このページでは、水彩色鉛筆を探している方向けに、おすすめの商品の選び方を解説しています。
売れ筋の人気商品の中から、機能性・経済性・利便性などを比較して、おすすめ順にランキング形式で紹介します。
水彩色鉛筆の選び方で迷っている人の悩みを解決しますので、ぜひ参考にして下さい。
さっと読める目次
水彩色鉛筆の選び方
水彩色鉛筆は、どのような点を重視して選べば良いのでしょうか?
ここでは水彩色鉛筆の芯の硬さ・色数・ブランドの特長・口コミ評価などを、重点的に考慮した選び方について紹介します。
芯の硬さで選ぶ
通常使う鉛筆を“芯の太さや硬さ”で選ぶように、水彩色鉛筆も芯の硬さの違いによって用途や使い方が異なってきます。
水彩色鉛筆の芯の硬さは、「硬質」「中硬質」「軟質」の3種類があります。芯の硬さは、顔料と成形剤の配合比率によって変わり、芯が太いほど柔らかい(軟質)傾向にあります。
硬質の特徴
「硬質」は、芯が硬いことから減りも少なく、細かく塗ったり縁取りなどの線を描いたりする細密画の描写に適しています。
逆に硬くて水に溶けにくいことから、広い面を太く塗る時には不便です。硬質は、通常の色鉛筆の感覚で気軽に描きたい人、細かく描きたい人、筆圧が強い人など初心者でもベテランでも幅広く使えるタイプです。
中硬質の特徴
「中硬質」は、硬質と軟質の良いとこ取りをした中間の芯の硬さを持ったタイプです。
硬質よりも水に溶けやすくなりますが、通常の色鉛筆のタッチ感覚も残しています。
軟質の特徴
「軟質」は、芯が柔らかいことから水に溶けやすく、色を混ぜ合わせることも自在で、まるで“水彩絵の具”を使っているようなタッチで描けるタイプです。
水に溶けた色の伸びが良くて、画紙に乗りやすくて発色も鮮やかになります。ただし水に溶けやすいことから、減りが多く早く使いきってしまいます。
広い面を塗るのに便利なので、大きく鮮やかな絵を描きたい人や筆圧が弱い人に適したタイプです。
色数や色のセット内容で選ぶ
水彩色鉛筆の色数は、12色、18色、24色、36色・・・と増え、最大300色以上のセットまであります。
水彩色鉛筆は、色を混ぜ合わせて自分なりの色を作ることもできます。色を選ぶ時のポイントとして「色数をいくつにするのか」と「好みの色がセットに含まれているのか」があります。
色数は、初心者では12~18色から始めて徐々増やしていくのが無難です。また色のセット内容は、メーカーで異なるので自分の好みの色セットを選びます。
メーカー・ブランドの特長で選ぶ
水彩色鉛筆の有名メーカーのほとんどがヨーロッパ発祥となっていますが、その中から特に信頼と人気の高いメーカー・ブランドに絞って、それぞれの特長を紹介します。
ドイツのメーカー・ブランドである「ファーバーカステル」と「ステッドラー」、そして日本の「三菱ユニ」の3ブランドです。
ファーバーカステル(ドイツ)の特長
「ファーバーカステル」は、世界で初めて鉛筆の製造を行ったドイツの筆記具ブランドで、水彩色鉛筆においても最高峰のブランドとされています。
ファーバーカステルの水彩色鉛筆の特長は、芯の柔らかい軟質のタッチであっても細い線も描け、色彩が鮮やかなことです。
さまざまな画紙にも馴染みやすく、軟質の芯を太く削れば広い範囲を塗れ、細く削れば細かい線を描ける優れものです。高度な描写技法を駆使するプロからも支持を得ているブランドです。
ステッドラー(ドイツ)の特長
「ステッドラー」は、製図用品で世界的に有名なドイツの筆記用具のトップブランドで、水彩色鉛筆においても有名です。
ステッドラーの水彩色鉛筆の特長は、六角形になっているのでしっかりと握りやすく置いていても転がりにくいことや、芯折れ防止加工をしていることです。
芯の硬さは中硬質ながら柔らかいタッチで発色も良く、さまざまな技法を試しやすい水彩色鉛筆のひとつです。
三菱ユニ(日本)の特長
「三菱ユニ」は、日本国内の水彩色鉛筆のトップブランドです。
三菱ユニの水彩色鉛筆の特長は、芯の硬さは中硬質ながら、水に溶けやすい顔料を使用することで色が伸びやすく、混色や重ね塗りがしやすいことです。
色の伸びの良さ、筆のタッチ、混色のしやすさ、発色の良さなど、水彩色鉛筆の描写のコツをつかむのに初心者の人には最適です。
