投資の1つとして注目され、日本での市場が拡大しているとされているのがビットコインをはじめとする仮想通貨です。世界的にみても市場規模が拡大しており、日本では投機的な面がまだまだ強いとされていますが、支払い手段として普及すればさらに拡大していくことが予想されています。
普及や市場規模の拡大によって見込まれるのはレートの上昇なので、それに目をつけて保有している人が増えているということですね。仮想通貨の取引は、個人間で直接行えるという特徴もありますが、一般的には取引所を使って行うと思います。仮想通貨の投資においては取引所も重要な要素とされているので、しっかり選択したいものです。
今回はそんな仮想通貨の取引所について、coincheckの特徴やcoincheckでの取引開始までの流れを紹介していきます。
さっと読める目次
coincheckとは
まずは、coincheckとはどのような取引所なのかについてみていきましょう。コインチェックの概要について挙げていきます。
社名変更からよく知られる取引所に
coincheckは、コインチェック株式会社が運営している仮想通貨の取引所です。コインチェック株式会社の前身はレジュプレス株式会社という会社で、STORYS.JPを知っている人もいるのではないでしょうか。長文の記事を投稿するサイトで、ツイッターなど短文のものを挙げていく流れを逆手にとってサービスを始めたということです。
投稿が書籍化されたもののなかにはビリギャルも入っており、一時期盛んに書籍や映画化がニュースでも取り上げられていましたね。その後マウントゴックス社の事件がありましたが、もともとビットコインやブロックチェーンに関心があったことからcoincheckのサービスを開始したとされています。
日本で一番簡単にビットコインが買える取引所
coincheckが謳っているのは、日本で一番簡単にビットコインが購入できる取引所ということです。ビットコインは仮想通貨の代表とも言われ、時価総額や取引量が最も多い仮想通貨ですね。国内の取引所でもビットコインを扱っていないところはありませんが、他よりも簡単に購入できるという点を謳っているということです。
アカウントの開設など詳しくは後述しますが、最短10分とも謳っています。フェイスブックのアカウントがある人はそれを使えば本当にすぐに取引が開始できるということです。アカウントの紐づけは賛否がありますが、簡単にできるという点ではメリットとして大きい人も多いですね。
コインチェックの特徴①仮想通貨の種類
ここからは、コインチェックの特徴についてみていきましょう。コインチェックの特徴としてまず挙げられるのは、仮想通貨の種類です。
扱う仮想通貨の種類が多い
ビットコインは仮想通貨の代表的な存在であり扱っていない取引所はないと述べましたが、取引所によって扱っている仮想通貨の種類には違いがあります。その種類の多さが特徴とされているのがcoincheckということです。ビットコインと同じようにイーサリアムもよく知られるようになってきていますが、イーサリアム導入もcoincheckが早かったとされています。
他よりも先にメジャーになってきた仮想通貨を扱うということで、人気が高いと言えるでしょう。ビットコインやイーサリアム以外で扱っている仮想通貨としては、リップルをはじめとしてモネロ、ネム、ダッシュなどの近年急上昇している仮想通貨や、ライトコイン、イーサリアムクラシック、ゼットキャッシュなども挙げられます。
アプリも好評
coincheckでは無料のアプリも用意されており、その使い勝手の良さが好評を博しているようです。アプリで簡単に仮想通貨を送ったり、受け取りができるということですね。QRコードは他でも活用されていますが、coincheckでも同様ということです。
また他にも仮想通貨のチャートがそれぞれチェックできたり、自身の資産のチェックなどの確認がアプリ上でもしやすいことが人気につながっているとされています。投資目的だけでなく、既に支払い手段として使う頻度が高くなっている人にとっては使い勝手という点は重要なので、その点で評価されているということです。
コインチェックの特徴②豊富なサービス
次にコインチェックの特徴として挙げるのは、豊富なサービスです。コインチェックでは様々なサービスが提供されています。
coincheck payment
coincheckのサービスの1つとしてまず挙げるのは、coincheck paymentです。支払いをビットコインで行うためのサービスで、coincheck paymentを使えばビットコインでの支払いをcoincheckが円に換算して決済してくれます。手数料は1%とされており、とても使いやすいサービスということです。
ビットコインのレートは変動するので、その点についてはよく考えて使う必要があります。また、以前からビットコインを保有していた人にとっては相対的に安く買い物ができるということになりますね。
ビットコインで買い物ができるということに関しては、ビットフライヤーのビットコイン専用通販も挙げられています。
coincheck でんき
coincheckのサービスとして次に挙げるのは、coincheck でんきです。電気料金の支払いをビットコインでできるようにしてくれるサービスということですね。電力自由化によって会社を変えたという人もいるかもしれませんが、支払い方法を単純にビットコインに代えてくれるということです。
これもレートは考える必要がありますが、仮想通貨に支払いを移行している人は使いやすいということのようです。支払い額に応じてビットコインが返ってくる仕組みもあるとされています。
coincheck donations
coincheckのサービスとしては、coincheck donationsも挙げられます。これは、仮想通貨の非中央集権という特徴を活かしたもので、管理する人や機関を介することなく寄付ができるという仕組みです。寄付を集めたのに届いていなかったということがたまにニュースになりますが、そのようなことが起こらなくなるということですね。
このサービスに参加している団体に直接ビットコインを送金できるということです。寄付の仕組みもブロックチェーンによって変わってきたということになりますね。
コインチェックで取引を始めるには
最後は、コインチェックで取引を始めるまでについて紹介していきます。実際に取引を始めるまでの流れをみていきましょう。
アカウント開設はすぐに終わる
取引所のアカウント開設自体は、どの取引所でもメールアドレスで簡単に行えるようになっています。ただし、開設のみになるので日本円の入出金や取引などサービスを使いたい場合には本人確認が求められます。これは最近施行された仮想通貨法によってということです。
多くは本人確認後でないと取引ができませんが、coincheckの場合は5万円までならそのまま取引を行うことができます。この点で、日本で一番簡単にビットコインが購入できる取引所を謳っているということですね。フェイスブックのアカウントを使えば1分もかからずに取引ができてしまうということですね。
利便性の反面で
アプリが使いやすいという点や、フェイスブックのアカウントと紐づけすることで簡単に取引ができるようになっていると述べました。利便性が高いということはメリットですが、その反面でセキュリティにはしっかりと気を付けないといけないということです。
仮想通貨自体が管理において自己責任であるのは当たり前ですが、取引所のセキュリティ設定やウォレットの管理など、できることはやっておきましょう。パスワードについてもしっかりと保存して管理することが重要です。
まとめ
今回は仮想通貨の取引所について、コインチェックの特徴やコインチェックでの取引開始までの流れを紹介してきましたがいかがでしたか?仮想通貨の豊富な種類やサービスなど、coincheckを使う人は増えてきているようです。これから投資を考えている人は、coincheck も取引所の候補として考えていくと良いでしょう。