一昔前までは男性が働きに出て家事炊事は女性がやる、というのが当たり前でした。しかし時代は変わり、今では女性も働いて家事や炊事は分担するというケースも増えましたよね。そんな中で女性だからと言って必ずしもお料理が出来るという方程式も成り立たなくなってきました。
でもいざ彼氏に何かご飯作って、とお願いされたときに包丁すら握ったことが無いとも言いづらいかもしれません。
実際のところ男性は料理という面において女性にどんなことを求めているのでしょうか?オススメのお料理や初心者向けの意識したい料理法も交えながら考えていきましょう。
さっと読める目次
どうせなら、出来ないよりは出た方がいい?
最近では男性でも料理をしっかりやるという方も少なくありません。男性は凝り性なところもあるので、下手をするととても手の込んだお店レベルの料理を家で作っていると言うともいますよね。自分よりパートナーの方が料理上手、というパターンも多いことでしょう。
外食好きで色々なお店に日々食べに行って自炊はほとんどしないと言うカップルもいるかもしれません。お金はかかるかもしれませんが、外食に価値を見出すカップルであればそれはそれで理想のライフスタイルですよね。
そうはいっても…
男性はなんだかんだ女性に料理をしてくれることを心のどこかでは望んでいるはずです。自分より美味しく作るかどうかや日常的に料理をしてほしいということではなく、ふとしたタイミングで自分のために料理を作ってくれる安心感などは男性の心をガッチリ掴むはず。
男性をコントロールするための武器のひとつとしても、女性は料理をマスターしておくにこしたことはないと思います。出来ないよりは出来た方がいざという時にも役立つはずことでしょう。
男性が好きな料理のポイント
男性が女性の料理に求めるポイントとはどんなものなのでしょうか?先ほども述べたように料理上手の男性なのかそうでないかでも女性の料理に求めるものは微妙に変わってくるとは思いますが、基本的には以下のようなことを求めているのではないかと考えられます。
家庭的である
趣味性の強い男性の料理に対して、女性の料理には家庭的な要素が強く出ます。そして男性自身も女性の料理にはそうした要素を求めているんです。なにもカレー粉をイチから自分調合した特製カレーを作ったり、クリスマスにローストビーフや何日も煮込んだビーフシチューを作ってくれることを望んでいるわけではないのですね。
そのような意味では、難易度の高い料理ではなく手軽に作れるけど滋味にあふれているような料理のレパートリーを増やす方が男性の胃袋は掴みやすいのではないでしょうか?
栄養バランスがとれている
男性の作る料理は趣味性が強いあまり栄養バランスなどは無視しがち。味は美味しいけど、こんなの毎日食べてたら外食より高くつくし何より身体に毒ということもしばしば。
対して女性の作る料理は家庭的で栄養バランスが優れている傾向にあります。そんなに美味しいものを食べたければ外食すればよいわけですから、まずは相手の身体のことを一番に考えた優しい家庭料理をしっかりマスターしたいものですね。
スタミナがつきそう
栄養バランスだけを意識して精進料理や味気ない料理ばかりになると男性は飽きてしまいます。またオシャレ感のみを意識したカフェごはんっぽいものも男性はあまり好みません。
肉やにんにくなど、スタミナのつきそうなおかずなどを意識的に取り組んでごはんが進むようなメニューを考えてあげると喜ぶはずです。
もちろん毎日そのパターンでは飽きてしまいますから、時にはオシャレ感のあるメニューを盛り込んでみたり、鍋やしゃぶしゃぶのような気軽に二人で楽しめるようなメニューも織り交ぜていくとよいのではないでしょうか?
