女性にも似合う初心者向け万年筆があるのを知っていますか?
最近の文房具ブームが広がる中、万年筆にもいろいろなデザインのものが発売されているんです。
一般的な渋い色合いの万年筆ではなく、女性が気軽に使えるようなおしゃれな万年筆を手にとってみませんか?
今、万年筆がかっこいい!
最近はテレビでも文房具特集の番組がちらほらと見受けられます。
「お願い!ランキング」や「マツコの知らない世界」など、人気番組でも取り上げられるので見たことのある人もいるかもしれません。
文房具や手帳の人気とともに、万年筆も全国的にブームになっているんです!
手帳がブーム
「ほぼ日手帳」「ジブン手帳」「ムーンプランナー」など、特色のある手帳がブームになっています。
マスキングテープやカラーペン、スタンプや写真シールなどを使って毎日の記録「ライフログ」を残したり、夢日記やポジティブな言葉を書くなど、さまざまです。
ただの予定管理にとどまらない手帳の使い方をしている人が増えています。
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万年筆もブーム
それにともなって、より気持ちよく書ける筆記用具を求める声が高まっているのが、今の万年筆ブームのきっかけになっています。
万年筆の長時間の筆記でも疲れにくいという特徴や、最近の万年筆のデザインの多様性によって、さらに万年筆人気は高まっています。
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安価でポップな万年筆がブームのきっかけに
ドイツのメーカー、LAMYの「Safari」のようなカラフルでデザイン性の高い万年筆や、PILOTの「kakuno(カクノ)」のようなポップで書きやすい学童用の万年筆の発売によって、それまで万年筆が持っていた「オジサンの筆記用具」というイメージが払拭されました。
最近では何本もの万年筆を揃える女性も増えているのです。
万年筆って?
それでは、万年筆とはどのような筆記用具なのか見ていきましょう。
何年にも渡って使える
万年筆は「万年」という名前がついているだけあって、何年にも渡って使うことが出来ます。
書けば書くほど自分の手になじみ、自分の筆記のクセなどがしっかりとペンについてきます。
使えば使うほど書きやすくなるという筆記用具なのです。
このような特徴は他の筆記用具にはありませんね。
長く書いても疲れない
万年筆は筆圧をかける必要がありません。
万年筆自体の重さだけで字を書くことが出来るのです。
万年筆自体もそれほどの重量はなく、軽いものが多いです。
そのため、握っていて手が疲れたり、長い時間筆記して手首を痛めてしまったりということはありません。
古くから多くの文豪たちも長時間の筆記が出来る万年筆を愛用してきたのです。
夏目漱石は万年筆についての短編小説を書いたほどなんですよ。
所有欲を満たしてくれる
万年筆は持っているだけでも満足感を得られるという珍しい筆記用具です。
高額であるということもあり、ボールペンや鉛筆を買ったときには得られない満足度や所有欲を満たしてくれます。
様々なデザインのものがある
万年筆といえば黒軸に金色のクリップというのが定番のイメージかもしれません。
ですが実はさまざまなデザインのものがあるのです。
鮮やかなカラーリングやデザイン性の高い万年筆メーカー「LAMY」や、地中海の海や太陽のような明るく上品なデザインの「DELTA」「AURORA」など、女性に人気の万年筆メーカーも多いんですよ。
価格帯もさまざま
「万年筆は値段が高い」と思っている人も多いかもしれません。
ですが、一番安いもので200円から。
本格的なものは1万円以上しますが、お試しで買いたいと思っている方には1000円程度で万年筆の書き心地をしっかり味わえるモデルも多いですよ。
万年筆のメリット・デメリット
万年筆のメリットやデメリットを見ていきましょう。
もちろん良いところもあれば悪いところもありますから、それを踏まえた上で購入すると良いですね。
メリット1:筆圧がいらないので疲れにくい
万年筆はその構造上、筆圧が必要ありません。
鉛筆やボールペンなどは紙に押し付けて書きますが、万年筆は押し付けなくてもインクが出てくるため、手でペンを支えるだけでOK。
ペン自体の重さで書くことが出来るので、疲れにくいのです。
そのため、手や手首に過度な負担がかかることもありません。
万年筆は長時間の筆記にすぐれた筆記用具なのです。
仕事中の電話メモをスピーディに取りたいときにも最適です。
仕事中のアイデアなどの思考速度と万年筆での筆記速度がしっかり釣り合うと評判です。
メリット2:いろいろなインクを楽しめる
