この記事を読んでいるあなたは海外留学に興味があるかとおもいます。以前留学経験があるか、もしくはこれから新しく留学するのかではないでしょうか?
今のご時世海外留学は昔と違ってだいぶ身近なものになりました。その昔ヨーロッパへ行く往復航空券代が50万くらいしたのに対し、今では10万円を切る事を珍しくありません。そればかりか運が良ければ5万円をきる事もあります。そうなると実に昔の10分の1の航空券代で海外に行って帰ってくる事が出来るのです。
そこで海外旅行にとどまらず海外留学をする人も今では大勢いるわけですが、彼らは一体どの様にして渡航先を決めているのでしょうか?
今回はイタリアとスウェーデンの2か国に居住経験のある筆者が海外留学のノウハウについてお伝えいたします。
さっと読める目次
海外留学の昔と今
冒頭でも述べましたが、日本人の海外留学生の数が年々増え続けています。
その具体的な数は国によって違いますが、留学の目的で一番多いのが語学留学です。
英語を習得したいという方が最も多いと思いますが、語学だけでなく技術を身に着けるために留学する人も少なくありません。
昔と違ってコストパフォーマンスがかなり良くなった分、色々な意味で海外留学の選択肢もまたグッと広がったのです。
今の時代で留学は珍しい事ではない?
その通りです。
一昔前は留学できるのはお金持ちの人か成績がものすごく優秀な人しかできませんでしたが、今はお金と時間さえあれば比較的誰でも簡単に留学できます。
しかしその留学手段や留学先によってその人が果たしてどのように努力して留学できたのかは全く違ってきます。
そしてもちろん誰でも留学できるからといって誰でもその留学が成功できるわけでは決してありません。
むしろ半分くらいは挫折して帰ってくる人も多いと思います。
では、そうならない為にはどうすればよいのでしょうか?
海外留学をするための7つの方法
では海外留学の手段は具体的にどのような方法があるのでしょうか?
ここで詳しくまとめてみました。
①語学留学
留学の中で一番数が多いのがこの語学留学です。英語を学ぶ人が一番多くなりますが、その他には中国語やヨーロッパの言語など実に色々なタイプの言語を現地で習得するための留学です。
②ワーキングホリデー
ワーキングホリデーとは日本と相手の国、両国の協定に基づいて、日本国籍を持ちなおかつ日本に在住している18歳~30歳(一部の国は25歳)までの者が最長1年間(一部の国は2年間)相手国に滞在できる制度の事をいいます。
現在のワーキングホリデービザが発行可能な国はニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク、ノルウエイ、台湾、香港の12か国で、ニュージーランドやイギリスが人気ですが、最近新しく追加されたノルウエイもオススメです。
③インターンシップ
インターンシップのビザは実に色々な種類があり、また同じインターンシップでも沢山の数の色々な仕事があります。また国によっても事情が全く変わってきます。インターンシップのビザで留学したい方はまず受け入れ先をみつけましょう。
④専門分野のスキルアップ留学
音楽や職人の技術を習得する留学の事です。語学学校があっせんしている留学から現地で専門学校にはいったり、現地の工房で働いたりとこちらも色々なビザの種類がありますが、この分野に関しては一番必要なのは根性だと思います。
⑤大学・大学院留学
海外の大学や大学院に留学する場合は、新学期の時期がまず違いますし行先によりだいぶ難易度に差が出ます。その為この大学に留学するんだ!となるべく早めに決めて対策を考え、地道に努力しましょう。
⑥海外ボランティア留学
青年海外協力隊が最も有名ですが今現在は実に様々な企業や団体が海外ボランティアを募集しています。また分野も色々あるので気になる方は自分にできる事があるのかじっくり調べて、説明会などに参加してみましょう。
⑦短期留学
語学留学や専門分野の留学などで短期プログラムを開催している現地の語学学校や学校は結構あります。長期留学と比べて短期なのに意外とコストパフォーマンスが悪い事も多いですが、日本で仕事を辞められないけれど海外留学がしたい!等といった方にオススメの留学プランです。
留学の方法って意外と色々あるんですね!
