ピカソやゴッホ、ヘミングウェイも愛用したと言われるノート「モレスキン」は、イタリア生まれの高品質ノート。
その使い方は人それぞれです。
使い方に合わせた選び方と、モレスキンのラインナップ、そしてあっと驚く素敵な使い方もご紹介します。
さっと読める目次
モレスキンとは?
モレスキン(MOLESKINE)とは、イタリアのモレスキン社という会社から販売されているノートです。
撥水加工のしてある固い黒い表紙とゴムバンドが特徴です。
高級ノートとして知られ、持ち物にこだわるビジネスマンや文房具愛好家の間で好まれています。
MOLESKINEの読み方は?
一般的に「モレスキン」と呼ばれるMOLESKINEですが、人によっては「モールスキン」と呼ぶ人もいます。
また「モレスキーネ」というイタリア読みをする人もいます。
ヨーロッパでは「モレスキン」と呼ばれており、日本でもヨーロッパに合わせ「モレスキン」という表記で呼ぶようです。
モレスキンの歴史
モレスキンは19世紀後期にフランスでその原型が作られました。
現在はイタリアのモレスキン社が制作・販売を行っていますが。
元はフランスのノートだったというわけです。
パリの文房具店で購入することが出来、パブロ・ピカソ、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、アーネスト・ヘミングウェイ、ブルース・チャトウィンら芸術家や作家に好まれていました。
特にチャトウィンの作品中で何度もモレスキンが登場したことでも知られています。
発売中止と再発売
1986年に、オリジナルのモレスキンを作成していた会社が倒産したため、モレスキンは販売が中止されてしまいました。
ですが1998年に現在のモレスキン社で復刻版を販売することになり、現在に至ります。
販売にあたってはメディアによる広告・宣伝を行っていないにも関わらず、年間1000万冊をゆうに超える販売数を誇っています。
映画でも見ることが出来る有名ブランド
ダン・ブラウン原作・トム・ハンクス主演の映画「ダヴィンチコード」を始め、「プラダを着た悪魔」や「アメリ」「モーターサイクル・ダイアリーズ」「シャル・ウィ・ダンス?
」など、さまざまな映画の中でもモレスキンを見ることが出来ます。
国内の映画でも万城目学原作の「プリンセス・トヨトミ」や、萩上直子監督の「トイレット」などにも登城しています。
モレスキンはなぜ人気なのか?
モレスキンはなぜ人気なのでしょうか?
いくつかの理由が当てはまると思います。
それぞれポイントごとにまとめて見ていきましょう。
所有欲を満たすことが出来る
モレスキンは小さい「ポケットサイズ」が2,000円以上、A5の「ラージサイズ」が3,000円以上の価格設定です。
ノートにしては高価だと感じる人が多い価格設定だと言えます。
そのため、モレスキンを所有したときの満足度が非常に高いと言うことが出来るでしょう。
その満足度を得るためにモレスキンをリピートしている人もいるようです。
持ち物にこだわりたい人に最適
モレスキンはその歴史や、有名な芸術家が使用したという敬意などから、持ち物にこだわりたい社会人から人気があります。
スーツやバッグ、財布、筆記用具にこだわるのと同じように、ノートにこだわりたいという層からの支持があるのです。
荒い使い方でも耐えられるタフなノート
モレスキンにはハードカバーとソフトカバーのノートがあります。
どちらも表紙には撥水加工が施されているため、多少汚れても拭くことが出来るというのはうれしいところです。
さらにハードカバーのモレスキンは多少乱雑にカバンに入れても折れること無く使い続けることが出来るというところも人気の秘密です。
ノートの中にメモや書類などを挟んで分厚くなったとしても、ゴムバンドがあるのでカバンの中で開いてバラバラになることはありません。
自由な使い方が出来るから
モレスキンの使い方は自由です。
自分が使いたい用途に合わせてノートのサイズやカバーの硬さ、横罫・方眼罫・無地を選ぶことが出来ます。
また、最近ではキャラクターや映画などとのコラボ商品も増えているので、TPOに合わせたノートの選び方や使い方をすることが出来ます。
流行っているから
モレスキンは活用法をまとめた本が出版されるなど、非常に人気が高いノートです。
昨今の文房具人気の火付け役になったと言っても過言ではありません。
「モレスキナリー」「ノートブッカーズ」と言ったモレスキンを中心としたノートを特集しているサイトやブログも多いため、流行しているノートだと言えます。
流行りをチェックしておきたい人にはマストアイテムになっています。