万年筆はカートリッジインクやボトルインクなど、好きなインクを楽しむことが出来ます。
メーカーの純正インクの使用が推奨されていますが、他メーカーのインクも使うことが出来ます。
メーカーが違うと色味も変わってきますし、書いた感触も違います。
また、毎年のように限定インクが出るので、「限定」という言葉に弱い人はぜひチェックしてみてくださいね。
メリット3:見た目がいい
万年筆はさまざまなデザインがあります。
自分の好みに合った万年筆を選ぶことで、見た目の満足度も満たされます。
また、仕事中に使うのであれば、クライアントに自分のセンスをさりげなくアピール出来るというメリットもあります。
デメリット1:手間がかかる
万年筆はメンテナンスの手間がかかります。
と言っても、毎日使うというだけでOK。
1週間使わないでいるとインクが出にくくなることも。
気がついたら1ヶ月放置していた、という場合や、フタを開けたまま30分経っていた、という場合にはペン先が乾いてインクが出なくなる「ドライアップ」という症状が起こります。
また、インクを別のものに替えるときには洗浄が必要になります。
手間がかかる子ほどかわいいといいますから、ぜひかわいがってあげてくださいね。
デメリット2:高価である
万年筆は低価格帯は平均3000円程度。
一般的な入門用と言われる万年筆は10000円以上するものもあります。
普通の筆記用具よりも高価であるということは否めません。
ですが、高価であるからこそ長く使えて愛着もわくという考え方も出来ますね。
最終的なコストパフォーマンスは高いと考えられます。
デメリット3:紙を選ぶ
万年筆はインクによって紙の裏までインクが染みる「裏抜け」や、にじみなどが起こることがあります。
そのため、紙を選ぶ筆記用具だと言えるでしょう。
高いノートだから裏抜けしないというわけではなく、100均のノートで裏抜けしないものもあれば、3000円のノートで裏抜けする場合もあります。
オススメはコクヨのCAMPUSノート。
裏抜けもせず、滑らかに書くことが出来ますよ。
可憐な女性にピッタリの万年筆3選
可憐な女性にピッタリで、プライベートでも仕事でも使える万年筆を選んでみました。
ぜひお店で試し書きをしてみてくださいね。
PILOT「カヴァリエ」
参考価格:5000円
5000円という価格帯で本格的な書き心地が味わえる一本です。
純正のカートリッジインクを使えるほか、「コンバーター」という部品(別売り)を使えばほかのブランドのボトルインクを使うことも出来ます。
カラーバリエーションも豊富で、シックな女性を演出することが出来ます。
LAMY「Lx(ルクス)」
参考価格:8000円
デザイン性の高い筆記具で人気のLAMYから、人気の万年筆「Safari」の上位機種としてシックでおしゃれなカラーリングの「Lx(ルクス)」が登場しました。
ゴールドやピンクゴールドの軸は、持っているだけでセンスの良さをアピール出来ます。
書き心地は固めですが、ピシッとした文字が書けますよ。
もっとポップなペンが好きな方は「Safari」、男性へのプレゼントなら「Al?Star(アルスター)」がおすすめです。
PILOT「キャップレスデシモ」
参考価格:15000円
キャップの開け閉めをする必要なく、1クリックで使えるキャップレス万年筆。
ボールペンではクリック式はメジャーですが、万年筆ではキャップのないものは珍しいんですよ。
ぱっと取り出してさっと書けるフットワークの軽さが人気の秘密です。
カラーバリエーションもさまざまで、「これ、本当に万年筆なの?
」と驚くおしゃれさが魅力です。
ペン先(ニブ)に18Kが使われているので、とても軽やかにかけますよ。
実物を見たら欲しくなってしまう万年筆
DELTA「ドルチェビータ・スリム」
参考価格:48990円
最後に、実物を見たら欲しくなってしまう万年筆を一本ご紹介します。
大変高価な万年筆ですが、これを欲しいがためにボーナスを心待ちにしている人も多いという一本です!
イタリアの人気ペンブランド、DELTAの代表作です。
DELTAの万年筆は1994年のサミットで公式に使用されたことでも知られています。
中でもこの「ドルチェビータ」というシリーズは非常に人気が高く、地中海の太陽を思わせるオレンジ色に魅了される人が後を絶ちません。
女性の手には「スリム」が最適。
もっと太めの軸が好きな方は「ドルチェビータ ミディアムオリジナル」がおすすめですよ。
万年筆をおしゃれアイテムに盛り込もう
万年筆は「オジサンの筆記用具」では決してありません。
どんな年代でも、男女問わず書くことを楽しめる筆記用具なのです。
デザインも価格も非常に多くのものがあります。
仕事でもプライベートでも、気に入った1本を探して、使ってみてくださいね。