ポケットWiFiを持っている以上、できるだけ常に通信速度が速い方がいいですよね。しかし、そううまくいかないものです。その中でも、いつも通信速度が遅い場所も数多くあります。
そういった場所を事前に知っていれば、もし仕事などで緊急を要する通信を行わなくてはならなくなったときに避けていくことで、その通信の円滑化を図ることができるでしょう。
というわけで今回は、ポケットWiFiの通信速度が遅くなりやすい場所をご紹介します。特にお仕事でポケットWiFiを活用されている方、必見です。
地下鉄や深い場所の地下街
簡単にまとめてしまえば、地下=電波が届きにくいのですが、最近では地上からすぐに降りることのできる、地下1階程度の深さであれば、たいていの場所では地上と大差のない通信速度になってきています。
しかし、ほとんどの場合が地下1階程度の深さよりもさらに深い場所にある地下鉄はもちろん、地下2階以下の地下街など、地上からその場所へ降りていくには数分かかってしまうような場所では、電波マークが2本ほどになったり、4本のままなのに読み込みが遅くなったりと、少なからず影響が発生しやすいです。
そういったつながりにくい場所も、最近では通信会社が大々的に「つながる!快適!」などと宣伝を行い、競争するかのように通信速度の改善をしていっています。
とはいっても、すべての通信会社があなたの利用する地下施設で通信速度の改善をしているとは限りませんし、改善が行われていたとしても、あなたの契約している通信会社が改善をしたとは限らないので、一度その場に行って確かめるしかありません。確かめてみて、通信速度が良好なら問題ありませんし、悪いのであれば仕事中はその地下施設は利用しないように避ければ、円滑なお仕事の通信や連絡ができるはずです。
頑丈な建物
地震大国と言われるほど、日本は地震が多い国ですので、マンションや公共の施設、さらには特に液状化現象が起こりやすい地域の鉄筋コンクリートの建物などは、とても頑丈に作られています。
なので言うまでもなくコンクリートなどの建材は固く簡単には壊れないものになっており、人を守る役割を果たしています。地震などの災害を考えてみれば、頑丈であって何よりですし、大いに心強いのですが、実は、ポケットWiFiからすると、この頑丈さは通信速度に影響があるのです。
どういうことかというと、頑丈にするための分厚いコンクリートなどの建材は、せっかくこちらに飛んできているはずのポケットWiFiの電波を反射・妨害してしまい、電波を弱める原因になってしまっているからです。
だからといって、ネット環境が整えられないというわけではなく、大小の差はあっても読み込みのスピードが少し遅くなるだけなので、大きな影響はありません。
しかし、少しでも電波強度や通信速度が不十分だと、緊急を要する際の通信にはやはり不利になってしまいがちです。そのための有効な対策としては、ポケットWiFiをできるだけ壁や窓の近くに置く、窓際におけるのであれば、できれば窓も開けておくといったものです。完全に可能ではなくとも、できるだけこの方法に近づければ、電波強度や通信速度の改善につながる可能性があります。
高層ビルが密集しているところ
これはおそらく政令指定都市のなかでも、東京や大阪などの一部でしか当てはまらないことかもしれません。高層ビル=都市部であることがほとんどですから、「通信速度が遅いはずない!」と思い込んでしまう方も多いかもしれないのですが、実は高層ビルが密集しているところでは、飛んできた電波を妨げるもの(高層ビルのこと)が多いために、電波強度が不十分になってしまうことがあるのです。なので、大都会でお仕事をされているのであれば、緊急を要する通信は逆にしにくくなりやすいのです。
最近では高層ビルなどの障害物をかわして、まわりこんでくるという素晴らしい電波が増えましたが、高層ビルからはできるだけ離れた方が通信はしやすいのです。対策といえば、おそらく上記の電波を使える機種を使用するしかないでしょう。
強いてほかの策を考えてみれば、高層ビルの近くではWiFiよりもつながりやすい、スマートフォンのLTE回線に切り替えて使うという、WiFiとLTEでタッグを組むかのような使い方が、賢い使い方かもしれません。できるかぎりポケットWiFiを使うことで、通信制限を回避しようとしている方にはおすすめできませんが(汗)
まとめ
いかがだったでしょうか。予想した通りのつながりにくい場所があったり、「えっ、こんなつながって当たり前のような場所で?!」というような意外な場所もあったことと思います。
こういった意外につながりにくい場所を一つでも多く把握して、必要なときの円滑な通信のときのための対策を講じておきましょう。社が改善する可能性も十分ありますので、たまにつながりにくい場所に変化がないか、確認してみましょう。