自分にあったモレスキンの選び方
人それぞれ最適なノートは異なります。
どのようなポイントに気をつけてノートを選べばよいかを抑えておけば、文房具店でも迷うこと無く決めることが出来ます。
サイズ
モレスキンには大きく分けて「ポケット」と「ラージ」という2種類があります。
ポケットは9×14cmと、A6サイズより若干小さめサイズ。
ポケットに入れても使えるサイズです。
ラージはA5より少し小さめの13×21cm。
ラージはカバンに入れて持ち歩くのはもちろん、モレスキンだけを持って歩くということでも良いですね。
ハードカバーとソフトカバーの違い
モレスキンにはハードカバーとソフトカバーの2種類の表紙があります。
ソフトカバーはスーツのポケットやジーンズの後ろポケットなどに入れてもかさばら無いというメリットがあります。
ハードカバーは多少乱雑な使い方をしたとしてもタフに使うことが出来るというメリットがあります。
罫線は
モレスキンはオーソドックスな「ルールド(横罫)」だけでなく、「スクエアード(方眼罫)」や「プレーン(無地)」があります。
きっちり行を分けて書きたい人はルールド、自由に使いたい人はプレーン、いいとこ取りしたいという人はスクエアードが良いでしょう。
表紙のデザインは
モレスキンは「ハローキティ」「スターウォーズ」「スヌーピー」などとのコラボ商品を毎年発売しています。
「コカ・コーラ」「星の王子さま」「ビートルズ」なども人気が高い商品です。
国内のキャラクターでは、ハローキティの他に「ドラえもん」ともコラボしています。
海外のモレスキンでは、大学とのコラボ商品が人気があります。
旅行先で大学の売店をのぞいてみると、日本では手に入らないモレスキンが手に入るかもしれません。
なお、国内の大学でモレスキンとコラボしているのは早稲田大学のみです。
早稲田大学にある早稲田ショップか、早稲田ショップの通販サイトで購入することが出来ます。
用途は
モレスキンには通常のノートの他にも、ダイアリーやアドレスブック、パッションジャーナルなど、さまざまなレイアウトのノートがあります。
パッションジャーナル
映画やワイン、読んだ本の記録から赤ちゃんの成長記録、ガーデニングの記録など、さまざまな用途に分かれたノートです。
自分の使用したい用途のノートを選ぶことが出来ます。
リポーター
縦開きになっているモレスキン。
さっとメモを取りたいときに便利です。
ハードカバーとソフトカバーの2種類があります。
シティノートブック
ベルリン、ロンドン、パリ、ニューヨークの4都市のマップや地下鉄路線図などが封入されているノート。
この4都市に滞在するのであれば必須のノートです。
もちろん普通のノートとしても使用できるので、それらの街に行った気分を味わうことも出来ます。
アドレスブック
アドレス帳です。
スマホなどで済ませることが多いですが、アナログ媒体はなくさない限りデータが飛ぶことはありません。
Two-Go
左側はプレーン、右側はルールドという、2種類の罫線が一冊で使用できるレイアウト。
4種類のカラーバリエーションもおしゃれです。
ブレンドコレクション
ファブリック仕立ての表紙がおしゃれな1冊。
人とは違ったモレスキンを持ちたい人におすすめです。
ダイアリー
1日1ページの「デイリーダイアリー」から、ウィークリー、マンスリーなどさまざまなレイアウトのダイアリーがあります。
18ヶ月つかえるものや、日本語対応のものもあり、これだけで迷ってしまいますね。
モレスキン+
書いた内容をevernoteなどにに簡単にアップすることのできるノートです。
デジタルとアナログの融合ですね。
また、書いたその場でデジタルと同期できる「スマートライティングセット」が人気の商品です。
モレスキンの使い方に悩む人へ
モレスキンをどう使ったら良いかわからない!と悩んでいる人も多いと思います。
モレスキンの使い方は自由。
何に使っても良いんです。
気負わずに、メモとして使う人もいれば、アイデアを出すためのネタ帳として使う人もいます。
イラストを書く人も、日記をつける人も、思い思いの楽しみ方が出来るのがモレスキンのいいところですよ。
1ランク大人な雰囲気のノートは自由度満点!
持っているだけで「おしゃれ」「出来る大人」を演出できるモレスキンのノート。
使い方もレイアウトも非常に自由度が高く、商品のラインナップも非常にバリエーション豊かです。
使い始めたら虜になってしまう人が多いことも頷けますね。
買おうかどうしようか悩んでしまう人を多く見かけますが、気になったらまずは買ってしまうことをおすすめします!