口コミで人気の商品から選ぶ
水彩色鉛筆を実際に探してみると種類も多く、どれを選べばいいのか迷ってしまうと思います。
そんなときは実際に使った人の口コミ評価や人気度を確認することでかなり参考になります。
口コミ評価で特に人気の高い商品は、「ファーバーカステル・水彩色鉛筆平缶36色TFC-WCP/36C」と「ステッドラー・水彩色鉛筆カラトアクェレル36色125M36」です。
この2つの商品は後ほどランキング形式で紹介します。
水彩色鉛筆を使う場面に応じたケースの形状
水彩色鉛筆を選ぶ時のポイントとして、使う場面に応じた「ケースの形状」も大切です。
水彩色鉛筆のケースの形状は、大きく分けて、「筒状の丸い缶入り」と「平型の缶入り」の2種類があります。
風景画を描くために外出が多くなる人は、持ち運びに便利なタイプのケースの形状が必要です。
水彩色鉛筆は単色でも売られているものを選ぶ
水彩色鉛筆は、基本的には色数に応じてセット本数で購入しますが、よく使う色が先に減ってしまいます。
そんな時には単色・単品で購入できたら便利です。大手のメーカー・ブランドやよく使用される人気の色については単色・単品で売られているものがあります。
セットで購入する時には、単色で購入が可能か否かも選び方のポイントになります。
水彩色鉛筆の初心者は色数の少ないものから選ぶ
初めて水彩色鉛筆を使う初心者にとっては、色数の少ないものを選んで購入することが大切です。
多色になるほど高額になるし、いきなり多色展開のものを選んでも、実際には使いこなせない可能性が高くなります。
初心者の段階では、12色から18色程度の色数の少ないもので、描き方や混色のしかたなどを色々試してから、少しずつ色数を増やしていくのが賢明です。
水彩色鉛筆ランキングBEST3
ここからは特に人気も評判も良く、使いやすくて便利な水彩色鉛筆をランキング形式で紹介致します。
どのようなタイプの水彩色鉛筆を買うのか迷ったら、このランキングの中から選べば失敗が少なくなるので、ぜひ参考にして下さい。
ファーバーカステル・水彩色鉛筆平缶36色セット・芯の硬さ:軟質
・芯の太さ:3.0mm ・色数:36色 ・容器の形状:平型缶 ・単品バラ売り:有 レビューファーバーカステルの軟質の芯は、全ての色が水溶性ながらSV製法により芯が折れにくい構造になっているので、普通に色鉛筆タッチで描くことも可能で、描いた後で水を含ませた筆で上からなぞれば水彩画のような表現もできます。 通常の色鉛筆感覚での使用と水彩色鉛筆での使用での2通りの使い方で表現の技法の幅が広がります。 |
ステッドラー・水彩色鉛筆カラトアクェレル36色・芯の硬さ:中硬質
・芯の太さ:2.9mm ・色数:36色 ・容器の形状:メタル平型ケース ・単品バラ売り:有 レビューステッドラーの軟質の芯は中硬質だが、特殊な顔料を使用して柔らかで滑らかな描きのタッチを出すことができます。 芯には5層構造の塗装が施されており芯を湿気から守っています。 色鉛筆で色付けをした後で、水を含ませた筆で重ね塗りすると、発色の良い水彩画を描くことができます 色鉛筆のタッチと水彩画の風合いを同時に引き出すことができる水彩色鉛筆です。 |
三菱ユニ・水彩色鉛筆ウォーターカラー36色・芯の硬さ:中硬質
・芯の太さ:- ・色数:36色 ・容器の形状:平型缶入り ・単品バラ売り:有 レビュー三菱ユニの中硬質の芯には、水に溶けやすい特殊ワックスと純度の高い顔料が使用され、水彩色鉛筆としての柔らかな描き味や水彩画のふんわりとした表現ができるようになっています。 色鉛筆での表現はもちろん、水分を含んだ絵筆で色鉛筆の描線をのばしていくだけで、水彩画の色合いをも引き出せます。 色伸びが良く重ね塗りや混色も思いのままにできやすいので、色鉛筆のタッチと水彩画のタッチを同時に実現することが簡単にできる水彩色鉛筆です。 |
まとめ
水彩色鉛筆を選ぶ時には、どのような場所でどのような絵をどのようなタッチや技法で描きたいのかなど、現在の自分のレベルに応じて考え、その目的や用途に合ったものを選ぶことが大切です。
水彩色鉛筆は、初めての人でも使いやすく、少し慣れてくれば混色や重ね塗りなどの技法も取り入れやすく、幅広い表現が楽しめます。