ポケットWiFiを持つ人が増えており、その知名度も高くなりました。しかし、いまだポケットWiFiを持たない人が増えています。まだ名前すら知らない人、単に必要ないと思っている人、今のネット環境に満足しているから必要ないという人、購入したくてもできない人など、様々なはずです。
しかし、ポケットWiFiを持っている人も持っていない人も、意外と知らない「ポケットWiFiでのやらない方がいいこと」があります。今回は、そのことについてお話しします。
ポケットWiFiは、人に貸さない方がいい!
物の貸し借りは、相手との関係が深ければ深いほどしてしまいがちですが、ポケットWiFiはできるだけ貸し借りをしない方がいいです。というのも、ポケットWiFiは使った量に応じて合計通信量が加算されていき、貸すほど貸した側の負担が重くなってしまうからです。
使い放題のものなら特に心配ないですが、7GBほどの速度制限のあるものであれば、今どきの若年層なら人によっては1日たらずで使い切ってしまう量です。
筆者自身、最初に速度制限付きのポケットWiFiを買って、7GBを2日ほどで使い切ってしまい、「これで2年契約なんて、絶対にやっていられない」と返品した過去があります。
1日およそ3時間以上ネットを使用する人は、筆者と同じ目に遭いかねません。使い放題は元々それなりにネットを使用する人が持つことが多いのに対し、速度制限付きのものをお持ちで、その環境でも普段やっていけている人は、ヘビーユーザーとは正反対の、ネットの使用頻度の低い、無縁に近いくらいの人です。
そんな人がヘビーなユーザーなんかにポケットWiFiを貸してしまったものなら...もうわかりますよね。すぐに速度制限がかかって、ほぼ使えない低速状態で返却されてきてしまいます。非常識な人なら、「これ、全然使えないんだけど?」なんて苦情を言ってきたりして。
もはや、貸した相手に自分の一カ月のネット生活を捧げたというか、一か月分の月額使用料金を支払ってあげているというか...どう考えても、貸した側はお金だけがかかり大損です。ご自身のポケットWiFiが速度制限付きだよという方は、一か月分のデータ通信量を無駄にしたくない限り、人にポケットWiFiを貸すのはやめましょう。貸したとしても、短時間で時間を決めて使わせてあげるようにすると良いでしょう。
ポケットWiFiの知識ゼロで、衝動買い
元々買う予定なんてなかったけれど、その商品を見た瞬間に魅力や物欲をそそられて、その場で購入してしまう衝動買い。大人なら誰しもがしたことがあるのではないでしょうか。
買ってからその物に満足するならいいですが、「無駄な出費だった」と後悔してしまうこともあり得るのが衝動買いの恐ろしいところですよね。ポケットWiFiに当てはめてみると、ポケットWiFiの衝動買いは、とにかく危険です。
特に、ポケットWiFiの知識がない方。いや、知識ゼロの方こそ危険です。なぜなら、知識ゼロだと購入の決め手は近くにある宣伝文句やお得な特典、そして価格の安さにばかり釣られて、そのポケットWiFiがほかの機種に比べて自分に合うかどうか、機能やクオリティなどと価格が釣り合っているか、通信制限などの自分にあっては困ることの有無などのしっかりとした判断ができずに高いお金を払う羽目になるからです。
ポケットWiFiは、平気で1万円札が4枚や5枚場合によってはそれ以上消えていくお買い物です。なので、何も知らずに衝動買いしてしまうのは、購入した機種よりもコストパフォーマンスが高い機種があることに後から気づいたり、知識がついてきたころに不満が噴出しだしたりと、後先のことを考えれば危険極まりない行動です。
衝動買いそのものがあまり良いことではありませんが、特にポケットWiFiは必ず事前に相場や通信速度(Mbps)などの最低限の知識をつけてから購入するようにしましょう。
同じ機種が複数の会社から出ているが、各社の比較をせず購入
親会社が同じだったり、系列が近かったりと、1つの通信会社に見えて複数の別々の通信会社であることがありますが、そういった場合、同じ機種が複数の通信会社から販売されていることが多いです。
その機種を購入しようとしたときに、「どこの会社でも変わらないだろう」「比べるのが面倒」などと、比較せずに適当に購入するのは、やめた方がいいです。
比較してみれば、機種料金が実質無料である会社があるかもしれないし、まったくない会社もあるかもしれず、そこを押さえておかないのは、お得に購入するにはあまりにももったいない行動です。よほどのお金持ちや、特定の通信会社に気に入っている場合は話は別ですが、1万円単位で差が出てくることも考えられるので、比較するのはとても大切なことです。
まとめ
いかがだったでしょうか。結果的にはお金につながるお話ですが、これらの注意点を抑えておくことが、思わぬ損を避けることにつながるのです。