このページではバンドのヴォーカルや宅録をする方に必要不可欠なダイナミックマイクの詳しい選び方をじっくり解説しています。
ページ下部では現在人気のダイナミックマイクをご紹介しているので、ダイナミックマイクが欲しい!という方は是非参考にしてみて下さい。
さっと読める目次
ダイナミックマイクの選び方
ダイナミックマイクを選ぶ際はどのような点に注意しておかなければならないのでしょうか。
自分に合ったダイナミックマイクを選ぶための選び方をまとめてみました。
音質で選ぶ
ダイナミックマイクは音を録ったり拡大したりする道具ですから、音質にはこだわっておきたいところです。
ただ、音質は様々な要素で決まるので一概に音質が高い低いを決めることは出来ません。
音質に関係する最も重要な要素を解説するので、ダイナミックマイクを選ぶ際はそれらの数値を確認するようにしましょう。
電気抵抗の高低
電気抵抗はインピーダンスと言われることもありますが、深く考える必要や詳しく仕組みを覚える必要はありません。
『電気抵抗の高いマイクはノイズを拾いやすい』とだけ覚えておけば良いでしょう。
電気抵抗が高いものだと使うシーンによってはまったく役に立たず、ひたすらノイズを拾い続けることもあるので、マイクの購入時は必ず電気抵抗の高低を確認しておきたいです。
感度は強いかどうか
基本的に良いマイクは感度が高く、高ければ高いほど音の強弱を判別しやすいので、声に立体感が出ます。
しかし、あまりに感度が高すぎるものを選ぶと周囲の音を拾ってしまい、その結果声はほとんど聞こえない、なんてことになる場合もあるので用途によって感度は調整していかなければいけません。
例えばバンド演奏に使うのであればそこまで感度が高くないマイクか、感度は高いものの限られた範囲でしか音を拾わないマイクを選んだ方が良いです。
周波数の認識範囲の広さ
高性能で音の良いマイクになればなるほど、音の周波数を広範囲で認識できるようになります。
ただ、広ければ広いほど音が良くなるとも言い切れないので、基本的には20Hz~20000Hzの間をカバーできるもので充分でしょう。
楽器の録音に使うのであれば楽器の出せる音に合わせた周波数の認識範囲を持つマイクを購入しなければいけません。
マイクのクセで選ぶ
一般的な電化製品では製品によってクセが大きく異なることはないのですが、マイクなど音楽業界で使われる道具は同じ名称の道具でもクセが違えばまったく使い方が異なることがしばしばあります。
そのため、マイクを選ぶ際は上記の音質を高めるために見ておくべき3つのポイントに加え、候補のマイクはどのようなクセを持っているのか把握しておかなければいけません。
事前の確認を怠ると強すぎるマイクのクセに振り回されてしまいますから気を付けて下さいね。
口コミで人気の商品を選ぶ
ものによってクセが異なり、選ぶ際に見ておくべきポイントが複数あるダイナミックマイクを手軽に選びたいのなら口コミに目を通してみましょう。
例えばランキングに掲載している『SHURE ダイナミックマイク SM58』はダイナミックマイクの大定番と言える製品で『使える範囲が広い』、『下手に高いマイクより断然使いやすい』、『激しい使い方をしても壊れない』と口コミで大絶賛されているので非常にオススメです。
ダイナミックマイクはPCに繋ぐことが出来る?
宅録用途でマイクを探している方にとってマイクをPCに繋げるかどうかはとても重要な要素と言っても過言ではないでしょう。
ダイナミックマイクの製品説明を見てみると、PCに繋げるかどうかの表記を行っているものがあまり無いので分かりにくいのですが、ほとんどのダイナミックマイクはオーディオインターフェイスという機器を通してPCに接続することが可能です。
ダイナミックマイクの構造
ダイナミックマイクはかなり古くからあるマイクの一種なので、基本的な構造はあまり複雑ではありません。
ダイナミックマイクの内部にはダイヤフラムという部品があり、ダイヤフラムにはコイルがつけられています、そしてその後ろには磁石が固定されており、ダイヤフラムが声によって振動する際に発生する磁界の揺らぎを音として処理しているのです。
原始的なダイナミックマイクであれば簡単に自作することが出来るのでマイクの構造を理解したいのであれば、一度作ってみても面白いでしょう。
ダイナミックマイクでレコーディングは可能?
高価で繊細なコンデンサーマイクより扱いやすいダイナミックマイクでレコーディングを行っている方は多数いらっしゃいます。
ただ、弦楽器の所謂『空気感』をレコーディングに反映させたい場合は指向性の強いダイナミックマイクでは役不足に感じることもあるでしょう。
用途に依存する部分はあるものの、プロクオリティのレコーディング環境を目指すのではなく、簡単なレコーディングを行いたいのであればダイナミックマイクでも充分レコーディングに耐えます。
ダイナミックマイクランキングBEST3
バンド演奏や宅録に使われている人気のダイナミックマイクはどんなものなのでしょうか。
じっくり見ていきましょう。
定番モデル『SHURE ダイナミックマイク SM58』価格:11,763円
レビューどんな用途にもバッチリ決まる汎用性の高いダイナミックマイクを探しているならこれで決まりです。 レンタルスタジオなどでも定番となっている『SHURE ダイナミックマイク SM58』はクセの無いフラットな設計となっているので、一本持っているとバンド演奏に、宅録に大活躍するでしょう。 |
ボーカルに最適『SHURE ダイナミックマイク ボーカル用』価格:5,527円
レビュー『SHURE ダイナミックマイク SM58』ほどの汎用性が必要ないのならこちらで充分です。 ボーカル専用となっているため、バンドを組んでいる方のマイマイクや弾き語りをする際のメインマイクとして活用出来るでしょう。 指向性が高いのでメタルやハードコアなど激しい環境での使用にも耐えます。 |
廉価版『BEHRINGER XM8500』価格:2,138円
レビューとりあえずダイナミックマイクを使ってみたい!という方は『BEHRINGER XM8500』を試してみると良いでしょう。 BEHRINGERはダイナミックマイクだけに限らず安価で質の高いエフェクターやオーディオインターフェイスの製造で有名なブランドなので、初心者が買って失敗することはないはずです。 |
まとめ
クセがあり即座に対応するのが難しいダイナミックマイク。
しかし、自分専用のマイクを持っていればそんな問題も吹き飛びます。
スタジオレコーディングや宅録、ボーカルを行っている方は是非ダイナミックマイクの導入を検討してみて下さい。