激痛が伴う痛風の初期症状
生活習慣がもたらす病気の「痛風」は強烈な足の痛みが起こる初期症状から始まります。この時、まるで強力な力で捻られたような激痛を親指付け根に感じ、その痛みは歩行が困難になるほどです。
が、痛風はそれ以外にも、体内にあらゆる場所に激痛をもたらすとされています。予告なくいきなり痛みがやってくるのですから、とても怖い病気ですよね。痛風の存在を知らず意味もなく痛みを感じる人は、もしかしたらそれは痛風かもしれません。
しかし、その痛みは1週間から長いものでは10日程度ほどでパッタリ解消します。悪化をさせてしまう人はこの時に痛風と気づかない場合が多々あるので、気になる方は医療機関での診断を受けることを考えてみてください。
痛みが収まったらそれでおしまい、というワケにもいかず、半年から1年後に再びその痛みが襲ってくるのです。その痛みを感じる → 痛くなくなるの繰り返しにより痛みの頻度が高まります。
強烈な痛みがあったのに痛風対策を考えないのでは悪化してしまうリスクが大きくなります。痛風による痛みは足指以外の部位にも起こり、ひじ、ひざ、肩、といった関節部に集中します。
痛みが頻繁に発生していくことで関節部には炎症ができます。
また、足の指あたりが徐々に変形していくことも痛風の特徴です。
たかが初期症状と侮っていると危険で、その痛みは成人男性でもとても耐えられないレベルとなり、痛みがある間、歩行がままならない人も珍しくありません。間接に集中する痛みは立ち上がる時にも激痛を感じる場合も、、、
最近、いつもと違う強烈な痛みを感じるのでしたら、放置せず医療機関での診断を受けるようにしましょう。なんだか変だな、と感じたら早期に対策を考えておくのが賢明な判断といえます。
女性よりも男性は痛風リスクが高い事実
生活習慣病のひとつ「痛風」は女性よりも男性に多い特徴があります。
その理由は、痛風の原因である尿酸が女性以上に溜まりやすい体質が挙げられます。
もともと、男性は女性と比較すると尿酸値が高い傾向にあることも大きな差になるのです。痛風自体、一昔前では贅沢な生活をしている人が罹ると言われていました。しかし現在では、生活環境の多様化や食の偏りなどにより普通の大人が痛風になるリスクは高まっています。
初期の段階で歩行や立ち上がる動きに支障をきたすほどの激痛が伴う痛風は男性だからこそガマンをしてしまい、早めの対策が出来ないケースが珍しくありません。
痛みは10日ほどで感じなくなるため、その後も医療機関での診察や原因について深く考える機会を逃してしまいがちなのも痛風の特徴です。ただ、忘れてはならないのは、痛みが消えたから問題なくなった、のではありません。その後も根本的な尿酸値の高止まりを解消しないことには根本的な解決は難しいと思います。
体内に蓄積される尿酸は炎症を起こし、やがては内蔵へのダメージを与えます。さらに放置していると心筋梗塞などの命に直結するトラブルを招くおそれがあるので、早期の対策が求められます。
男性に多い痛風ですが、女性は全員大丈夫という話でもないので注意をしましょう。女性の場合は男性よりも体質的に尿酸値が低めではあります。しかし、閉経後のホルモンバランスが崩れた場合には尿酸値が高くなるため、痛風に発展する場合も考えられます。その後の生活習慣次第では、痛風になるリスクも充分に考えられるのです。
痛風を招く原因は尿酸が通常よりも多く体内に留まることが原因です。
そして痛風を促進してしまうのは、尿酸がより多く生成される食べ物、飲み物を摂取する場合です。
たとえば、アルコール類、あるいはイカ・エビ・カニなどのプリン体のプリン体を豊富に含む食べ物を摂取しすぎると尿酸値の上昇に繋がるリスクが増大します。そのため、痛風を未然に防ぐことも、痛風後の対策でもプリン体の過剰摂取を抑える習慣が必要となります。
初期段階から強烈な痛みを感じる痛風であるため、少しでも関節部に異常を感じているのなら医療機関での診察、医師へのアドバイスを求めて悩みを解消しておくことを意識してみてください。
痛風のサインは足の親指付け根部分に激痛を伴う初期症状
足の親指、付け根あたりに激痛があるのが痛風のサインとしておなじみですね。
何もしていないのに急に痛み出すことがあるなら痛風を疑っておいた方が良いかもしれません。痛風は初期症状が出る頃には血中の尿酸値は高くなっていて、関節部に尿酸が蓄積されている段階に入っています。
尿酸が関節に増え続けることで、肘、膝、そして足の親指付け根が激痛を感じるのようになるわけです。初期症状で感じる痛みは相当なもので、痛風になった人にしか解らないほどの激痛が伴います。
、、、が、通常、1週間くらい、長い場合でも10日ほどでその痛みはサッパリ引きます。激痛がウソのように解消され痛みを感じなくなるため、多くの人はそれで終わったと勘違いしてしまい、より症状が進行してしまうので、気になる場合は早期に医療機関でのアドバイスを受けるようにしてください。
痛風の初期症状があるにもかかわらず、放置してしまうのが痛風の大きな問題です。万が一、痛風の疑いがあるとしても医療機関での診断は正直面倒くさいと感じる人も多いでしょう。しかし、放置するほどに関節の炎症、その後の臓器トラブルに発展するおそれが充分に考えられるため、診断を受けるのが賢明な判断といえます。
痛風を放置しているうことで、体内の尿酸は溜まり続けます。それは内蔵機能を伴うため、ここから生活習慣病の合併症に発展する場合が珍しくありません。
痛風により、臓器でもっともダメージを受けてしまうのが腎臓です。排尿をスムーズに行うためには欠かせない腎臓ですが、尿酸が増えすぎてしまうとその排尿ではカバーできないレベルになります。
ヘタをすると心筋梗塞、脳梗塞などの生命の危険を脅かす病気にも発展するのが痛風の怖い特徴です。気になる体調の変化を感じたら早期診断を考えてみましょう。
痛風はどうやって予防すればいい?
