このページでは、海外の仮想通貨の大手取引所クラーケン(Kraken)をご紹介いたします。
仮想通貨を当初から知っていたり保有している人ではご存知の方も多いかもしれませんが、クラーケン(Kraken)は世界的によく知られる取引所の1つです。今回はそんな仮想通貨取引所のクラーケン(Kraken)についてその特徴や、アカウント開設、会員種別の上げ方など使い方を紹介していきます。
さっと読める目次
仮想通貨取引所クラーケン(Kraken)
まずはじめは、仮想通貨取引所クラーケン(Kraken)とはどのようなものなのかについてみていきましょう。クラーケン(Kraken)の概要について挙げていきます。
サンフランシスコで設立
仮想通貨取引所クラーケン(Kraken)はPayward Incが運営している取引所で、アメリカのサンフランシスコで2011年に設立されました。日本では2014年に子会社としてPayward Japan株式会社が設立されています。世界初の仮想通貨銀行のパートナーとしてもよく知られている取引所です。
最初ということに関しては、ビットコインの価格や出来高をブルームバーグのターミナルに表示した最初の取引所としても知られています。ビットコインの取引シェアはその大半が中国で9割以上を占めていますが、クラーケン(Kraken)は上位に入ってくる取引所の常連と言えます。
マウントゴックスの救済も
クラーケン(Kraken)はマウントゴックス社の救済を行っていることでも知られています。マウントゴックス社の事件は日本でもよく知られていますね。マウントゴックス社の社長による横領によって払い戻しなどが困窮していき、取引停止に陥ったということです。
当時は日本最大の取引所であり、その影響は大きかったということですね。社長は当初関与を否定していましたが、後に逮捕されています。この事件によって仮想通貨やビットコインはやはり怪しいものというイメージが浸透し、現在では注目度が増しているにもかかわらず保有率が伸びない原因となっているとも言われているのです。
この事件で失われたビットコインは日本円換算でおよそ150億円とされ、現在のレートでは500億円以上とも言われています。
豊富な仮想通貨の取扱いが特徴!
仮想通貨取引所クラーケン(Kraken)の概要についてみてきましたが、次はクラーケン(Kraken)の特徴についてみていきましょう。仮想通貨の取扱いが豊富という点がよく取り上げられます。
仮想通貨も法定通貨も対応が広い
クラーケン(Kraken)の特徴として仮想通貨の取扱いに加えて、法定通貨の対応も広いということが挙げられています。仮想通貨の取り扱いについては、ビットコインやイーサリアム、リップルといったメジャーなものはもちろん扱っています。それらに加えて、イーサリアムクラシックやライトコイン、ドージコイン、ステラ、ネームコインなどです。
これらの仮想通貨をアメリカドルやユーロ、カナダドル、イギリスポンド、日本円で購入することができるということです。ただし、日本円で購入できるのはビットコインとイーサリアムのみとなるので、クラーケン(Kraken)を使って他の仮想通貨を購入する場合には外貨に交換する必要があります。
マイナーなアルトコインではマイニングで報酬を得るという方法もまだ有効とされていますが、それらの仮想通貨をマイニングして、受け取りにクラーケン(Kraken)を使っている人もいるようです。
FX対応でレバレッジも
クラーケン(Kraken)では証拠金取引をすることもできます。FXの特徴と言えばやはりレバレッジですね。レバレッジは最大で5倍とされています。
FXの場合もかなりの仮想通貨に対応しており、時価総額が上位10位ほどに入っているものはほとんど対応しているということです。上述した法定通貨との交換ももちろん可能で、組み合わせは実に多いとされています。FXに慣れている人では、様々な組み合わせで利益を狙っていくことができるので便利なようです。
ただし、スワップポイントに相当する手数料があるということで、長期間ポジションをもっておくということは難しいとされています。時間が経てば経つほど手数料が上がるということですね。ボラティリティが高いことが特徴でもあるので、短期で充分に利益を上げられるとされています。
クラーケン(Kraken)のアカウント開設
では次はクラーケン(Kraken)のアカウント開設についてみていきましょう。開設自体はとても簡単ですが、開設の流れを挙げていきます。
メールアドレスの登録
国内の取引所も基本的には同じですが、アカウント開設だけであればメールアドレスのみで可能です。クラーケン(Kraken)も同様で、ユーザー名を入れてメールアドレスを登録します。ボット対策がされているのでチェックをいれて、登録をするだけです。
程なくして登録したメールアドレスにクラーケン(Kraken)からメールが届くので、記載されているURLからアカウントの確認画面を開きましょう。確認を済ませることで登録完了となります。この流れは多くの取引所で同じで、先に述べたように国内の取引所もです。
開設だけでは取引はできない
アカウントの開設はメールアドレスのみで簡単に行えるようになっていますが、この段階ではまだ取引はできません。国内の取引所であれば、コインチェックなどがこの段階でも取引可能ですが、ある程度制限はかかります。
日本の場合は仮想通貨法の施行によって本人確認が必要になっていますので、取引を行う場合には本人確認や銀行口座の登録が必要です。海外でも自主規制している取引所が多く、本人確認などは取引を行うために必要なものと認識しておいた方が良いでしょう。
会員種別の上げ方
アカウントの開設の次に、トレードができるようにする必要があるということで、クラーケン(Kraken)の会員種別の上げ方についても紹介していきます。順に登録していくことになりますが、流れを挙げていきます。
認証レベル1~2
アカウント開設が終わった段階は、認証レベル0とされています。順に数字を挙げていくことになりますが、認証レベル1では氏名と生年月日、国籍と電話番号の登録が必要になります。これによって仮想通貨の入出金が可能になるということです。ただし書類の提出は必要ないようです。
認証レベル2では、現住所の登録も必要になり、これによって仮想通貨の入出金額が増えるということです。この段階でも書類の提出は必要ないとされています。
認証レベル3~4
認証レベル3では身分証明書や現住所を確認できるもの、そしてID確認が必要です。書類という表現を使ってきましたが、画像などファイルで提出します。ID確認とはセルフィーと呼ばれるものですね。身分証明を手に持った状態で顔写真を送るということです。
これによって現金の入出金が可能になり、FXでレバレッジを効かせることができるようになります。認証レベル4はさらに限度額が大きくなりますが、認証レベル3で基本的には充分なようです。認証レベル4にするには、カスタマーサポートに問い合わせて、自筆署名の申し込み書を提出するということです。
まとめ
今回は仮想通貨取引所のクラーケン(Kraken)についてその特徴や、アカウント開設、会員種別の上げ方など使い方を紹介してきましたがいかがでしたか?海外の取引所ということで上級者向けとも言えますが、様々な仮想通貨で投資を広げていきたい人などはクラーケン(Kraken)を使ってみると良いでしょう。