メイクをする度に、「もっと美人顔になりたい」と思ったことはありませんか?あなたのメイクに足らないのは、黄金比かもしれません。黄金比を意識したメイクにすれば、顔全体や各パーツのバランスが良くなり、誰もが美しく感じる顔にすることができますよ!
さっと読める目次
美人顔って一体どんな顔?
様々な価値観の人達が暮らす中で、人の美しさの基準は世界共通と言えるでしょう。世間で言われる「美人顔」の共通点とは一体何なのでしょうか?
黄金比とは?
黄金比とは、人が最も美しいと感じることの出来る比の事です。古代ギリシャの彫刻家も、この黄金比を使って彫刻をしたという言い伝えもありますし、かのレオナルド・ダ・ヴィンチも黄金比について研究していたと言われています。自然界にある葉脈や貝の断面図など、人が美しいと感じるものも黄金比に近い比率ですし、絵画や建築などの芸術品にも、黄金比が関係しているものが沢山あります。黄金比の近似値は1:1.618であり、数式で表すことができます。
黄金比の顔を持つ有名人は?
世界中で活躍する有名人や、ハリウッドスター、「世界で最も美しい顔」に認定される人などの顔は、黄金比を持つとされています。マリリン・モンロー、アンジェリーナ・ジョリー、ミーガン・フォックスなどの女優や、佐々木希、黒木メイサなどの日本人の顔にも、黄金比が当てはまるのです。女性だけではなく、デイビット・ベッカムやブラッド・ピットも、黄金比を持つと言われています。
顔全体の黄金比をチェックしよう
まずは、顔全体の黄金比について学びましょう。縦と横のバランスをチェックすることで、自分の顔のバランスがどうなのかを知ることができます。
顔の縦の黄金比は?
顔の縦のラインを3つに分けた「髪の生え際から眉頭」「眉頭から鼻の下」「鼻の下からあごの先」の長さが、全て同じ長さであると美しいとされています。また、「頭のてっぺんから眉頭の下」と「眉頭の下からあごの先」までの長さが等しいことも、美しさの条件です。
顔の横の黄金比は?
「目の横幅」が、「顔の横幅」の5分の1であること、「目と目の間」が「鼻の幅」と同じであることが顔の横の黄金比です。目の横幅の理想の長さは3cm、顔の横幅の長さは15cm~16cmが最も理想であると言われています。顔の横幅だけではなく、横を向いた時の黄金比もあります。横から見た時に、「鼻の先」と「あごの先」を結んだ線に唇の先が重なること、もしくは唇の位置がそのラインから少し低いことが美しく感じる黄金比となります。
パーツごとの黄金比をチェックしよう
顔全体だけではなく、目や鼻、口などのパーツの位置も、美しさを表現する為に重要ですよね。それぞれのパーツの黄金比も見てみましょう。
目の黄金比
目の黄金比は、「髪の生え際から目の真ん中」「目の真ん中から唇の真ん中」が等しいこと、「目の横幅」と「目と目の間」が等しいこと、「頭のてっぺんから目の真ん中」と「目の真ん中からあごの先」が等しいことが挙げられます。
実は、瞳にも黄金比があります。「目尻から黒目の外側まで」「黒目の直径」「黒目の内側から目頭まで」が1:2:1であることが目の黄金比です。日本人の場合は目が少し小さい為、1:1.5:1が理想とされています。
眉の黄金比
眉の黄金比は、「眉頭」が「小鼻の外側」と「目頭」を結ぶ直線上にあること、「眉尻」が「小鼻の外側」と「目尻」を結ぶ直線上にあることです。また、「眉頭」から「眉尻」の長さが、眉間と1:1であることも美しさの条件となります。眉は顔の印象を決定する重要なパーツです。黄金比だけではなく、メイクの流行も考慮しながら調整すると良いでしょう。
口の黄金比
「鼻の下から唇の中心」と「唇の中心からあごの先」が1:2の比率であることが口の黄金比となります。また、唇の横の端が、黒目の内側に近いライン上にあるとバランスが良いとされています。口は大きさも重要で、「上唇」と「下唇」が1:1.618の比率であること、「唇の横幅」が「唇の縦幅」の3倍であることも美しさを決める条件となります。
黄金比を意識しながらメイクをしてみよう
自分の顔が黄金比に近くなくても大丈夫です。メイクなら、目を大きくしたり、チークやハイライトなどで顔のバランスを微調整することができます。黄金比を意識しながらメイクをすることで、いつも以上に美人度をアップさせることができますよ。次の動画を見ながら、メイクのポイントをチェックしてみましょう。
定規でチェック!無条件に美しい「黄金比」顔になる術
家にある定規を使って、簡単に自分の顔が黄金比に近いかどうかを確認することができます。まず、眉尻、目尻、鼻の脇、上唇の中心の4点を通るように定規を当ててみましょう。点が分かりにくい場合は、シールを貼ってみると良いでしょう。点を通る線が一直線になれば、黄金比に近いと言えます。
黄金比に近づける為には?