「痛風」は、血液に含まれる尿酸濃度が健康時よりも高くなっていることで起こります。生活習慣病のひとつであるため、日ごろの生活リズム、食生活を改善していくことが大切になります。また、尿酸値が高い状態を解消するためにも、過剰に溜まった尿酸値の体外排出を促す必要もあります。
痛風のリスクを高める成分、「プリン体」の過剰摂取を抑えたり、アルカリ性の食材を日ごろから利用していくことは痛風対策をしていく上で欠かせません。
痛風よりの尿は中性であるため、尿酸を溶解する機能を持つアルカリ性の食品はとても有効と考えられています。さらにアルカリ性は尿の排出をスムーズに行う特徴があるので、尿酸値を落としたい人は体内をアルカリ性に近づける工夫を意識しておきましょう。そのほかにも、水分をしっかりと摂る習慣を持っておくと体内の尿酸が排出されやすくなります。
飲酒が好きな人は尿酸値が高まるリスクが大きくなるため、プリン体の過剰な摂取を控える意識を持つことも忘れずに。アルコールのほか、果汁・糖質の過剰摂取も体内にプリン体を多く入れるリスクになります。尿酸値が気になる場合は、水・お茶といった切り替えを考えてみましょう。
ちなみに、痛風の効果的な予防を促す食品は、野菜、いも類、海藻とあります。痛風にとっては逆効果な食材は、カツオ、エビ、カニ、タコ、魚の干物類、白子、肝類、をはじめ、日本酒、ワイン、ビールといったアルコール類です。
プリン体については、大半の食品に含まれているため、一切を断つ食生活は事実上不可能です。しかし、過剰な摂取を防いだり、健康的な食生活へと切り替えていく流れで大きな対策として効果が期待できます。
体内のビタミン・ミネラルが欠乏していくことで代謝が鈍り、尿酸の合成スピードが高まると考えられるため、日頃の食事を改善しておくことをきちんと意識してみてください。
食事以外での痛風対策では、エクササイズ、発汗を伴う入浴が効果が高い方法です。ほどよく負荷の掛かる有酸素運動でまいにち20分程度がんばっていきましょう。
まとめ
生活習慣病のひとつ「痛風」は多くの場合、男性が発症します。
「自分はもしかしたら痛風かもしれない、、、」と思っていても医療機関での診断をついつい先延ばしにしてしまう人が多いのも特徴です。
病院での検査を行えばご自身が痛風であるかどうかは短時間で解りますが、それでも医療機関に行くのはちょっと、と抵抗を感じているのでしたら、血液検査キットを用意してご自宅でチェックすることも可能です。
自身での検査でチェックするのは血液に含まれる「尿酸値」。血中の尿酸値が高い状態が慢性化することで痛風になるリスクが高くなるため、尿酸値がどのくらいなのかを事前に知っておくと対処しやすくなるはずです。
もしも医療機関での診断を受ける時間的な余裕がなかったり、病院に抵抗があるのでしたら、そのままにすることをやめて尿酸値を自宅で計測しておくと良いでしょう。また、健康診断でも尿酸値はチェック項目にありますから、確認を忘れずに行ってみてください。
万が一、尿酸値が基準値をオーバーするようでしたら、躊躇することなく医療機関でのアドバイスを受けておくのが賢明です。男性の尿酸値は男性で4~7mg/dl、女性で3~5mg/dl という基準値が設定されています。
ご自身でチェックできる血液検査キットについては、ネットでの注文もできます。コスト的にも大きなものではないため、不安な場合は手元に置いておくことをオススメします。
ネットでの血液検査キットを注文したあと、宅配で届いたキットを使用し、ご自身の血液を指定先に返送するだけで判断ができます。血液採取する際に針を使用するため、多少の痛みを感じることになるのがデメリットですが、簡易的な作業により痛風判断が出来るので検討してみるのも良いかもしれません。