確定申告を行う際にまず悩むべきところが青色申告にするか白色申告にするかではないでしょうか?イメージ的に青色申告は複雑で、白色申告は簡単と考える人は多いでしょう。どちらにせよ、確定申告は面倒なことに変わりありません。少しでも楽に確定申告をすませたいと考える人は多いはずです。
また、確定申告をするにもまずはどうしたら良いのかという、確定申告を初めて行うという方もいるのではないでしょうか。今回は白色申告とは何か?白色申告の流れ、いかに楽に行なう方法などをご紹介していきます。
さっと読める目次
白色申告とは
日本の住民で日本で仕事をし、その仕事によって所得を得ているのであれば、申告納税制度にのっとり所得税を納税しなくてはいけない義務があります。その納税額を決定するのが確定申告ですが、一般的な会社員であれば全て会社でやってくれるので、個人的に確定申告をする必要はないでしょう。
しかし、個人事業主の方やフリーランス、会社に所属はしていないが何らかの形で所得を得ているという方は、ご自身で確定申告をしなくてはいけません。自分で確定申告をする場合、青色申告か白色申告を選ぶわけですが、始めて確定申告をする時に白色申告を選ぶ人が多いようです。
白色申告とは複雑な計算を用いて納税額を決めるような方法ではなく、単式簿記で行なう非常にシンプルな確定申告になります。
青色申告との比較
青色申告は白色申告とは違い、複式簿記にて帳簿を記録しその取引を元に確定申告を行います。想像すればわかるとは思いますが、毎日細かく帳簿を記帳していかなくてはいけないですし、複式簿記を用いるので確定申告が非常に面倒になるでしょう。しかし、特別控除が受けられたり、経費として認められる項目や金額が多いのが最大のメリットとなります。
それに比べて白色申告は、特別控除はありません。しかし、青色申告に比べて記帳がシンプルで単式簿記を用いた計算ですみます。確定申告の手間がはるかに楽なのが白色申告の特徴をいえるでしょう。
白色申告の良い点と悪い点
白色申告の良いとして、記帳も複雑ではないですし、申告の手続きも簡単ということがあげられます。こういったことから、確定申告にあまり慣れていない人が白色申告を選ぶことが多いのでしょう。使った経費も細かく計算する必要がないので、帳簿の作成が得意でない方も、そこまで苦労をせずに確定申告ができるという点は大きなメリットになります。
逆に悪い点として、青色申告のような特別控除が受けられれない事です。なので所得が多い方が白色申告をしてしまうと、青色申告よりも多くの税金を払わなくてはいけなくなってしまいます。作業の楽さを取るか、面倒でもお金を取るか、迷いどころですね。
白色申告のやり方
白色申告を行っていく場合、何から準備を始めれば良いか、実際の流れをお伝えします。まずは、白色申告に必要な書類を揃えましょう。白色申告に必要な書類は2つあり、確定申告書と収支内訳書です。どちらの書類も、国税庁のHPからダウンロードすることができます。
他にも自分が加入している保険関係の書類や住宅ローン関係の書類は控除の対象となるので、そういった書類も一緒に用意しておくようにして下さい。
白色申告の記帳の仕方
過去の白色申告者であれば、課税所得が300万円以下であれば帳簿の作成はしなくて良いということになっていました。しかし平成26年分の確定申告から、白色申告者でも帳簿は作成しなくてはいけないということが義務付けられています。こういったことから昔の比べて白色申告のメリットはなくなっているということもいえそうですね。
白白申告の記帳の仕方ですが、収入と支出を日付ごとに記入していくだけの簡単な内容となっています。青色申告では、ひとつひとつの取引ごとに記帳をしなくてはいけませんが、白色申告では日付ごとの記入で良いので、やはり青色申告よりは手間が少ないといえるでしょう。
収支内訳書の書き方と書類の保存