なんだかんだ味が好み
色々言っても味が抜群に美味しければ評価はぐっと上がると言うのも間違いありません。ただし味に関しては個人の好みの問題もあり一概にこういう風にするべき、というのは言えないですよね。
パートナーがどういう味付けを好んでいるのか、行きつけのお店や普段好んで食べている味をさりげなく調査して再現出るようになればポイントはかなり高いはずです。
日頃からどんな味付けのものを好んでいるのか意識してみるのも胃袋を掴むためには必要なことと言えるでしょう。
今夜さっそく実践したい!男性の胃袋を掴むオススメ料理
肉じゃが
家庭料理の定番である肉じゃが。作ること自体はさして難しくはありませんが、あくまでもおふくろの味といいますか、他人に作ってもらうことに意味を感じる料理なので、女性に作ってもらえたら喜ぶこと間違いなし。
味付けさえ間違えなければ必ず美味しくなりますので、レシピ本などを参考に早速挑戦してみましょう。
オムライス
童心を思い出させてくれる洋食メニュー、中でもオムライスは家庭で出てきたらテンションが上がる料理のひとつ。
卵の部分を作るのが少し難易度が高いですが、慣れないうちはキレイに包もうとせず、半熟状態の卵をそのままごはんに乗せてあげるのが簡単に出来てオススメです。
カレー
誰もが大好きなカレーライスも鉄板料理のひとつ。市販のカレールーは日々進化して美味しくなっていますから、基本的にはまずく作りようがありません。
ポイントは料理慣れしていないなら余計な隠し味などはいれずに、ルーの箱に記載されている通りに作ること。企業が研究に研究をかさねたレシピが美味しくないはずがありません。
からあげ
揚げ物は料理の中ではワンランク上の技術。ボリューミーな印象もあるからあげは男子なら大好物間違いなし。少し手間はかかるかもしれませんがぜひ挑戦したい料理です。
からあげは漬け込み液の作り方や漬け込み時間で意外と味に差がつく料理。美味しいからあげに出会ったら作った人にコツを聞いてみるといいかも。思わぬポイントがあるかもしれませんよ。
料理初心者に伝える!ここだけは押さえておきたいポイント!
お料理は段取りが命。特に料理慣れしていない方は段取りが悪くて無駄に時間がかかったり、想定していた味と変わってしまったりするものです。
よくレシピ通りに作っているのにうまくいかない、という方がいますか、大抵はレシピを作っている人が想定している手順や段取りから大幅にずれてしまうことから味の差異が生まれてしまうんですね。
いきなり手際をよくするのは難しいですが、まずは以下のような点を特に注意しながら料理を進めてみてはいかがでしょうか?
レシピは吟味する
ある意味料理初心者~中級者まで意外と見落としがちなポイントがちゃんとしたレシピ探しです。料理慣れしていないとはレシピをネットや本から手に入れることが多いと思いますが、そもそものレシピが美味しくないレシピでは完成する料理も美味しくなることはありません。
今はクックパッドなど便利なサイトも多いですが、中には素人が載せているレシピも多く、一概にすべて参考にできるわけではありません。慣れてくれば「このレシピは美味しくならなそうだな…」と判断が出来ますが、はじめのころはなかなかそうはいきませんよね。
そんな時にはなるべくプロのレシピを参考にするようにしましょう。プロの出している料理本などがあれば一番ですが、今はネットでも色々なお店のプロのレシピを手に入れることが出来ます。味付けはどうであれ、手順や下ごしらえなどは基礎のある方のレシピとなりますのでとても参考になります。大抵は家庭でも出来るように簡略化されたレシピを紹介してくれていますから、ぜひ探してみてください。
はじめに準備・下ごしらえを済ませる
料理のコツは段取りにあると言っても過言ではありません。制作手順を頭にある程度いれて、使う道具や材料ははじめにすべて用意しておきます。特に料理慣れしてない人こそこのことを意識すべきです。
たとえば炒め物をしているときに、塩コショウを準備せず火を入れて炒めはじめ、いざ塩コショウをしようとしたら見当たらずに探していると、その間に具材は焦げたり余計に火が通ってクタクタになってしまいます。
こうしたことを防ぐ意味でも出来る限りすべての材料をちゃんと準備しておくことが大切です。具材の切り分けなどもはじめにまとめて行ってお皿やバットに整頓しておくと手際よく調理することが出来ます。
なかなかはじめは面倒に思いがちな工程ですが、ぜひ実践してみてください。お料理のレベルが1ランクも2ランクもあがるはずですよ!
