アイメイクをするときには、少しでも目を大きく見せるためにくるんとしたまつ毛は必要不可欠だと思います。おそらく、毎回ビューラーを使ってカールをつくっているという人がほとんどではないでしょうか。
でも、毎日ビューラーを使うのは大変ですよね。特に時間がないときだと、きれいなカールにできなかったり瞼を挟んで痛い思いをしてしまったり…。
そんな大変な思いをせずに済む魔法のような方法が、まつ毛パーマなんです。毎日の負担が減り、すっぴんでもきれいなカールのまつ毛にすることができます。
さっと読める目次
まつ毛パーマとは
まつ毛パーマは、まつ毛専用のパーマ液を使ってまつ毛をカールさせる方法です。自分の好みによって、カールの強度を変えることができます。
まつ毛エクステと違い、ボリュームを増やしたり長さを変えることはできません。あくまでも、ビューラーを使わずともくるんとしたまつ毛をキープするための方法です。
ビューラーの使い方に慣れていればさっとまつ毛をカールさせることもできるかもしれませんが、朝の忙しい時間、その少しの時間も短縮することができたら嬉しいですよね。まつ毛パーマをすれば、一定の期間、すっぴんの状態でも根元からきれいにカーブしているまつ毛を手に入れることができます。
すでにカーブしているまつ毛であれば、マスカラなどのアイメイクもしやすくなります。
まつ毛パーマのメリット
まつ毛パーマのメリットをご紹介します。
きれいなカールが持続する
まつ毛パーマは、ビューラーのような一時的な処置ではありません。一度かけると、1か月ほどは効果が持続すると言われています。
まつ毛エクステの場合はクレンジングや洗顔に気を付ける必要がありますが、まつ毛パーマの場合は自分のまつ毛にパーマをかけているだけなので、水に濡れても落ちるということはありません。
自然なカールをさせることができるのは一番のメリットではないでしょうか。
メイクが楽になる
普段のアイメイクで当たり前のようにビューラーを使っている人も多いかもしれませんが、毎日いちいちビューラーを使うのは面倒ですよね。
まつ毛パーマで常にカールしている状態であれば、その面倒な手間が丸々不要になります。たった数分でも、されど数分。特に朝の忙しい時間帯などにはまつ毛パーマの恩恵を受けること間違いなしです。
まつ毛のダメージを防ぐ
メイクの際に毎回ビューラーでまつ毛を上げていると、少なからずまつ毛にダメージを与えてしまっています。ぎゅっと挟んで無理やり持ち上げているわけですから、大体のイメージはつきますよね。まつ毛が傷むと抜け毛の原因にもなり、ボリュームが減ってしまうおそれもあります。
まつ毛パーマであれば、ビューラーを使う必要がほとんどなくなるので、まつ毛を必要以上に傷める心配もありません。
まつ毛パーマのデメリット
まつ毛パーマのデメリットをご紹介します。
効果が短い
まつ毛パーマを一度かけると、その効果は長くてもおよそ1か月程度です。つまり、効果を切らさないようにするためには1か月に1度まつ毛パーマをかける必要があります。
サロンで施術してもらうとなると相場は安くても3000円前後なので、これが毎月となるとあまり財布に優しいとは言えないかもしれません。また、忙しい人にとっては1か月に1度サロンに行く時間をとるのも難しいということもあるかもしれませんね。
かぶれなどが起こる可能性がある
瞼という皮膚のデリケートな部分にパーマ液を使用するわけですから、人によってはかぶれなど何かしらのトラブルが発生する可能性もあります。
ダメージを受けないようにするためにも、まつ毛パーマをする前にはスタッフの話をしっかりと聞き、健康状態をしっかり整えて臨みましょう。もともと皮膚が弱かったり、炎症を起こしやすかったりする人は避けた方が賢明かもしれません。
ボリュームは出せない
まつ毛パーマは、あくまでも自分のまつ毛をカールさせるだけのものです。まつ毛パーマをしたからといってそれだけでほぼアイメイクが完成、というわけではありません。当然ながら、盛るためにはアイラインをひいたりマスカラをつける必要があります。
ボリュームを出したい場合には、まつ毛パーマではなく付けまつ毛やまつ毛エクステをおすすめします。
セルフでもできる?
まつ毛パーマは専用サロンで施術してもらうのが一般的ですが、自分で行うことも可能です。セルフの場合は、まつ毛パーマ専用のキットを使用します。
工程は基本的にはサロンでの施術と一緒です。しかしすべて自分でやるとなるとやはり難しく、失敗したという口コミも多くあるようです。
セルフで行う際の注意点としては、かぶれなどの肌トラブルに極力気を付けることです。保護になるクリームを瞼にしっかりと塗るようにしましょう。
また、カールをつくるためのロッドをまつ毛一本一本に丁寧に巻き付けていきましょう。このときの巻き具合が完成の状態に直結するので、巻き残しやまつ毛の向きのずれが生じないように注意します。
ビューラーに比べてまつ毛パーマはまつ毛に優しいとお伝えしましたが、まつ毛パーマもパーマ液を用いるものなので、少なからずまつ毛に対するダメージはあります。そのダメージを極力抑えるためには、パーマ液の付け方を工夫しましょう。
付け方のコツとしては、まつ毛一本に対してパーマ液を均一に付けるのではなく、根本にしっかりと付けて毛先は薄めにすることです。毛先の方がダメージを受けやすいので、なるべく少なめに付けるようにしましょう。
セルフでまつ毛パーマを行う場合、サロンでの施術に比べて費用が安く収まるというメリットがあります。効果の出方は自分次第なので初めての人にとっては少々リスキーかもしれませんが、少しでも安くまつ毛パーマを試してみたい、という人はセルフを選択する手段もあります。
まつ毛パーマを長持ちさせるには
せっかくのまつ毛パーマ、できるだけ長い間持たせたいですよね。以下のような点に心がけることで、長持ちさせることができます。
まつ毛美容液を使う
髪の毛のトリートメントと同じように、まつ毛もトリートメントしてあげることでまつ毛パーマを長持ちさせることができます。そこで効果的なのがまつ毛美容液です。商品によって成分等に違いはありますが、まつ毛に塗るだけで1本1本をコーティングしハリやコシを与えてくれます。
まつ毛も普段の何気ない行動で傷みやすいので、美容液でこまめにケアしてあげましょう。
強くこすらない
まつ毛パーマは衝撃や摩擦に弱いです。目がかゆいからといってゴシゴシとこすったり、強い力で洗顔したりしないようにしましょう。
濡れたまま放置しない
髪のパーマと同じように、まつ毛も濡れた状態のまま放置するとせっかくのパーマが取れやすくなってしまいます。お風呂や洗顔のあとは、まつ毛の水分も忘れず拭き取るようにしましょう。このときもこすったりしないよう注意してください。
汗をかきすぎない
サウナなどの汗を大量にかくような場所に行くと、過剰な水分や湿度によってカールの持ちが悪くなってしまいます。少しの間であれば問題ありませんが、長時間汗をかきつづけるようなことのないよう気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まつ毛パーマは、普段のメイクの負担を減らしてくれる心強い存在です。便利ではありますがデメリットも存在するため、まつ毛パーマを検討する際にはその特徴をしっかりと把握しておくことが大切です。
また、効果が持続する期間は長くても1か月ほどと短いのですが、いくつかのポイントに気を付けることできれいなカールを長持ちさせることができます。
ビューラーを面倒に感じている人、きれいなカールが欲しい人はぜひまつ毛パーマを検討してみてはいかがでしょうか。