肌の老化現象を完全に食い止めることは出来ません。しかし、老けて見えないように対策することは可能です。
しかし、老け顔を対策するためには老け顔の特徴や老けて見える原因を知らなければならず、多くの方がその点を無視した老け顔対策を行ってしまっています。
そこで、この記事では老け顔の対策方法だけではなく老け顔の特徴と原因を徹底調査し、分かり易くまとめてみました。
老け顔に悩んでいる方だけでなく、予め対策をしておきたいという方にもオススメの内容となっていますので、是非目を通してみて下さいね。
さっと読める目次
老け顔対策は間違いだらけ?
老け顔の対策にはたくさんの種類があります。例えば食べ物によるアンチエイジング、化粧品によるスキンケアなど、やり方は人それぞれ、千差万別ですよね。
しかし、実は老け顔の対策をするためにはいくつかの踏まえておかなければいけない要素があり、多くの方がその点を間違えてしまっているのです。
人それぞれ肌に与えてきた栄養や生きてきた環境は違うにも関わらず、同じ対策方法が有効かと言われると少し疑問に思いますよね。老け顔を対策するためには自分に合った方法を探し出さなければいけません。
老け顔を対策するなら特徴と原因を知ろう!
老け顔を効果的に対策したいのであれば老け顔の特徴と老けて見える原因を知りましょう。この2点を知っておくとどの部分を対策すれば良いのか、自分はなぜ老けて見えるのかが分かります。
逆に老け顔の特徴と原因を知らずに対策をしようとすると、どこを対策して良いのか分からず、なぜ自分は老けて見えるのか分からないため有効な対策方法が何なのかすらわかりません。
原因と特徴の2つさえ分かれば老け顔の対策はそこまで難しくありませんから、まずはこの2点を私と一緒に学んでいきましょう。
対策前に知りたい老け顔の特徴
シミ・シワ
シミやシワは老けて見える代名詞的存在と言えますよね。小ジワだけでも老けて見えるのにくっきりとしたシワや大きなシミが出来ると一気に肌年齢が上に見えてしまいます。
老化現象のひとつであるためシミ・シワを完全に消し去るということは出来ませんが、しっかりと対策をしておけば同年代の人に比べてシミ・シワを少なくするということは充分に可能です。
シミ・シワは顔全体に拡がるものですから老け顔対策をする際はまずシミ・シワを減らし、これ以上増えないような対策から始めるべきででしょう。
パサパサの肌
潤いを失った肌は老けて見えがちです。もちもちと弾力があり、潤いを保った瑞々しい肌は対策次第でいくつでも実現可能ですから、ここは絶対に抑えておきたいところですね。
肌の乾燥は特に冷え性の方や睡眠不足の方に多いようです。詳しい原因は後述しますが、思い当たる節があるという方はかならず改善しておくようにしましょう。
メイク
意外にも老け顔メイクをしてしまっている方は多いようです。特にシミ・シワが目立ち始め肌質を保つことが難しくなる20代後半から30代前半の方はメイクで誤魔化そうとして不適切な老け顔メイクになってしまうのだとか。
しかも、最近はナチュラル指向のメイクが持て囃されていますから、濃すぎたり一昔前のメイクをしてしまったりすると一気に老けて見えるようですね。
メイクは自分の持ち味を引き出すためのものであり、老けて見える箇所を隠すものではありませんから、化粧でムリヤリ老け顔を隠すのは止めましょう。
たるみ
ほほや口元、目の下辺りのたるみは老け顔の特徴としてシミやシワに並ぶほどのもので、たるみが目立てば目立つほど老けて見えます。
特にたるみの有無は個人差が大きく、いくつになってもたるみが少ない人もいれば、若い時から肌がたるんでいるという人もいるため、たるみがあるということは老け顔対策をするに当たって大きな弊害となってしまいがちです。
