ここ数年、急激なスピードで普及・発展を遂げてきたポケットWiFi。利用者の数が増えているため、もちろんその使用スタイルは多種多様です。プライベートのみだったり、仕事でも使用したり、さらには自分以外の人と共有して使ったり。とにかくたくさんあるわけです。すると、こんな場所でも使いたいんだけど、いつも通りの使い方でいいの?そもそも使えるの?などといった疑問が生じたりもすることでしょう。
というわけで今回は、グローバル化社会にあわせて、海外でのポケットWiFiの使用でよくあるトラブルの原因である「データローミング」関してご紹介します。
そもそも、海外で普通に使えるの?
ポケットWiFi以前に、携帯電話やスマートフォンを持っていれば生じるであろう疑問ですね。ポケットWiFiでも、同じ話です。
確かに、いざ日本から出るとなると、「日本国内で日本の通信会社と契約したんだけど、海外に出てしまうとどうなるのかな」とは、考えてしまって当然なことです。
ファーストフード店などのように、世界中どこへ行ってもある程度人のいる街であれば、日本でなくとも同じ店があって利用できるというわけではないですからね。
実際どうなのかというと、ポケットWiFiはほとんどの機種が海外でも使えるのです。完全に日本の通信会社のポケットWiFiは、使える範囲は日本の領土内の対応エリアのみだとお考えだった方は、かなりの驚きを受けたのではないのでしょうか。
このグローバル化に加え、情報化社会は目覚ましく発展しているので、専門家でもない限りは最新の情報を知り尽くすのは難しいことです。海外でも使えるとは言いましたが、それを聞いて「よし、じゃあ海外に行くときはそのままいつも通りカバンに入れていけばいいんだな」と安心してしまった方、ちょっと待ってください。
そのまま安易な気持ちで日本から旅立ってしまっては、あとでとんでもない目に遭いかねないので、行ってはいけません。どういうことか、次で説明します。
データローミングが原因で痛い目に?!
先ほど、ポケットWiFiは海外でも使えると言っておきながら、そのまま海外へ行ってはいけないとお話ししました。「はあ?!」と耳を疑った方がほとんどだと思います。その理由というのは、日本の通信会社のプランは海外では適用されず、使い放題(パケットし放題)といった定額プランが適用されないため、とんでもない高額な請求をされる危険性があるからです。
実際に、「海外旅行から帰ってきたら、通信会社から十数万円の請求がされた」というケースが多く、中には100万円前後の請求をされてしまった方もいます。そんなにまとまったお金を請求されても、生活費などの必要なお金がありますから、すぐになんて払えませんよね。
なので、ちょっとしたポケットWiFiのミスによって多額の借金を背負う羽目になり、生活に影響してしまうこともあり得るのです。しかし、こんな話をしていては、恐ろしくてポケットWiFiを全く使えませんよね?なので、どうすればいいのかということも説明します。
まずあげられるのは、「データローミングをオフにする」ことです。
データローミングというのは、自身が契約した通信会社のデータ通信などのサービスが他国にいるため利用不可能になっているときに、現地の通信会社が契約した通信会社と提携していれば、まったく同じ通信サービスが利用できるというものです。
例えてみれば、筆者がソフトバンクと契約していたとします。その筆者がもしアメリカにいたとしたら、アメリカにもたくさん通信会社があっても、ソフトバンクはありませんからソフトバンクのサービスは利用できないわけです。
しかし、アメリカのA社という会社がソフトバンクと提携していたため、データローミングをオンにしていれば、A社が代わりに自社の電波を使ってソフトバンクのサービスを提供してくれるわけです。
ここで注意してもらいたいのが、ローミングによってつなげた通信会社の電波は、契約した通信会社の電波ではないのということです。これがデータローミングの恐ろしい仕組みなので、設定でデータローミングをオフにするべきなのです。
その代わりに海外パケットし放題を利用するというのが、比較的安全な方法です。それを知らずにいつも通り使ってしまうから、十万円単位の請求が来てしまう可能性があるのです。
まとめ ~こうすれば怖くない!~
なんとも恐ろしいトラブルの可能性を持つ、海外でのポケットWiFi利用ですが、データローミングをオフにしたうえで、ちょっとしたことを実践すれば、高額な請求はされません。
先ほども述べたように、パケットし放題を利用したり、できるだけ無料WiFiスポットを利用するようにしたり、使う時だけポケットWiFiの電源をつけたり。節約やそれに準ずることをすれば、高額請求の危険性はなくなっていくでしょう。
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