ドラマでも話題になった「マウンティング女子」。楽しいはずのランチタイムや女子会などが、マウンティング女子のせいでいつの間にかビミョーな雰囲気になっていることはよくありますね。マウンティング女子とは何なのか?マウンティング女子への対処法や、マウンティング女子にならないためにはどうすればよいのかという予防法など、しっかりチェックしておけば安心ですね。
さっと読める目次
あなたの周りにもいる「マウンティング女子」
女子会やランチタイム、休憩中の雑談などで、何となくモヤモヤした気分を抱えている場合、それはもしかしたら「マウンティング女子」の話術のせいかもしれません。まずはマウンティング女子についての基礎知識を知っておきましょう。
マウンティングって何?
マウンティングとは、元々はサルが相手に対して交尾するように上からのしかかることを言います。異性だけでなく同性に対しても行い、自分の方が立場が上であることを示す行動のようです。「マウンティング女子」とは、会話の中で「自分のが上だ」というのをこれ見よがしにアピールしてくる女性のことを言います。本人はそれとなく自分の優位さを伝えようとしている場合でも、相手から見たら見え見えだということはよくあることなのです。
男性にはマウンティングはないの?
男性は会社などでも上下関係がしっかりとしているため、マウンティングをする必要があまり感じられないようです。また、男性と女性では思考のメカニズムが異なるため、友人と話しているときに自分の優位さをアピールしようという必要性を感じない男性が多いのです。また、自慢話などが出ても不快に思わず、話が面白くなければ流してしまうという男性が多いためにマウンティングが気にならないようです。
マウンティングにはどんな効果が?
マウンティングは自分の立場が相手よりも優位であることをアピールする効果があります。それだけでなく、会話の場の雰囲気を壊し、ぎこちないものにしてしまうという効果もあります。場合によっては人間関係が壊れてしまうということもあるため、注意が必要です。
マウンティング女子にはこんなタイプがいる!
マウンティング女子にもさまざまなタイプがいます。このような会話の流れに当てはまった場合、相手は立派なマウンティング女子ですので、うまく対処しなければいけません。
褒め殺しタイプ
相手のことを褒め殺すことで自分を持ち上げるタイプのマウンティングをする女性は少なからず存在します。一見、相手のことをうまく褒めているような話しぶりをしているのですが、実は逆に相手を落とし、自分を最大限持ち上げるような流れを持っていくのが上手なタイプです。
会話例
その1:「メイクが上手でいいわね〜。私はメイクが下手だからいつも薄めかノーメイクなのよ」(自分はノーメイクでも大丈夫なくらい肌がきれいなのよ、という意味)
その2:「スリムな服が似合っていて、すらっとして素敵よね〜。私は胸のせいでかわいい服とかなかなか無くて」(自分はあなたよりもバストが多くてナイスバディなのよ、という意味)
その3:「あなたの彼氏って真面目で誠実そうで、うらやましいわ〜」(あなたの彼氏は地味ね、という意味)
アドバイスしたがりタイプ
頼んでもいないのにアドバイスしたがってくるタイプのマウンティング女子もいます。特に仲の良さをアピールしながらマウンティングをしてくる「親友型」や、誰にでもアドバイスしたがる「おせっかい型」がこれに当たります。
会話例
その1:「その服だったら、絶対こういうコーディネートの方がいいわよ!」
その2:「もっとはっきりした色のメイクにした方が似合ってるわよ!あなた素材はいいんだから、地味にするのはもったいないわよ〜!」
その3:「その書類、こうやったらもっと見やすくなるのに〜!内容がいいだけにもったいないよ〜!」
ストレートに優位さをアピールするタイプ
もちろん、非常にストレートに相手を否定し、自分の優位さをガンガンとアピールしてくるタイプのマウンティング女子もいます。こちらには特に敵意が無いのに、何故か敵意むき出しでガツガツくるのが特徴です。何故か完全に上から目線なので、対処を間違えるとケンカに発展する場合もあります。事情通を気取るタイプもこれに当たります。
会話例
その1:「その映画見に行ったの?予告だけでつまらないことがわかるから見に行くのやめたわ」
その2:「うちの彼はこんなにすごくてね、こんなにお金持ちで・・・」
その3:「うちの近所もおしゃれなお店が多いけど、この辺にもこんなおしゃれなお店できたのね〜。田舎だと思ってたのに〜」
マウンティング女子にはこうやって対処しよう
マウンティング女子に出会ってしまったとき、下手な対処では場の空気が悪くなるどころか、相手との諍いのもとになります。人間関係を悪くすることにもなりかねませんので、上手な対処を心がけたいですね。
マウンティングをうまくかわすには
マウンティング女子に出会ってしまった場合、場の雰囲気を壊さないようにうまくかわすことを心がけるのが大人の対応です。相手がマウンティングしてきたことに対して否定せず、必ずいい感じに肯定することで、場の雰囲気も壊れませんし、相手も満足するためにマウンティングがある程度のところで抑えられます。
逆に相手を持ち上げちゃおう
受け流すだけでなく、相手をそのまま持ち上げてしまうというのも良い方法です。マウンティング女子は持ち上げられて嫌な気分はしませんし、見ている周りの人からすると、変に持ち上げられているマウンティング女子を滑稽に思うことでしょう。場の雰囲気も和やかになる場合が多いです。
ビシッというのも一つの手
マウンティングに対して「それはマウンティングだ」とビシっと指摘することも手段の一つですが、かなりの高等テクニックです。相手からすると「せっかくアドバイスしてあげたのに!」という気持ちを持つことは間違いないですから、今後の人間関係についての懸念は残ります。ただしそのマウンティング女子に対して、周囲の人が迷惑そうにしていた場合には味方になってくれるという可能性が高いです。場の雰囲気や人間関係などを見極めた上で、思い切って言ってやりましょう。
マウンティング女子にならないためには?
知らず知らずのうちに自分がマウンティング女子になってしまっていた、という場合も往々にしてあるものです。マウンティング女子にならないためにはどうすればよいのか、注意したいポイントをまとめておきましょう。
聞き上手になろう
まずは相手のことをしっかり聞くということが大切です。マウンティング女子は相手の話を聞くことよりも、自分の意見を主張したいという気持ちが強い人種です。聞き上手になれば、自然とマウンティングはしなくなりますし、相手の考えや気持ちに合わせた受け答えができるようになります。
相手の良いところは素直に認める心を持とう
相手の良いところを素直に認め、褒めるときは褒め、相手がどのような気持ちになるかを考えながら言葉を選ぶようにしましょう。相手のことを思いやることができれば、自ずとマウンティングはしないはずです。
相手には敬意を持って接しよう
たとえあまり好きではない相手に対しても、敬意を持って接しましょう。相手への敬意を持っていれば、攻撃的になることもないため、マウンティング女子にならずに済みますよ。嫌いな人や尊敬できない人に対してはきつく当たってしまったり、自分の方が上だと思ってしまいがちですが、誰に対しても敬意を持つことで問題が解消されることも多いです。
マウンティング女子に出会っても落ち着いて対処しよう
マウンティング女子は意図的な場合と無意識な場合とがあります。どのような場合においても、こちらは常に冷静さを失わないことが大切です。カッとなってしまうことなく、落ち着いて対処するようにすれば場の空気が壊れることもありません。もちろん、自分がマウンティングしていないかどうかも気にしながら、自然で楽しい会話を楽しむようにしましょう。