ポケットWiFiをすでにお持ちの方や、持っていなくてもある程度知識がある方など関係なく、ポケットWiFiに対して何かしらの疑問を持ったことは今までにありませんでしたか?
その疑問を検証しようすると、ポケットWiFiそのものを持っていなければ当然できませんが、持っていれば簡単に試せそうでやってみたくなる、けど壊れたりしたら困るからできない...
などと、何通りもの解明へと試しにくい疑問が存在すると思いますが、実際のところどういった結果になるのか、今回は一部の疑問に対する解説をしていきたいと思います。
別な機種にSIMカードを差し替えると使える?
スマートフォンや携帯電話と同じように、ポケットWiFiにもSIMカードは挿入されています。
ただ、通信会社に束縛されない、SIMフリーなどのSIMカード関連の話題を頻繁に取り上げることがスマートフォンほど少ないため、おそらく通信機器の扱いに慣れていない初心者の方であれば、SIMカードそのものの存在を知らないかもしれません。
念のためSIMカードとは何かを説明すると、機器の購入・契約時に通信会社から配布されるカードで、このカードを通信機器に挿入することで、その機器を誰が使っているのかなどの使用者の情報を特定できたり、通信会社のサービスを受けるために不可欠なものです。
ポケットWiFiを人と例えると、SIMカードは名札のようなものです。
付けられている名札をみれば、その人の名前をはじめとする基本的な情報がわかりますよね。
それと同じです。
ではこのSIMカードを、今使っていて挿入されているポケットWiFi「A」から、機能面や見た目などで良いと思って購入してきたポケットWiFi「B」に差し替えると、問題なくポケットWiFi「B」は使うことができるのか?
という疑問です。
結論から言うと、差し替えるだけでは使えません。
現時点のSIMカードを使用する通信機器は、ポケットWiFi以外も含めてまずできないことです。
「えっ、せっかく何万円も出して買ってきたのに!」とショックを受けている方、大丈夫です。
ただ差し替えるだけでは使用できないというだけで、手順を踏んでいけばSIMカードを差し替えた機器を使用できるのです。
どうすればいいかというと、新しく使いたい機器を契約している通信会社のショップに持参し、自身の契約内容を変更すれば、あとは元々持っているSIMカードを挿入して使用することができます。
正直面倒ですよね。
この手続きをしなくても好きな機種のポケットWiFiにSIMカードを挿入して使用できるのが、「SIMフリー」という仕組みなのです。
SIMフリーについての説明は、「意外に知らない?
!SIMフリーのポケットWiFi」という記事でご紹介しました。
ぜひお読みいただくと幸いです。
機器本体を守るアクセサリーは、本当に効果があるの?
ポケットWiFiにもスマートフォンのように、防水や防塵、耐衝撃といった頼もしい故障・破損対策があってくれればいいでしょうし、とっくにあるかと思われそうですが、実はほとんどないのです。
筆者が探した限りはそういった機種は見つかりませんでした。
ちょっと意外です。
そんな故障・破損対策が発達しているとはお世辞にも言えないポケットWiFiですが、どうしても対策なしでは心配になってしまう方もいるのではないでしょうか。
そんな方には防水・防塵ケースや画面割れを防ぐ、丈夫な画面保護フィルムをおすすめしたい...のですが、通信会社が設計・開発しているわけではないものが多いですから、それらのアクセサリーは本当にポケットWiFiを守りきることはできるのか、疑問に思いはしないでしょうか。
これはどうかというと、守ることはできるけど、100%%守り切れないというのが結論です。
なぜなら、アクセサリーごとに強度や耐久性にばらつきが生じたり、経年劣化によって守る力が弱くなったりと、非公式なツールであるアクセサリーは一概に効果に関して良し悪しを決められないからです。
値段の高いアクセサリーは守る力に頼れて、安いものは心配になったりと変わってくるので、少しでも確実にポケットWiFiを守りたいのであれば、出費が多くなってしまうことを覚悟しておきましょう。
ちなみに、ポケットWiFi専用のアクセサリーは少ないので、できるだけスマートフォン向けのポケットWiFi対応などの記載があるものを選びましょう。
あとは今後、ポケットWiFiそのものにしっかりとした守る力が備えられることを期待するのみです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ちょっとした疑問を通して、ポケットWiFiの意外な未発達さも見て取れたかもしれませんが、ここ数年で普及してきた通信方法なので、仕方がないことだと思います。
どんなジャンルの機器でも、年々機能が向上してきているので、きっとポケットWiFiもさらに今後持っていて安心で便利なものへと進化していくことでしょう。
それを期待しつつ、今の未発達だったり不便に思えるところを対策して打破しましょう。