脅迫の件に関してはもっと重要なポイントなので、そちらの対応もしっかりとしてもらいたいものですね。これらのことから、ネガティブな情報が多く出回っているということのようです。
まとめ
今回はリップルという仮想通貨のことや、Mr. Rippleの概要、そしてトラブルなど噂に関して紹介してきましたがいかがでしたか?ネガティブな情報が多く出回っているということでしたが、冒頭でも述べたように自己責任なのでしっかりと自身の資産を守りましょう。情報収集は余念なく行い、上手に資産を増やしていきたいものですね。