このページでは、金属用接着剤を探している方向けにおすすめの人気商品や、機能性などから考えた選び方を解説しています。
機能性・各タイプの特徴などから総合的に捉えて、おすすめしたい商品をランキング形式でご紹介します。
さっと読める目次
金属用接着剤の選び方
接着剤は使用する素材によって選ぶものが異なりますが、ステンレスやアルミを接着させる場合には金属用接着剤が必要です。
様々なメーカーから販売されていますが、どんな金属用接着剤を選べば良いか迷っている方へ、ここでは、機能性、各タイプの特徴、口コミなどから考える金属用接着剤の選び方を紹介します。
接着剤の持つ機能性で選ぶ
①耐久性・耐水性・耐熱性を求める場合
金属を接着させる場合には、主に耐久性や耐熱性などが求められるので、基本的には頑丈に接着できます。
金属製に特化していない接着剤でも金属をくっつけられる場合もありますが、これらの性能に対応していないのですぐに取れてしまったり、ずれてしまったりします。
接着後に金属に熱が加えられたり、力がかかるなど、確かな耐久性や耐熱性さらに耐水性を求める場合にはエポキシ樹脂系の接着剤がおすすめです。
エポキシ樹脂系の場合、耐熱でない一般のものでも80度くらいまでの熱に耐えることができます。
②耐衝撃性を求める場合
金属の接着には瞬間接着剤が最適なのですが、瞬間的にしっかり接着できる便利なアイテムですが、衝撃に弱いデメリットがあります。
よって、力のかかる場所に瞬間接着剤を利用する場合は、耐衝撃タイプのものを選ぶ様にしましょう。
③違う素材のものを接着する場合
接着させるものが金属とは異なる素材の場合、熱が加わった際の膨張の割合に違いが出てきます。
これを熱膨張係数と言いますが、この数値が異なると接着した後に剥離したり、ひび割れなどの原因になるので、乾燥してからも接着剤が硬化しない弾力のある弾性接着剤が適正で、金属と紙、ゴム、布、革などを接着させるときには変成シリコン系や合成ゴム系の接着剤がおすすめです。
金属に使用できる接着剤の特徴から選ぶ
①瞬間接着剤の特徴と注意点
秒速で接着ができ、液状やゼリー状なので広い範囲でも塗りやすく、また一般以外にも耐衝撃性や耐水性などの目的にあった機能のラインナップがあリます。
手につくと火傷の危険性があります。
②エポキシ系接着剤の特徴と注意点
硬化速度を選べるので作業に合わせやすく、耐久性、耐水性に優れているので屋外で使用することができます。
2液を混合させるので分量をきちんと測る必要があります。
③弾性系接着剤の特徴と注意点
幅広い素材に接着できて異なる素材の接着に向いていますが、他のタイプの接着剤と比べて価格が高めです。
④ゴム系接着剤の特徴と注意点
貼り合わせてから実用強度の発揮が早い段階で出ますが、利用する素材によっては溶けてしまう場合があります。
口コミで人気の商品を選ぶ
金属用接着剤は、使用目的と接着する素材にあったものを選ぶ必要がありますが、種類もたくさんあるのでいざ選ぶとなるとわからない場合もあるでしょう。
そんな時は自分の使用用途とあった人の口コミを参考にしてみましょう。
実際に使用した人がどうだったか知るのが一番参考になります。セメダインのメタルロックP25Gセットは硬化が早く、ガッチリ接着し、耐久性や耐熱性があると高評価です。
おすすめのダイソー金属用接着剤
ダイソーには金属に使用できる接着剤が三つあります。一つ目は強力接着剤エポキシ2液混合タイプ。
金属の様な硬い素材の接着に適しており、硬化には少し時間がかかりますが、その分衝撃に強く、耐熱、耐水性にも優れています。
二つ目は強力瞬間接着剤(多目的・多用途)。マニキュアの様なはけが付いているので狭い場所にもピンポイントにつけやすくなっています。
三つ目は強力瞬間接着剤の小分けタイプ。小分けになっているので、開封後の固まりなどに悩まされることなく常に良好な状態の接着剤を使うことができます。
耐熱性のある金属用接着剤
金属用接着剤は使用後に高温の環境にさらされることもあり、耐熱性が求められる場合が多いです。
スリーボンド無機系耐熱接着剤は1400℃もの高温に耐えられる無機系の接着剤で、金属の充填固定ができます。硬化時間が短く、使いやすい接着剤です。
また、お馴染みのアロンアルファからも熱に強いエクストラ4000が販売されています。
従来のアロンアルファの機能に、特に金属を接着させた際の優れた耐熱性と耐衝撃性を加えた接着剤です。使いきりタイプなので使いやすくなっています。
強靭な接着力に優れたエポキシ系金属用接着剤
強靭な接着力に優れた耐久性、そして接着後の収縮があまりないことから金属の接着におすすめなのがエポキシ系金属用接着剤です。
スイスのアラルダイトから販売されているスタンダード高性能エポキシ系強力接着剤は、硬化に多少時間はかかりますが、強固な固定が可能で耐熱、耐水性にも優れています。
また、スリーボンドの低温効果型接着剤は、低温硬化ができ、硬化後は耐衝撃性に優れています。
その他にもヘンケルのLOCTITEエポキシ系接着剤Hysol1Cやコニシボンドクイックメンダーなどの評判が良いです。
金属 接着剤ランキングBEST3
ここからは、おすすめの金属用接着剤をランキング形式でご紹介します。
しっかり接着のできる金属用接着剤を選ぶ際に、ぜひご参考にしてください!
セメダイン メタルロックP25Gセット容量:25g
成分:アクリル樹脂 レビュー接着剤メーカーとしても有名なセメダインが販売している2液を混ぜるアクリル樹脂系の金属用接着剤です。 長時間の負荷にも耐えられる優れた耐久性があり、さらに耐熱性、耐薬品性があるのが特徴です。 素材の表面に油分が残っていても接着には問題なく、常温硬化するので、慣れない人でも使える丈夫で気軽な接着剤としておすすめです。 |
コニシ アロンアルフア プロ用耐衝撃容量:20g
成分:シアノアクリレート レビューアロンアルファの耐衝撃性を高めた瞬間接着剤で、シアノアクリレートが主な成分です。 内容量の少ない瞬間接着剤の中では容量があるので、広い範囲に使用したい場合におすすめです。 中粘度のハイスピードタイプなので速い接着が特徴ですが、うっかり手などにつけてしまうと取れなくなってしまうので使用時には注意しましょう。 |
3M スコッチ 強力接着剤 多用途容量:30ml
成分:塩化ビニール樹脂・ウレタン樹脂 レビュー固まるまでに時間がかかりますが、強い接着力で耐水性があり、耐熱温度も80℃と高いので様々なシーンに活用できます。 スコッチシリーズは数多くありますが、金属に適しているのはこの多用途になりますので間違えないように注意しましょう。 多用途は金属以外に、ガラス、木材、タイルなどにも使えます。コスパも良くお手頃に利用できるのが人気の理由の一つでもあります。 |
まとめ
金属に使える接着剤は多いのですが、衝撃や水などで取れやすくなる商品もあるので、利用する箇所に合わせた機能を持つ接着剤を使う様にしましょう。
今回ご紹介した接着剤を参考にしながら、最適な金属用接着剤を見つけてください。