定規を当てた部分が一直線に近づけるように、ポイントとなるパーツをメイクで調整してみましょう。目尻の長さが足らない場合は、アイラインを長めに引いてみましょう。シールに向かって長さを足していけば、どのくらいまで長くすれば良いか分かります。アイラインを足した後は、アイシャドウでぼかして自然に見せましょう。眉尻が足らない場合は、眉尻を長めに描いてみましょう。眉尻が長くなると、小顔効果もありますよ。
目の間と鼻の幅もメイクで調整しよう
目と目の間の長さと、鼻の幅が同じになると、美しい顔に近づけることができます。鼻の幅が長い場合は、両鼻の脇にノーズシャドウを入れて小さく見せましょう。目と目の間が長い場合は、目頭にホワイト系のアイシャドウを入れることで狭く見せることができます。
メイクのモテバランス(黄金比率)フェイス縦編
メイクアップアーティストによるメイク解説です。ハイライト、ローライト、髪型、チークを使って、自分の顔を黄金比に近づけていくにはどうしたら良いのかを解説しています。自分の顔の黄金比を確認するために、鏡と定規を用意しながら動画を見てみましょう。
髪の毛の生え際から眉頭が長い人
「髪の毛の生え際から眉頭が長い人」は、前髪を下ろして額の面積を狭くさせ、ハイライトとローライトを使って顔にメリハリを作ることで童顔の印象から大人っぽい印象へと変化させます。チークは頬からこめかみにかけて角度をつけて細くいれると、キリッとした大人らしい顔になります。
眉頭から鼻先が長い人
「眉頭から鼻先が長い人」は、顔が長く見えがちです。目の下にハイライトを横長に入れ、チークもやや下の部分に横長に入れることで縦長の印象を和らげることができます。髪型はトップに高さを出してしまうと、顔の長さが強調されてしまう為、なるべく横にボリュームを出すようにしましょう。
鼻先からあご先が長い人
「鼻先からあご先が長い人」は、顔の下の部分をスッキリと見せる為に、ローライトをあごの先と、顔の下側の周りに入れましょう。あごと口の上、目の下にハイライトを入れると、その部分が膨張して見えるようになり、顔の下部分が目立たなくなります。チークは頬の高い位置ではなく、少し下側に大きな楕円を描くように入れましょう。
黄金比に近づければ美人になれる!理想の顔に近づこう!
美人顔の秘密は、誰もが美しく感じる「黄金比」にありました。自分の顔を黄金比に近づけるには、黄金比を意識したメイクが必須です。メイクなら、顔全体のバランスや、目などの各パーツのバランスを手軽に調節することができます。黄金比を取り入れたメイクをすれば、相手に与える第一印象も良くなりますし、自分の顔を鏡で見るのも楽しくなりますよ。黄金比メイクで、より魅力的な自分に変身しちゃいましょう!