包丁の扱い方は慎重に
包丁の扱い方は初心者の方にとってはとてもハードルの高いものです。
基本的なこととして、包丁はしっかりお手入れする事。切れ味の悪い包丁は素材を痛めてマイナス効果をもたらしています。時には苦みやえぐみをもたらすこともありますので注意しましょう。砥石で砥ぐことまではしなくとも、ダイヤモンドシャープナーのような手軽にお手入れできるアイテムでこまめなお手入れをすると料理の効率はあがります。
持ち方や姿勢にも注意
包丁を扱う時は持ち方や姿勢にも注意したいところです。
ポイントはまな板に対してちょっと横を向くこと。身体を斜めにずらすことで包丁をまな板に対して垂直に扱うことが出ます。
包丁を持っていない手は猫の手が原則。指を伸ばしていると間違えて指を切りかねません。これはプロのように包丁の扱いに慣れている方でも鉄則。むしろある程度慣れている人は切り方が優れている分、ちょっとした不注意で大けがにつながりかねません。そのための予防策はちゃんとするのが基本。
料理の時に最も慣れているかどうかが出やすいのが包丁の扱い。それ以外が雑でも包丁をうまく扱える人は日頃料理をするのだろうな、と感じさせてくれます。
もしも料理無精であることあまり感じさせたくないのであれば、まずは包丁の扱い方をある程度マスターするところからはじめてみてはいかがでしょうか?
相手にぐっと料理上手にみせることが出来るはずです。
こまめに洗い物をしながら進める
お料理をする際、特に手数の多いレシピに挑戦する際に意識したいポイントです。材料や手順が増えれば使う道具も増えますから、それに伴って洗い物も増えていきます。
このときにキリのいいところでこまめに洗い物をすることが大切です。洗い物そのものが大事、というよりは限られたキッチンスペースを洗い物の山で埋めておけば効率も下がってしまいます。
料理の効率を下げないためにもキッチンスペースは最大限に利用するべき。このスペースの使い方が料理上手の人と素人の大きな差といえるかもしれません。
スペースの有効活用は今まで、そしてこれからの料理の手順やそれによって必要なスペースや材料を逆算する必要があるため、それなりに経験を積んでいかないと効率的な使い方は出来ないかもしれませんが、まずは洗い物をこまめに行うところから挑戦してみてください。
お皿やテーブルコーデで差をつける
お料理スキルは短時間でごまかすには限度があります。そんな時に誰でもすぐに実践出るのがテーブルコーディネートや盛り付け、すなわちビジュアル面をよくすると言う方法。
テーブルコーディネートを意識
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テーブルコーディネートはマットを敷いてみたり、造花をさりげなく置いて見たり、キャンドルをたててみることで雰囲気をぐっと変えられます。
箸置きやカトラリーレストを置くと言うのもいいかもしれません。一般家庭ではなかなか箸置きまで準備することは少ないですが、そのような部分もちゃんとすることで特別感を出すことが出ます。
お皿選びと盛り付け
お皿と盛り付けは料理の最後の隠し味と言っても過言ではありません。この隠し味を間違えると、料理の印象はがらっと悪くなりますが、逆に成功させれば見た目から美味しそうと感じさせることが出ます。
ポイントは余白と高さ、カラーコーディネートです。盛り付けにおいてはなるべく高く、そして余白をあえて出すようにするとオシャレ感が出ます。こういうオシャレな盛り付けには西洋風のプレート磁器などが映えますね。
逆にスタミナ満点のボリューミー感を演出するのであれば、和風の陶器のような深皿にドーンと山盛りにするのも手。ボリューム感はありながらも、落ち着いたお皿で、ちゃんと作られた料理を演出できます。
ちょっとしたことから男性のハートをつかむ
いかがでしたか?
なんだかんだいっても男性は女性に料理を作ってもらえたら嬉しいものです。
ちょっとしたコツを会得して印象アップを狙ってみましょう!