老け顔を対策するために原因を知っておく
冷え性
身体の末端や皮膚の下にある毛細血管が萎縮することで起こる冷え性は症状が酷くなればなるほど老化を加速させます。
というのも、冷え性によって毛細血管が萎縮すると肌に充分な栄養が送られてこなくなってしまうため、肌が慢性的な栄養不足を起こしてしまうのです。そうすると肌の細胞はどんどん死んでいきます。
冷え性は肌質を落とし老けて見えるだけでなく、免疫力を低下させたり、自律神経やホルモンバランスを乱す原因となったりしますから、顔だけでなく身体を老化させることにも繋がりかねません。
生活習慣の乱れ
生活習慣が乱れると栄養の消化吸収の効率が悪くなったり、肌のターンオーバーが適切でなくなってしまったりするため、シミやシワ、たるみが増えやすくなってしまいます。乾燥肌も悪化していくでしょう。
例えば睡眠習慣が不規則で睡眠時間が足りていない状態になると、肌を補修することが難しくなるため、日中蓄積されたダメージが充分に抜けず老化を進めてしまうことに繋がります。
1日、2日くらいならまだしも、慢性的な生活習慣の乱れは数年後、数十年後の肌質を左右しますから、努めて生活習慣を規則正しいものに保つようにしましょう。
表情筋
顔の皮膚の下にある表情筋は使わなければどんどん衰えていってしまいます。特に普段表情を表に出さないという方や思いっきり笑う機会が無いという方は要注意です。
表情筋の衰えはたるみを悪化させ、小ジワをくっきりジワに変化させますから、エクササイズを行うなどして表情筋の筋力を高く保つようにしましょう。
効果的な老け顔対策3選
身体を冷やさない
老け顔だけに限らず肌トラブルを改善したいのであればまず冷え性を解決するのが最優先です。生活習慣の乱れもそうですが、冷え性を放置することは如実に肌へ影響を与えますから必ず対策しておきたいですね。
オススメの対策方法としてはなるべく厚着をするということと、湯船にしっかり浸かるようにするということ。
冬はもちろん夏でも夜まで出歩くのであれば肌の露出が多い服は着ない、毎日身体の芯が温まるまで湯船に浸かるというような対策をしておけば、少しずつ冷え性が改善され老けて見えにくくなるはずです。
しっかり寝る
睡眠習慣の乱れは前述の通り大きく肌質を損なう原因となりますから、なるべく規則正しい習慣を維持するよう心掛けましょう。
特にシワやシミ、たるみなど老け顔の特徴として大きなウェイトを占める肌トラブルを改善するために睡眠習慣の改善は必要不可欠です。
本当なら寝る時間も毎日同じ時間にした方が良いのですが、家事や仕事の都合上難しいという場合は睡眠時間をしっかり確保するだけでも構いません。老け顔を改善したいなら最低でも6時間は眠るようにしたいですね。
表情筋のエクササイズ
たるみとシワに効く表情筋のエクササイズは見た目こそ地味ですが毎日コツコツ行うことでいくつになっても老け顔とは無縁な若々しい姿を保つことが出来るはずです。
重点的にエクササイズを行いたい箇所は目の周辺にある『眼輪筋』、たるみが目立つほっぺたの『頬筋』、口元の『口輪筋』の3つ。眼輪筋は目を開けた状態で上下左右に思いっきり眼球を動かすと効果的です。
頬筋と口輪筋に関しては可能な限り口角を上げた状態を1分保ち、15秒休憩してもう一度1分間口角を上げるというエクササイズを繰り返すと充分に鍛えることができるでしょう。
老け顔の改善~メイク~
老け顔の特徴についてみていきましたがいかがでしたでしょうか。当てはまるものやケアを一生懸命やっているというものなどいくつかあったと思います。ここからは、老け顔の改善方法について紹介していきます。まずはメイクについてみていきましょう。
老け顔になるメイクをしていませんか?