確定申告書と一緒に提出する収支内訳書は、どのくらいの利益が出たのかを計算し書いていきます。その年はどのくらいの収入があり、経費にかかった金額はどのくらいかを書いていきましょう。収支内訳書は、一般用と不動産所得用、農業所得用とそれぞれ分類されているので、自分の当てはまる紙に記入して下さい。
また、記帳した帳簿や取引に利用した請求書や領収書は、保存しておかなくてはいけない義務になっているので捨てないように注意して下さい。保存方法は特に決められていませんが、自分が一目見て1年間どういったお金の流れであったかを確認できるように整理しておくと、非常にわかりやすいです。
白色申告を劇的に楽にするソフト
青色申告に比べて、いくら白色申告が楽といっても作業が面倒なことには変わりありません。特に確定申告が始めての場合や、慣れていない場合にはそれなりの知識がないとスムーズに書類を埋めていくことはできないでしょう。
詳しい人に相談ができる状況であったり、専門の税理士などに教えてもらいながら書類を作成していくのであれば誰でもできるでしょうが、知り合いにそのような人がいないという方のほうが多いはずです。結局は自分で確定申告をしなくてはいけないですが、劇的に作業を楽にしてくれるソフトがあります。
freee (フリー)というクラウドソフトで、個人事業主やフリーランスの方を含め、50万人以上が利用しているクラウド白色申告ソフトです。
面倒な入力作業が圧倒的に楽になる
白色申告を行なう際に、面倒で複雑な作業といえば入力作業です。そんな入力作業がfreeeを使う事によって、圧倒的に楽になります。freeeはクラウドなので、利用するのに必要なのはネット環境とスマホのみ、なので思い立った時にいつでも利用する事ができます。
「後で入力しよう」なんて思っていて忘れてしまうこともありますよね?しかし、そんな心配はありません。また白色申告には、経費の計算のために1年分の領収書やレシートを見て数字を入力しなくてはいけませんが、freeeはスキャンをするかスマホで撮影をするだけで自動で読み取ってくれます。この機能のおかげで、手間とミスが大幅に減らす事ができるでしょう。
書類作成で迷う事がない
確定申告になれていない人にとって、書類の作成は非常にハードルの高いものとなるはずです。何も知らない状態から作成するのであればなおさらで、それなりの知識を身につけてからでないと、迷う事が多いでしょう。しかしfreeeであれば、専門的な知識もいらなければ、書類作成から提出までの流れを全てナビゲーションしてくれるので、どんな方でも迷う事がありません。
自分で書類を作成したけど「本当にこれで良いのかな?」なんて不安になることは多いと思いますが、freeeでは全ての作業がステップ形式で進んでいくので、自分自身で納得しながら書類の完成を迎えられることでしょう。
サポート体制が充実している
freeeを利用して、いくら白色申告がわかりやすく楽になったとしても、まだまだ不安な方は多いはずです。そんな不安を吹き飛ばしてくれるのが充実のサポート体制にあるでしょう。少しでも気になった点があれば、チャットやメールで全ての不明点を解決してくれます。
もちろん問い合わせをしなくても、たくさんの質問が記載されているヘルプページも充実しているので、そこで全てが解決する場合も多いです。
まとめ
今回は、確定申告の中でも白色申告についてご説明させていただきました。青色申告に比べれば比較的簡単で楽に済ませる事ができる白色申告ですが、確定申告が面倒なのは変わりません。しかし、自分で確定申告をしなくてはならない人にとっては避けては通れない道です。
さらに、白色申告はデメリットも多いので今後青色申告に変更したいという考えをお持ちの方も多いでしょう。そうなれば、白色申告くらいで手間取っていては青色申告を行なうのは難しいのではないでしょうか?白色申告くらいであれば、簡単に済ませられるようになっておきたいものです。
そこで役に立つのがfreeeです。とにかく確定申告を簡単で楽に済ませたいのであればfreeeを是非活用してみて下さい。