留学先を決める時にまず自分のやりたい事がその国で出来るかどうかも基準にしましょう。
行先の決め方
先程留学の手段について述べましたが、留学先を決める時にまずこの国に行きたい!と留学先を決める方も少なくありません。
筆者がイタリアに留学していた時は、イタリアは芸術の国なのでただ何となくイタリアに来たかったから来た!という人は比較的少なかったですが、例えば英語を勉強する語学留学だと英語圏の国は沢山あるし、近場のアジアでも英語を学ぶ事が出来るので行きたい国の中から留学先を選ぶ事も出来ます。
海外で暮らしたい!だけでは失敗する?
留学生活をエンジョイして日本帰国後もしっかりとした職に就き、結果的に留学を成功させる人がいる一方で、短期間で何度も同じ国に留学しておきながら日本に帰っても特に何かやるでもなく適当に働いているなど、いわゆる留学失敗組も沢山いる事は事実です。
もちろんその人本人が満足していればすべてハッピーエンドなのですが、せっかく留学して日本では得られない経験を得るチャンスがあったのに、成功する人と失敗する人の差は一体どこから生まれたのでしょう?
その差は実は留学に出発する前に生まれている場合もあります。
海外留学の計画の立て方
海外留学って、結構色々大変なんです。
ただ行って帰ってくる海外旅行とは違い、現地に住んで地元の人の中に混ざりながら何かを習得するという目的があるのですから、並大抵の努力では済まない場合が多いです。
それゆえせっかく海外に留学しても同じ日本人同士で固まってしまい、あまり現地の言葉を話さないで気がついたら留学期間が終わって帰国する人も結構多いのです。
何のために海外留学するのかを明確に!
海外留学で失敗しないために、まず何のために留学するか目標をはっきりと持つ事が重要です。
そして大まかな目標の次には具体的に細かい目標設定もしましょう。
例えば留学期間が1年の場合、1年後に○○の試験にチャレンジ!が目標であれば3か月で地元の友達を3人作る、半年で地元でバイトを見つける、などの小さい目標をちょこちょこと作る事によって自分のモチベーションを保つ事もできます。
因みに筆者がイタリアに住んでいた際は学生ビザから就労ビザに切り替えたのですが、最初から就労ビザを視野に入れてなおかつあまりお金もなかったので語学学校には1か月ほどしか通わず、もっぱらバイトと音楽の勉強に明け暮れる日々でした。
毎日忙しかったですが筆者は勉強で語学を習得するタイプでなく現場で覚えるタイプだったので仕事でイタリア語を毎日話さないといけない状況に身を置けたので、語学習得も結構早く出来たのが良かったです。
長期留学と短期留学のメリットデメリット
ここで、長期留学と短期留学のメリットとデメリットについて考えてみましょう。
長期留学のメリットとデメリット
まず長期留学は1年~と比較的時間に余裕があるので焦らずゆっくり勉強をする事が出来ます。
デメリットは長期の留学なので現地に馴染めないとなかなか大変な事ですが、不安な方は先にその国に旅行もしくは短期留学してお試ししてみるのも良いと思います。
短期留学のメリットとデメリット
短期留学のメリットは時間がない人でも気軽に留学できる事ですが、長期留学と比べて期間がかなり短いのにコストパフォーマンスが悪かったりする事もあります。
また語学留学の場合は期間が短いのでかなり頑張らないとその語学を習得する事は出来ないでしょう。
それらを踏まえたうえで自分にはどちらの留学が良いか、じっくりと考えてみましょう。
まとめ
如何でしたでしょうか?
この記事がこれから留学を考えている皆様のためになったなら幸いです。
留学の準備などは色々大変な事が多いですが、それでも実際に現地に行って勉強する楽しみや感動はやはり素晴らしい物がありますので、めげずに楽しんでいる自分の姿を想像して頑張ってください。
この記事を読んでくださった皆様の留学生活が充実した物でありますように!