女性はメイクで顔が変わるというのはよく言われていますが、若返るようなメイクができるのと同様に、メイクで老け顔になってしまっているケースもあるということです。厚化粧などは歳をとった人というイメージですよね。老け顔に見えてしまうメイクのポイントとしては、まずは細い眉が挙げられます。
長くて濃い眉毛や、眉山がしっかりあると老けて見えやすいようです。次にアイラインがはっきりしすぎているケースで、目の周りが黒く囲まれているようなケースは老けて見えますね。オルチャンメイクが流行っていますが、濃い口紅も老け顔にみられやすいので上手に使いましょう。
また、チークにオレンジが入っていると頬がこけた印象を与えてしまうので注意が必要です。意外と老けてみえる化粧も多いと言えますね。
メイクで老け顔を改善するには
老け顔を改善するためのメイクとしてまず挙げられるのは、基本的なことですが目の周囲をはっきりとさせることです。アイラインを丁寧に引いて、目をぱっちりさせます。そして眉の下のラインをはっきりさせると目の印象がしっかりするでしょう。
小鼻の延長線上を内側のライン、口の端と目尻を結んだ線を外側のラインとしてこの間に眉が入っているとバランスが良いようです。チークは上述したオレンジ系が入っている場合には濃くならないように気を付け、ピンク系のものをメインにしていくと良いでしょう。チークの位置も重要とされており、与える印象が変わります。
頬の一番高いところを基準に塗り、Tゾーンにはハイライトを用いると仕上がりが良いとされています。
老け顔の改善~マッサージとエクササイズ~
老け顔の改善方法で次に挙げていくのは、マッサージとエクササイズです。血色が悪いとそれだけで老けて見えますし、筋肉の衰えはたるみにつながってしまいますね。これらの問題もセルフケアで改善していけるということです。
老け顔改善のマッサージ
顔のリンパマッサージなどはよく知られていますが、同じ要領で顔をマッサージすることで循環の改善が期待でき、肌のターンオーバーが促進されれば肌色も良くなって若返ります。頬の骨に沿って耳に向けて流したり、顎のラインに沿って耳に向けて流し、目の周囲は目尻の下から輪郭をなぞるように目頭に向かっていき目尻の上まで円を描いていきましょう。
顔全体を優しく流すイメージで行い、力を入れすぎないようにしましょう。上述したように目の下は強くこすると黒くなりやすいので注意が必要です。お風呂で温まったときなどに優しく流していくと効果的ですね。
老け顔改善のエクササイズ
老け顔改善のためのエクササイズとしては、表情筋や舌の筋肉、顎の筋肉に刺激をいれていくものがよく取り上げられています。あいうえおと母音を発声する際に、口を大きく動かして発声すると表情筋に刺激をいれることができます。大きく動かすと意外と早く疲れることに気が付くでしょう。
また、極端に笑顔を作ってみたり、困った顔をしたりと表情を大きく動かすことも良いエクササイズになります。これらもお風呂の中など温まっているときが良いですね。舌の筋肉に関しては、歯の外側を順になぞったり、舌を出して円を描くように動かすと効果的です。歯磨きとセットで行うと良いでしょう。
老け顔の改善~食べ物~
老け顔の改善方法として、最後に紹介するのは食べ物です。肌の状態などは栄養面の影響も大きいので、偏りや不足がある場合は意識して食生活を見直していきましょう。
抗酸化作用のある食べ物を摂る
アンチエイジングといえば抗酸化作用のある食べ物を摂ることがまず言われます。代表的なものにはポリフェノールやカロテノイドなどがありますね。大豆のイソフラボン、緑茶のカテキンなどが挙げられ、その他にもカカオやアントシアニンなどが挙げられます。
活性酸素を除去することで、私たちの身体を老化から守ってくれるということです。
ビタミンやミネラルもバランスよく
日頃の食生活でビタミンやミネラルが不足しやすいというのはよく指摘されていますが、これらの栄養素は身体のはたらきに重要です。新陳代謝に関わるなど肌のターンオーバーにも重要なので、意識してバランスを整えましょう。
抗酸化作用のある成分と合わせて、ビタミンとミネラルなどのバランスを見直してみるだけでも肌だけでなく身体の調子が良くなっていくでしょう。
まとめ
老け顔を対策するための方法にはいくつかの種類がありますが、今回は1つの対策方法で広い範囲の老け顔の原因を解決できるものを厳選してお伝えしました。
老け顔対策は早く始めれば早く始めるほど、歳を取ってからの見た目を若く見せることが出来ますから、まだやっていないという方はこの機会に是非老け顔対策に取り組んでみて下さいね。