比較的難易度が低くて、尚且つ就職や転職時に役に立つ資格が知りたい!と思っている方は多いのではないでしょうか。今回は、そんな方たちのために「簡単だけど重宝される事務系資格」を一挙紹介していきます!
短い時間の勉強で十分取得可能で、尚且つ就職時に一定の評価がもらえる資格ってどんなものがあるのでしょうか?ぜひ参考にしてください!
さっと読める目次
秘書検定
皆さんご存知、「秘書」の業務に関する検定です。秘書とは、上司が円滑に業務を進行できるように、スケジュールを調整したり、来客対応、電話対応をしてサポートするお仕事です。
顧客だけでなく会社の役員といった人を相手にすることもあるので、ある一定のビジネスマナースキルが要されます。秘書検定は、3級、2級、準1級、1級の4段階がありますが、中でも人気なのは2級です。
まずは2級から
初歩的な3級だとやや物足りず、一般的なレベルを希望するのであればやはり2級を取得するのが妥当です。とはいえ2級でもまだまだ見習いレベルですが、一番初めに資格を取得するなら、2級からがおすすめということになります。
2級を合格したら、準1級、1級と少しずつグレードを上げていきましょう。準1級を所得出来たら、一人前の秘書になるまでそう時間はかからないでしょう。
どうやって勉強する?
そんな秘書検定ですが、通信教育、スクールのいずれかで学ぶことをオススメします。もちろん独学でも可能ですが、2級を独学で取得するとなると、やや難易度が高いです。
秘書検定の合格率は、3級は65%程度、2級は50%程度、準1級は30%程度となっています。2級でも2人に1人受かると考えると、決して難関試験ということはありません。
おすすめの秘書検定の通信講座
簿記
支出や仕入れ、売上など日々の経営活動の動きを記録しながら管理する簿記。財政状態や経営状態を丸裸にするための方法です。簿記には、4級から1級までありますが、中小企業から重宝され、簿記の基礎が一番身に付く「3級」を取得することをおすすめしたいです。
会社の経理を担当するなら絶対に必要な資格「簿記」ですが、3級は貸借対照表や損益計算書といった財務諸表の専門知識を学ぶことから、財務や経理の担当者に限った話でなく、本来サラリーマンであれば誰しも持っておきたい資格です。
また、簿記の試験には「日商簿記検定」という日本商工会議所が行う試験と、「簿記能力検定」という全国経理教育協会が行う試験等複数あります。最も有名なのは日商簿記検定です。
簿記3級に合格するために重点的にやっておきたいことは、商品や現金等の勘定科目を整理する「仕訳」をいかに素早く、正確に行えるかというところ。何度も刷り込みで繰り返し訓練していきましょう。
ちなみに、簿記3級の平均的な合格率はおよそ45%ほどとなっています。
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MOS Wordスペシャリスト
マイクロソフトのWordの国際資格ですが、スペシャリストとエキスパートの2パターンがあります。スペシャリストは一般向けで、エキスパートは上級向けとなっているので、一般向けのスペシャリストから挑戦してください。
今やパソコンを使っているほとんどの企業で「Microsoft office」が使用されているので、非常に重宝される資格です。
そんなWordスペシャリストはどういったスキルを要するかというと、文書の作成・管理、画像・図形・文書パーツの挿入、表・リストの作成といったWordの基本操作がメインとなります。
難易度は?
ですので、普段からWordを使っているという人にとっては比較的難易度が低く、市販の問題集を購入して2週間程度みっちり勉強をすれば難なく所得することができる程度です。Wordを使ったことが無いという人でも1ヶ月程度の勉強で十分所得できます。
合格点は科目ごとに違い、1000点満点中およそ550~850点ほどとされています。合格率は非公開のため不明ですが、それほど低いものではないでしょう。
MOS Excelスペシャリスト
マイクロソフトのExcelの国際資格ですが、MOS Wordと同じようにスペシャリストとエキスパートの2パターンがあります。一般向けのスペシャリストからチャレンジしてみてください。
MOS Excelスペシャリストは具体的にどういったスキルを要するかというと、セルの書式設定やグラフ作成、数式や基本的な関数の作成といったExcelの基本的な操作がメインとなります。
難易度は?
MOS Wordスペシャリストと同様、普段からExcelを使っているという人にとっては比較的難易度が低く、市販の問題集で1,2週間集中して勉強すれば取得できるでしょう。普段Excelを使わない人や、使用したことが無いという人は1ヶ月ほど勉強する必要があります。
合格点もMOS Wordスペシャリストと同じく1000点満点中およそ550~850点ほどとされています。合格率も同様に非公開のため不明となっています。
ウェブデザイン技能検定
ウェブデザインと聞くとあまりピンと来ない方も多いかもしれませんが、ホームページを設計することを指しています。そんなウェブデザイン技能検定はウェブ業界でたった一つの国家資格としても知られています。
スマホやパソコンで表示されるサイトのデザインは、専門的な技術や知識が必要となり、ウェブ業界で働く場合に必要となるスキルです。将来ウェブ業界でお仕事をしたいと考えているなら、ウェブデザイン技能検定はぜひ持っておきたいですね。
難易度は?
ウェブデザイン技能検定は3級、2級、1級とありますが、まずは3級からチャレンジしてみてください。3級は、セキュリティ対策やシステム構築等、ウェブデザインの一般知識を必要とします。合格率は65%程度と比較的ハードルは低いです。
3級を合格したらぜひ2級にチャレンジしてほしいのですが、2級を受けるにはウェブ作成実務経験を2年積む必要があります。3級取得後2年間経験を積んで、2級にチャレンジしてみてください。
医療事務
国家資格ではなく民間が発行する資格で比較的ハードルの低い医療事務の資格。そもそも医療事務とは正式な資格の名称ではなく、
「医療事務管理師認定試験」、「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」といったあらゆる医療事務団体が出している医療事務に関する試験総称です。
ですので、ひとくちに医療事務といってはいろんな種類のものがあります。中には専門分野に特化したものもあり、調剤薬局に特化したものや、歯科に特化したものなど様々です。
難易度は?
そんな医療事務の資格勉強は通信講座やスクールで受けることができます。合格率は60%程度とされていて、比較的難易度のやさしい部類となります。試験日程などは、その団体によって違うので、各団体の公式サイトから確認しておきましょう。
ただ、「診療報酬請求事務能力認定試験」は難易度が高く、合格率はその半分の30%程度となります。独学で学ぶことは難しいので、スクールに通って資格取得に向けて勉強していきましょう。
まとめ
以上が比較的簡単で企業から重宝される資格です。自分が取得したい資格は見つかりましたか?なにより大切なのは、「将来自分が何をしたいか」です。どんな仕事をしたいのかリアルに想像して、それに必要な資格を取るといったイメージですね。
なので、今回紹介した資格の中でピンとくるものがなければ、ぜひご自身でもいろんなお仕事、資格を探してみてください。「本当にこのスキルを習得したい!」というものがあれば、それを全力でがんばりましょう!