恋人との未来を考えた時、そのまま結婚をして生涯ずっと一緒にいるということは本当に限られた確率の中にあります。悲しいことにほとんどの場合は、別れを経験することでしょうし、別れを通して学ぶこともあるので、別れ自体はそこまで悪いものではありません。
それでも付き合っている恋人とは出来るだけ別れたくないものです。別れずにイラれるのであればずっとそのまま過ごしていきたいもので、さらに言うのであれば人生のパートナーとして寄り添っていたいもの。
そのためには、出来るだけ別れの原因になるようなことを避けていく必要があります。今回はそんな別れの原因について注目。別れの原因の中でも特に多いと言われる9つのことについて紹介をしていきます。
マンネリ化
付き合っていく時間が長くなれば長くなるほどに注意をしたいのがマンネリ化です。付き合った当初は二人でいることや、言葉を交わすことでさえ、ときめきに満ちていて、相手が何よりも魅力的に思えたことだと思います。
しかし一定期間を過ぎると相手の存在が当たり前となってしまい、それによってマンネリ化が始まります。新鮮味や刺激がない毎日には退屈をしてしまいますし、友人の恋愛話やドラマや漫画などを見て、恋愛のときめきが欲しくなることや、恋愛への潤いが足りないことを自覚してしまうと、別れについて自然と考えるようになるのです。
マンネリ化によって別れたカップルというのは、別れてからお互いの大切さに気付くということもよくある話なので、ヨリを戻すということも珍しいことではないかもしれません。
浮気
浮気が原因で別れたことがあるカップルは多いかと思います。どこからが浮気になるのか?という浮気の定義については、世間一般的にあやふやで漠然としたものなので、特に決まりがないのが事実。
そのためそれぞれの価値観によって浮気のボーダーラインというのが決められているので、中には決定的な浮気が別れの原因になったことがある人もいれば、些細な誤解や浮気という思い込みによって別れてしまったことがある人もいます。
恋人が浮気をしてしまうと、一気に恋心が冷めるものであり、なおかつ相手の存在が汚く見えてしまうもの。そう思えてしまう人は、別れを決断するスピードも速いかもしれませんね。
すれ違い
特に新社会人カップルや、多忙な毎日を送る社会人に多いのがすれ違いが原因になって別れてしまうというもの。
お互い忙しく、会う時間を作ることも出来なければ、人は忙しいとどうしてもそれを理由にしてしまい、人とのコミュニケーションを疎かにしてしまうものです。それはたとえ相手が恋人だったとしても言えることであり、忙しいということを逃げ道にして、日頃の疲れもあってか恋人とのコミュニケーションを避けるようにもなります。
そんなすれ違いが続くと、「付き合っている意味はない」という結論に至ってしまい、別れを選択するカップルも。中にはすれ違ったまま、別れ話もせずに自然消滅をしてしまうカップルもいるでしょう。
気持ちの薄れ
付き合ったからといって、ずっとその時の気持ちが続いていくとは限りません。人は普段と恋愛をしている時の性格というのは異なるものであり、実際に付き合っていくことによって、相手の新たな一面を知ることが出来ます。
そのため、実際付き合ってみて相手の新たな魅力を見つけることも出来れば、特に魅力もなかったり、幻滅をしてしまうこともあり、好きという気持ちが薄れてしまうこともあります。
また、付き合っている期間が長いと飽きが来てしまうこともあり、次第にそれが気持ちの薄れに繋がり、別れの原因になってしまうこともあるのです。
思いやりがなくなる
思いやりがなくなってしまうというのは、ある意味それだけお互いの存在が当たり前であり、気をゆるしている証拠だとも言えます。しかし親しき仲にも礼儀ありという言葉があるように、最低限の思いやりや礼儀がないと、不用意に相手を傷つけてしまうことや、苛立たせてしまうこともあります。
長く付き合っているカップルに特に多い別れの原因でもあり、思いやりを感じないことによって自分自身も相手への思いやりをなくしてしまうことにより、完全に二人の関係が冷め切ってしまうのです。
隣にいてくれることの有り難みや、感謝や謝罪というのは、たとえ一番近い存在でそれが当たり前の行為だったとしても、大切なことなので決して忘れてはいけないのです。
些細な喧嘩
別れた後になんで別れてしまったのだろう…と後悔する別れの原因ナンバーワンと言っても過言ではないのが、些細な喧嘩が原因で別れてしまうというもの。
些細な喧嘩なので、喧嘩の原因自体は本当にどうしようもないものであり、まさか別れるとは思わないことだったりします。しかし喧嘩をして、お互い白熱をしてしまったり、維持や見栄を張り、素直になることを忘れてしまうと、喧嘩をしていた内容のことよりも喧嘩に対して熱中してしまうのです。
熱は冷め切らないまま、勢いで別れてしまい、後々冷静になってみると青ざめることが多いこの原因。喧嘩別れなので気まずくて連絡をすることも難しくなったりと、別れた後にお互い未練を引きずることが多いという特徴もあります。
欠点ばかりが目につく
付き合っていくと、恋人の色々な一面を見ることが出来ます。その中には決していいことばかりではなく、欠点のようなものもあります。その欠点に対しても好きだと思う必要はありませんが、それを受け止めることが大切ですし、改善をする必要があるのであれば一緒に頑張る必要もあるでしょう。
しかしそんな中でも欠点ばかりが目についてしまう場合には、恋人といても嫌悪感や苛立ちばかりが募ってしまい、理不尽な態度を相手に取ってしまうこともあります。また好きだという恋愛感情もスッキリとなくなってしまったり、なかなか改善されない欠点に嫌気がさして、別れを告げることもあります。
趣味への理解
特に男性が別れを決意した原因として多いのが、趣味への理解が得られなかったというもの。恋愛をすると、ある程度趣味に関しては自由に出来なくなる場面もあるでしょう。しかしそんな中でも趣味は自分の楽しみや生きがいだと思っている人も少なくありませんし、恋愛だけでなく趣味があってこそ、人生が楽しいと思う人もいます。
そんな趣味に対して、恋人が理解を示してくれない場合は、最終的に別れを選んでしまうこともあるのです。趣味に対しての理解を必ず得なくてはいけないというわけではありませんが、趣味に対して批判をすることや、馬鹿にするような態度を取られてしまえば、百年の恋も冷めるもの。
趣味はその人の価値観や生き様を描いているものでもあるので、自分が否定されるのと同じくらいに悲しく、別れの原因としては十分なものなのです。
他に好きな人が出来た
他に好きな人が出来てしまえば、別れるというのも当然の流れだと思います。実際他に好きな人がいるのに無理やり付き合ってもらっても虚しいだけですし、最終的に別れる可能性のほうが高いので、他に好きな人が出来た場合にはスッパリと別れたほうがお互いのためにもなります。
恋人に対しての不満が募っていたり、二人でいることが少なくなったりして、身近な異性を気になりだす。他の別れの原因でもあるように、恋人に対しての魅力を感じなくなったら、他に好きな人が出来るというのも時間の問題なのかもしれません。
まとめ
別れの原因について、特に多い9つのことを紹介してきました。中には付き合っている中で、努力次第や心掛けによってその別れを回避することも出来るでしょう。
しかし努力をしたとしても、その努力が実らずに別れてしまうこともあります。恋愛に限らず人付き合いというものは、付き合ってからこそスタートを切るものなので、相手の気持ちがあってこそ続いていくものなのです。
別れてしまうことは悪いことではありません。しかしどうしても別れたくないのであれば、相手を思いやることを忘れないようにして、精一杯二人で過ごす時間を大切にしていきましょう。