長時間のスマホやパソコン、タブレットなどのIT機器の使用は、IT眼症の原因になります。
このページでは、IT眼症とは何なのか?原因は?どういう対策をしたらいいの?などIT眼症に関することをまとめてご紹介しています。
さっと読める目次
IT眼症とは?
スマホやパソコンなどのIT機器を使用することが当たり前となった現在、現代人の多くが目に疲れを感じています。
IT眼症とは、そんなIT機器を長時間使用することで現れる症状で、例えば「目の疲れ」「充血」「ドライアイ」などが挙げられます。
さらに「頭痛」「首や肩の疲労や痛み」、精神面では「イライラ感」「不安感」などもIT眼症の症状です。
IT機器の過剰な使用によってこれら様々な症状が現れたら、もしかしたらIT眼症の可能性があります。
まさに現代病の一つとも言えるこのIT眼症ですが、大人だけではなく、スマホやタブレットを頻繁に触る小中学生にも多く見られます。
IT眼症の原因
上記で説明した通り、IT眼症の原因は長時間のIT機器の使用ですが、どうしてIT機器の使用によりIT眼症の様々な症状が現れるのか考察していきます。
その一番のIT眼症の原因は「まばたき回数の減少」です。
普段の生活の中で私達は3~5秒に1回のまばたきをしていますが、スマホやパソコンなどのIT機器を操作している際、まばたきの回数がその10~15秒に1回程度にまで減少しているのです。
過剰に集中している時は、なんと1分間もまばたきをしていないケースもあります。
まばたきの減少によるドライアイ
「たかがまばたきが減少した位で健康には害は無い」と思われるかもしれませんが、まばたきがというのは、涙で目を保護し、さらに目に対して栄養補給を行う非常に重要な行為なのです。
つまりまばたきをしないこでIT眼症の一つである「ドライアイ」の状態となり、その結果角膜や結膜に損傷を与え、疲れ目を引き起こします。
この疲れ目が原因で、前述したようなドライアイ以外の様々なIT眼症の症状が現れるというわけです。
ゲームやSNSに集中し過ぎは危険!目の疲労が知的発達に!?
どんなに意識してまばたきをしていたとしても、長時間IT機器のディスプレイを見続けていることで、目には大きな負担がかかっています。
寝る時間を惜しんでゲームやSNSに夢中になることで、目にはどんどんと疲労が蓄積されていき、目を休める暇が無くなってしまいます。
発達段階である小中学生が十分な目の休息を与えることなくゲームやSNSに夢中になることで、昼間の集中力が欠け、それが原因で知的発達障害を引き起こしてしまうこともあります。
IT眼症の対策方法
IT機器を使用している限り、IT眼症は誰にでも引き起こす可能性のある症状です。
ですので事前にしっかりと対策をしておくことが重要です。
ここでは今すぐできるIT眼症の対策方法をご紹介します。
最も大切なのは目に休息を与えてあげること
とにかく最も大切なのは目を酷使させないことであり、長時間のIT機器の使用は避けるようにしてください。
目安として45~60分に一回はIT機器の使用を休止し、目を休ませてあげてください。
ディスプレイから目を離し、蒸しタオルを使って目の上に当てたり、目薬を使用するなどしっかりとケアしましょう。
目に優しい環境に整える
太陽光が直接ディスプレイに当たっていると目に大きな負担をかけてしまいます。
カーテンやブラインドで直接太陽光が当たらないようにし、手元は室内の明るさと大差の無いように調整しましょう。
ただし、照明器具がディスプレイに写ってしまわないように注意してください。
また室内温度も17~28度ほどに設定しておくと目への負担が軽減されます。
負担の少ない姿勢を心掛ける
PCデスクを使用している場合には、椅子に深く腰掛け、ディスプレイの位置を目線と同等の高さにまで調整してください。
椅子の高さは、両足の裏全体が床に付くように調整すると正しい姿勢をキープできます。
スマホやタブレットの場合は、出来る限り目から画面を遠ざけ、寝転んだ姿勢で使用するのは避けましょう。
まとめ
IT眼症になると、日常生活に影響を与えてしまいますので、日頃からしっかりと対策を心掛けることが重要です。
IT眼症の対策は、今すぐ簡単にできますので、「最近目が疲れてるな」「ドライアイ気味だな」などという方は是非取り組んでみてください。