外国に住んでいると、日本とは違った文化や習慣に驚くことがたくさんあります。
今回は、実際に住んでみてびっくりするイギリスの文化についてご紹介します。
日本では考えられないような、驚きの習慣があります。
さっと読める目次
ヨーロッパの島国イギリス
イギリスは、ヨーロッパの中でも島国で、比較的保守的なところがあります。
そのため、日本との共通点も多く、英語なので日本人にとって行きやすい国と言えます。
旅行で訪れたり、留学や長期滞在でイギリスに来ると、イギリスならではの歴史的な建造物やアートが楽しめたり、美しい観光スポットもたくさんあります。
そんなイギリスですが、実際に暮らしてみると、日本人にとって驚きと発見の連続です。
素敵な習慣や文化もあれば、日本人にとっては「ありえない!」と感じることも多いのです。
驚きのイギリス人の習慣
?雨が降っていても傘をささない
イギリスでは雨がよく降る、というのはご存知ですよね。
1日の間に四季が訪れるとも言われているほど、天気が変わりやすいことで有名です。
そんな雨ばかりのイギリスですから、傘が必須かと思いきや、イギリスでは傘をささない人が多いのです。
雨が降っていても濡れながら歩いている人が多く、これには日本人はびっくりします。
イギリスの雨は、日本の雨と違い、ミスト状だったり、ドリズルと呼ばれるボタボタと落ちる雨だったりします。
傘をさしてもあまり効果がないことも多いのです。
そのため、イギリス人は傘を使うのをあきらめて、少しの距離だったら歩くのです。
とくにロンドンでは、雨が降ってくれば地下鉄に乗ったり、屋根のある道を通るなどするため、傘をささない人が多いのですね。
食器の泡を洗い流さない
イギリス人は、食べた後の食器を洗う時、泡のついた状態のまま乾かしてしまいます。
シンクにお湯をためて泡の中で食器を洗い、すすがないでそのまま終了するのです。
これには日本人はびっくりしてしまいます。
きちんと洗い流さずに気持ち悪くないのかと思いますが、後から布巾で拭くから問題ない、という考えのようです。
イギリスでは食洗機がキッチンに備え付けられていることも多く、すべての食器を手洗いしている家庭は少なくなっているかもしれませんが、それでも洗い流さないのは不思議です。
古いものを大切にする
イギリス人は、古いものをとても大切にします。
中古品を使う文化が根付いており、『セカンドハンド(注:日本語で言うと中古品のこと)』と呼ばれる中古品を扱っているお店がたくさんあります。
さらに、チャリティーがさかんなので、どの街にも必ず『チャリティーショップ』というものがあり、いらなくなった物を持っていくと引き取ってくれ、それを販売したお金をチャリティー活動にあてるのです。
チャリティーショップでは、中古の服、食器、家具など、なんでも売っています。
とても安く購入でき、さらにそのお金はチャリティーに寄付されるので、一石二鳥なのです。
古いものを身につけたり、壊れても修理して大切にして使っていく文化がしっかりと根付いているため、なんでも新しいものが良い、という考えではありません。
冷凍食品をよく食べる
イギリスのスーパーでは、日本とは比べものにならないほど冷凍食品のコーナーが大きいです。
おそらく日本の10倍ほどあります。
そのため冷凍食品の種類もとても豊富です。
魚のフライやビーフパイ、カレーライス、ビーフシチューなど、しっかりとディナーになるようなものもあります。
だいたいは電子レンジではなく、オーブンで温めるだけで食べられるようになっています。
料理がしやすいように、カットされた野菜も大袋に入って売っています。
玉ねぎ、人参、ブロッコリーや芽キャベツなど、イギリスのオーブン料理の付け合わせに欠かせないものが多いです。
この冷凍食品は、レディーメイドと呼ばれています。
イギリスの家庭では欠かせないものとなっており、味も研究されているので、少し値段の張るものなどはなかなか美味しいです。
イギリス人夫婦は、基本的に共働きの家庭が多いので、料理にあまり時間をかけることができないのと、日本のように食事に関する意識が高くないのかもしれません。
冷凍食品は、もちろん新鮮なものに比べると味は落ちてしまいますが、何といっても便利なのが特徴です。
忙しい時などはとても重宝します。
チョコレートをよく食べる
イギリス人は、とにかくチョコレートが大好きです。
仕事の休憩時間、学校の帰り道などで、歩きながらチョコレートバーを食べるのが習慣になっています。
チョコレートバーはどこにでも売っており、種類もたくさんあります。
中にキャラメルが入ったもの、ココナッツ入り、ビスケットやパフ入りなどがあり、みんな自分のお気に入りがあります。
お年寄りも男性も、とにかくみんなチョコレートが大好きなので、チョコレートの詰め合わせをプレゼントすることは非常に多いです。
ホームパーティーなどに呼ばれた時には、チョコレートの詰め合わせを持っていくと、非常に喜ばれるので、定番となっています。
衣替えがない
イギリスの気候は、夏でも涼しく快適です。
雨が降って暗い日などは、夏でもひんやりと涼しく感じることがあります。
そんな時には、カーディガンやジャケットが夏でも必要になり、日によって気温も全く違ったりします。
そのため、冬服を夏にも必要とすることがあり、夏でも長袖を着る人も多いです。
暑くなったと思っても、次の週には寒くなることもあります。
着るものを選ぶのは非常に難しく、天気が変わる可能性を常に考えて服選びをします。
日本では衣替えという習慣がありますが、イギリスにはありません。
1年と通して、その日の気候とシチュエーションに合わせて服を選ぶので、全体的に洋服を入れ替えたりしないのです。
お風呂に浸からない
日本人は温泉の文化もあり、お風呂に浸かるのが好きですよね。
イギリス人は、基本的にはシャワーですませる人が圧倒的に多いです。
そもそもアパートなどには、バスタブがなくシャワー室だけ、ということも多く、またバスタブがあったとしても場所をとるからという理由で、シャワー室にリフォームしてしまう人も多いくらいです。
冬は非常に寒く汗もかかないので、シャワーも2日に1回だったり、出かける用事がなければ浴びないという人も多いでしょう。
日本のように、お風呂でゆっくり疲れを癒す、という文化はないのです。
出かける前、朝にシャワーを浴びるという人が多く、家にいるのであれば浴びないことも多々あります。
その代わり、今でも暖炉のある家が多いので、暖炉の火が暖かい部屋のソファに座って、ゆっくりと温まる、というのが基本です。
とにかく紅茶をたくさん飲む!
紅茶の国、イギリスでは、やはり紅茶をたくさん飲みます。
朝起きて1杯、会社に着いて1杯、休憩に1杯、家に帰って1杯、ディナーの後に1杯、という感じで最低でも5杯は飲みます。
もっと飲む人が多いでしょう。
日本では紅茶といえば、レモンティーやストレートなどで飲んだりしますが、イギリス人はミルクティーのみです。
砂糖を入れるかどうかは好みですが、紅茶といえばミルクティーなのです。
最後に
いかがでしたか?
実際にイギリスに住んでいると、日本との文化や習慣の違いはたくさんあります。
日本の文化で慣れていると、最初はとても驚きますが、取り入れたい習慣もあります。
イギリス流に、古いものを大切に使う、チョコレートやお茶の時間をゆっくり取ってくつろぐ、ということを楽しみたいですね。
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