近年、スマホや携帯電話を一人一台持つことは珍しいことではなくなっています。
いつでも情報にアクセスできるため便利な一方、生活に密接しすぎることで逆に負担になってしまう通称「SNS疲れ」が話題になっています。
今回は、このSNS疲れの原因や対処法などについて詳しくご紹介していきたいと思います。
さっと読める目次
SNSはコミュニケーション手段の一つ
電話やメールなどと同じように、SNSもコミュニケーションツールの一つです。
他にはないメリットとしては、SNSの場合は実際には会ったことのないような人とも関われるということでしょうか。
時と場合によっては危険要因にもなり得ますが、それでもたくさんの人とどんどん繋がりたいという人にとっては必要不可欠と言ってもいいかもしれませんね。
最近では、よりリアルタイムにやりとりが楽しめるLINEも登場しています。
スマホを持っているほとんどの人がLINEをインストールしているほど、SNSは生活において身近なものになっています。
また、LINEなどのSNSは初心者でも気軽に始められる簡単なものなので、子供でもお年寄りでも利用している人は非常に多いです。
使い方を間違えなければ、とても便利で重宝されるSNS。
利用する際には、人としての常識とマナーを守ることを心がけたいところですね。
SNS疲れする原因とは?
「SNSに疲れた」という声をよく聞くものの、具体的にはどんなことに疲れる人が多いのでしょうか?
原因として考えられるものをご紹介します。
強迫観念にかられる
SNSは、基本的には自分の好きなことを好きなように投稿するものです。
もちろん見る人を思ってある程度の配慮をする必要はありますが、「必ず投稿しなければならない」「コメントをしなければならない」などということはないのです。
友達の投稿で気になったものがあればコメントをすれば良いだけで、必ずしも目を通さなければいけなかったり、コメントをしなければいけないわけではありません。
SNS疲れをする人には、SNS上で「○○をしなければいけない」という強迫観念にかられている人が多いのです。
これはもはやSNS依存症とも言えるでしょう。
SNSでやらなければいけないことがあるとすると、片手間にSNSをするというよりも生活の中心がSNSになってしまっているといっても過言ではありません。
自由なはずのSNSで強制されるようでは、気疲れしてしまうのも当然ですよね。
人の反応が気になる
自分が何かを投稿した後、それを見た人の反応が気になるという人も多いと思います。
これ自体は問題はないのですが、中には人に認められることだけを求めて投稿するという人もいるでしょう。
興味を持たれたり、「すごい」と思われたいがためにわざわざネタを探して投稿する。
これではSNSに振り回されているとしか言えません。
しかも、よかれと思って投稿した内容が誰にも相手にされなかった時、はたまた非難を受けた時。
理想と現実のギャップが激しく、「次こそは!」と理想を追い求めまたネタを探す…。
悪循環にはまっているとしか思えませんよね。
人の目を気にしすぎるのは、SNSをやるには向いていないといっても過言ではないでしょう。
人に嫉妬してしまう
自分の近況を投稿するようなSNSの場合、当然ながら他の人の近況も知ることになります。
「他の人は関係ない」と割り切れる人であれば何の問題もないのですが、自分の今の生活に不満があったり自分に自信がない人の場合、他人の楽しそうな投稿を見て嫉妬してしまうということも少なくないようです。
人によっては、見栄を張ってわざと楽しそうな投稿をする人もいるかもしれません。
でもそれが所詮単なる見栄であれば、投稿し続けるには努力が必要になりますし、「他の人に負けないように」を常に前提にしていれば疲れてしまうのは当たり前です。
キャラをつくっている
SNSで注目されたいがために、素ではないつくった自分を見せている人も多いようです。
始めのうちは良いかもしれませんが、所詮は偽物。
自分でつくり上げたはずのキャラクターに振り回され疲れてしまいます。
「人にこう思われたい」という思いが自分の首を絞めることになるのです。
仲間はずれにされたくないという思い
SNSには、グループでチャットできる機能などもあります。
普段現実で仲良しなグループで自分だけグループに入っていなかったり、みんなが知っている話題が自分だけ知らないということは避けたいという思いから、本当はやりたくもない SNSを無理矢理やっているという人もいるでしょう。
SNSは強制されてやるものではありません。
無理にやって疲れるようであれば、やらないに越したことはないのです。
SNS疲れした時の対処法は?
SNSに疲れた時の対処法をご紹介します。
SNSをやめる
何と言っても、一番の解決方法はSNSをやめること。
やめてしまえば、SNSに関する悩みは全て吹き飛びます。
「友達がいなくなる」「仲間はずれにされる」と不安でやめれない人に言いたいことは、SNSをやめた程度で疎遠になるような友達は友達ではないということです。
本当に気心の知れた友達であれば、電話なりメールなり直接会うなりでいくらでもコミュニケーションをとることができるのです。
SNSに疲れたのであれば、まずSNSでの自分の状況とじっくり向き合ってみてください。
もしも今すぐにSNSをやめたとして、なくなるもの、残るもの…。
よく考えた上で、メリットが何一つないようならやめても何の問題もないでしょう。
SNSをやめれば、その分リアルの生活に全てを注ぎ込むことができます。
「人に自分の生活を見てもらう」ことよりも、「自分自身がどれだけリアルの生活を楽しめるか」ということを考えるべきではないでしょうか。
SNS上の人間関係を整理する
SNSでは知人もそうでない人も気軽にフォローできることから、人間関係が不要に広がってしまっている人も多いと思います。
無駄に多くの人をフォローしていると、それだけ多くの投稿が目に入り気になってしまいますよね。
そんな時は、思い切って人間関係を整理してみましょう。
リアルでの友達だけを残すもよし、逆にそれ以外の人だけを残すもよし。
果ては全員を切ってみるのも一つの手段かもしれません。
SNSは基本的に自由なものなので、誰かに気を使ったり嫌なことをすすんでしたりする必要はないのです。
「人は人」と割り切る
友達の楽しそうな投稿に嫉妬してしまう、という人の場合、やめるのが一番手っ取り早い方法ですが、可能であれば割り切るようにすると気持ちは楽になると思います。
隣の芝は青く見えると言うように、楽しげな投稿をしているからといってその人が今何もかもを楽しんでいるとは限りません。
仕事で辛い思いをしているかもしれませんし、人には言えない苦労があるかもしれません。
そんなことも全て隠し、楽しいことだけを公開できるのがSNSのメリットなのです。
人の投稿を見て嫉妬してしまいそうになったら、「そんなこともあったんだ」くらいの軽い気持ちで流し見るようにすると良いでしょう。
通知をオフにする
友達がSNSに投稿したり自分の投稿にコメントがついたりすると通知が鳴るように設定している人も多いと思います。
一見便利な機能ですが、通知はSNS疲れを助長させる原因にもなりかねません。
通知が鳴ると、「見なきゃ」「返事しなきゃ」と思ってしまいますよね。
これをオフにして、気が向いた時に見るようにする程度に変えることで、SNSに対するストレスはある程度軽減できるはずです。
最後に
SNSでのやり取りが当たり前にもなっている現在、SNS疲れに悩んでいる人も数多くいます。
原因としてはSNSに対して依存症ぎみになっていたり、気を使いすぎて疲れるということが挙げられます。
適度に楽しむためにも、SNS疲れにならないよう使い方に気をつけましょう。