男性も女性も、顔のテカリに悩みを持っている人は多いと思います。
見た目にも悪いし、ベタベタしてニオイが気になるし、気持ち悪いですよね…。
今回は、顔のテカリを改善する方法についてご紹介していきたいと思います。
ぜひ、すべすべな肌を目指してみてくださいね。
さっと読める目次
テカリの原因は「顔脂」
テカリの原因となるのは、ズバリ「顔脂」です。
顔脂とは顔にある皮脂腺から分泌される皮脂のことで、乾燥や雑菌などから顔を守る役目があります。
実は顔脂は少なすぎても良くなく、ある程度の量が分泌されていることが望ましいとされているのですが、テカリが気になる人の場合は何らかの理由によって顔脂が過剰に分泌してしまっているのです。
顔がテカってしまうと、特に女性の大きな悩みとなってしまうのは化粧崩れ。
せっかく朝バッチリメイクをしたにも関わらず、夕方頃になるとすっかりテカりきってしまい、化粧がよれてしまったりすることに悩んでいる人も多いと思います。
顔脂の量を一定に保つためには、まずは過剰に分泌されている原因を探ってみましょう。
思わぬところに意外な原因があるかもしれませんよ。
顔脂が過剰に分泌される原因
テカリの原因である顔脂が過剰に分泌されるのには、一体どのような原因があると思いますか?
「ただの肌質でしょ?」と思う人もいるかもしれませんが、実はそれだけではありません。
主な原因についてご紹介したいと思います。
遺伝
皮脂が分泌される量や、そもそもの皮脂腺の数は遺伝するものと言われています。
そのため、顔がテカりやすくて困っている人は、実は両親もしくはどちらかの親も同じような悩みを持っているかもしれません。
遺伝が原因の場合には、自分の肌に合ったスキンケアで改善をしていく必要があります。
皮脂の分泌が少ない人と同じスキンケアをしても、改善は見込めませんよね。
乾燥
顔がテカらないようにと、皮脂を取ることばかり考えていませんか?
意外かもしれませんが、顔のテカリが治まらないのは、肌が乾燥しているからかもしれません。
皮脂は、乾燥を防ぐために分泌されるものなので、肌が乾燥してしまうと防御反応として余分に分泌されてしまいます。
乾燥を改善するためには、肌の内側からしっかりと保湿してあげることが大切なのです。
洗顔のしすぎなども、肌に必要な皮脂をも洗い落としてしまうため、よくありません。
ホルモンバランスの乱れ
ストレスがたまっていたり、睡眠不足だったり、もしくは思春期の時期だったりするとホルモンバランスが崩れやすく、皮脂の分泌が過剰になってしまうことも考えられます。
思春期が原因の場合には成長につれて落ち着いてくることが多いですが、ストレスや生活習慣が原因の場合にはなるべく改善するように心がけましょう。
加齢
歳を重ねるとともに、食事で取り入れた脂を代謝する脂質代謝というものが下がっていきます。
油を気にしないような食生活を続けていると、食事で取り入れた脂の量と比例して皮脂の量も増えるようになってしまいます。
やってはいけないNGケア
顔のテカリを抑えることだけを考えて普段しているケアは、実は逆効果かもしれません。
やってしまいがちなNGケアについて、いくつかご紹介します。
何度も洗顔する
何度も洗顔をしてしまうと、本来顔に必要な皮脂までをも洗い流してしまいます。
特に、洗浄効果の強い洗顔料を使用すると余計にその症状を加速させてしまいます。
洗顔をするのは、多くても日に2回、肌に優しい洗顔料を使うのがおすすめです。
乳液やクリームをつけない
スキンケアとして乳液やクリームをつけるのは、テカリを加速させてしまうと思い避けている人もいるかもしれませんが。それは実は逆効果。
洗顔後に化粧水をつけただけでは、すぐに蒸発してしまい、乾燥を招いてしまう可能性があります。
テカリが気になる時こそ、化粧水のあとには乳液やクリームなどでふたをして、しっかりと保湿してあげることが大切なのです。
ファンデーションの厚塗り
テカリをカバーしようとファンデーションを厚く塗ってしまいがちな人も多いと思いますが、それでは皮脂が分泌した時に余計化粧が崩れやすくなってしまいます。
厚塗りして隠すようにするのではなく、あくまでも薄く、肌に密着させることを心掛けましょう。
顔脂のテカリを抑える方法
顔がテカらないようにする方法には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
効果的な方法をいくつかご紹介します。
優しく洗顔する
洗顔は、テカリの原因となる顔脂を洗い流すことのできる絶好のチャンスです。かといって、ゴシゴシと激しくこするように洗ってはいけません。
必要以上にこすってしまうことで、摩擦により肌にダメージを与え、乾燥させてしまう可能性があるためです。
しっかりと泡立てた泡で、肌の表面をなでるようにして優しく洗うようにしましょう。
また、洗顔料は刺激があまり強くないものを選び、洗い流すときには水もしくはぬるま湯で洗い流すのが肌に優しいです。
洗顔後のスキンケアに気を付ける
洗顔後の肌は、なにもしないとどんどん乾燥してしまいます。
化粧水や乳液、クリームなどを使って、しっかりと保湿するようにしましょう。
乾燥防ぐために乳液をつけるのはもちろんのことなのですが、つけすぎは逆効果になってしまいますので注意が必要です。
脂性肌の人や混合肌の人は、比較的さっぱりタイプの乳液を使ったり、皮脂分泌の多いTゾーンは薄目に塗ったりするとより効果的かもしれません。
下地をしっかり使う
顔のテカリを予防するためには、下地をしっかりと使うことも効果的です。
下地を使うことでファンデーションが密着しやすくなるだけでなく、テカリを抑えるのに効果があると謳っている下地もたくさんあるので、そのようなものを使用するのが良いでしょう。
表面だけを取り繕うのではなく、土台をしっかりとさせることでテカリ予防になります。
皮脂が気になったらティッシュでとる
どんなに気を付けていても、皮脂が気になるときはあるかもしれません。
そんな時は、あぶら取り紙ではなく、ティッシュで軽く押さえるようにしてとるようにしましょう。
あぶら取り紙を使用すると、肌に必要な皮脂までをも取り除いてしまう可能性があるためです。
食生活に気を付ける
ジャンクフードやスナック菓子などの脂っこい食事ばかりをしていては、脂質代謝が追い付かず、皮脂分泌も過剰になってテカリに繋がってしまいます。
特に年齢を重ねるとその傾向は顕著にあらわれるようになってしまいますので、食生活を一度見直してみましょう。
規則正しい生活をする
なんといっても、夜更かしは肌には大敵です。テカリの原因になりかねないだけでなく、ニキビや肌荒れなど様々なトラブルをも引き起こしてしまう可能性があります。
睡眠不足にならないように、毎日十分な睡眠をとるのが改善への近道になります。
また、ストレスもためこまないように注意しましょう。
ホルモンバランスが崩れ、皮脂の分泌が過剰になってしまうことがありますので、リラックスできる時間をつくったり、ストレス解消したりするのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
テカリの原因は様々あるのですが、それは普段ついやってしまいがちな行動の中にも潜んでいるかもしれません。
ケアの方法に気を付けたり、普段の生活を見直すことで、テカリを抑えるようにすることは可能です。
肌質や遺伝だからといって諦めるのではなく、まずは今できることをやってみませんか?
少し注意するだけで、意外にもあっさり改善することができるかもしれませんよ。