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メンタルケア

知っておきたい!うつ病の症状と5の治療法

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現在、世界中で3億人以上の人が重度の症状に苦しんでいると言われているうつ病。ストレスの多い現代人であれば、誰でもかかる可能性がある身近な病気です。

 

気分が沈み落ち込む、何にもする気になれないという症状から始まり、更に悪化してしまうと自殺にまで手をのばしてしまうことのある危険な病気です。今日はそんなうつ病の症状と、知っておきたい5つの治療法についてお伝えしていきたいと思います。

うつ病とは?

どんな人であっても、毎日を過ごしていく中でストレスを感じることはあるかもしれません。嫌な事、落ち込むこと、気分が沈んだり、やる気がなくなったりすることは誰にでも起こりうる症状です。一般的には、気分転換をすることや、睡眠をとったりすることで、時間と共に心の状態を回復することが出来ますが、これを出来なくなってしまった状態のことをうつ病と言います。

 

うつ病で感じる気分の落ち込みは一時的なものではありません。言葉では表現出来ないような苦しみ、沈んだ状態が、ほとんど1日中、または毎日、そして2週間以上続き、場合によっては、仕事や日常生活に支障を来すようになってしまいます。

 

以前は「心の風邪」と言われていますが、現在では脳の働きに何らかの問題が生じていることが分かっており「脳の病気」と言われるようになりました。うつ病は、心の症状だけではなく、身体にも様々な症状が表れることがあります。

見過ごされやすいうつ病の症状

うつ病は人によって、様々な症状が表れることがあるので、見過ごされやすいのも事実です。不安な気持ちを解消することが出来ずに、なかなか寝付くことが出来ず、気がついたら朝になっていた…などといういわゆる不眠の状態がうつ病の典型的な症状だと思われがちですが、その反対の症状も多く見られます。

 

起きると現実に直面してしまうことが恐ろしいので、睡眠に走ってしまうという長時間の睡眠が見られることもあります。また、眠りにつくことが出来たとしても、早朝、または未明の午前2時、3時頃に目が覚めてしまって、それから不安感に襲われ、再び寝つくことが出来ないという「早朝覚醒」という症状が表れたりします。

 

また過去のささいな失敗がとても気になってしまい、深い罪悪感と絶望感にとらわれてしまうのも気づきにくいうつ病の症状です。またささいなことで涙を流してしまったり、悲しみをあふれさせるようになってしまうと言った症状にも注意が必要です。

 

加えて集中力がなくなったり、判断力が鈍ってしまい、簡単な仕事でも最後までやり通すことが出来ないので、部屋の片づけなどを始めても、途方に暮れてしまい、投げ出してしまいます。また1つの考えにとりつかれてしまい、別の見方や考え方を受け入れることが出来なくなってしまうのも、見過ごされやすいうつ病の症状です。

うつ病の具体的な症状

感情・気分の障害

うつ病で最も一般的な症状が、感情・気分の障害、「抑うつ状態」です。「気分が憂うつ」であったり、「気分が沈む」「気分が晴れない」「気が滅入る」「騒音が気になる」といった症状が表れたりします。またこのような抑うつ状態が原因で「悲しさ」や「寂しさ」「むなしさ」「孤独感」「無力感」「絶望感」などを感じることがあります。

 

更に、様々なことに興味や関心が持てなくなってしまいます。不安や焦燥感を感じることが多くなってしまうので、些細なことでイライラしたり、漠然とした不安感を訴えるようになることもあります。

意欲の低下

うつ病では、「何もする気になれない」「何をするのも億劫である」「何にもやりたくない」といった「意欲の低下」が見られることもしばしばあります。勉強や仕事、家事などに限らず、以前は大好きでしばしば行っていた趣味や、友人との付き合いまでが億劫に感じられるようになります。

 

全てのことに対して、やる気がなくなってしまい、興味が湧かなくなってしまいます。テレビを見たり、食事をしたり、お風呂に入ったりと、今まで普通に行っていた日常生活までが億劫に感じられるようになることもあります。

思考障害

うつ病で生じる思考障害の1つは、思考抑制、または思考制止と呼ばれ、頭が働かず、何かを考えたりすることが出来なくなっている状態を指しています。何かをしようとしても「考えがまとまらない」「集中できない」「決断ができない」などの症状が表れることがあります。

 

健康なときには、物事を順序良く考え、効率よく物事を処理し、行動出来ていたのに、うつ病になることで、それが思うようにできなくなるのは「思考抑制」という症状によるものであると考えられます。

 

うつ病で生じる思考障害の2つ目の症状は、「悲観的思考」と呼ばれています。健康な人であれば考えつかないような悲観的な考えにさいなまれるようになり、過度に自分を責めるようになります。

 

特に心配しなくてもよいことを悩むようになり、特に将来に不安を抱えるようになります。また、職場での些細な出来事が、とんでもない悪い結果を引き起こしてしまうのではないかと心配してしまいます。

 

うつ病の場合、物事を自然に悪い方へ悪いほうへと考えてしまい、その考えを自らでは修正することが出来なくなってしまっています。自分には価値がないという思いが頭の中を占領するようになり、このような悲観的思考が続いてしまうと、「死ぬしかない」と考えてしまう自殺念慮へと発展し、危険な状態に陥ることもあります。

身体の症状

うつ病に特徴的な身体の症状として、全身倦怠感、疲労感、頭痛があげられます。これは「身体がしんどい」「何となく身体がだるい」「ちょっとしたことですぐに疲れやすい」などといった、漠然とした身体の不調を感じているので、精神科や心療内科より先に内科を受診することが多いようです。

 

また、前述でも取り上げたように、不眠や眠気など睡眠に関わる症状も、うつ病に見られる重大な症状です。夜間に何度も目覚めてしまうという中途覚醒や、眠っているのによく眠れた気がしない、眠りが浅いといった熟睡感の障害、また、寝つきが悪くなかなか眠ることが出来ないといった入眠困難、朝早く起きてしまって、その後、眠ることが出来ないといった早朝覚醒がみられることもあります。

 

逆にどんなに眠っても眠気が治まらないとい、日中にも眠気がきてしまい仕方がないと言った過剰睡眠の症状が表れることもあります。さらに食欲不振や吐き気、胃部不快感、便秘などの消化器症状表れ、それに伴い体重減少もおこってきますが、逆に食欲が増してしまったり、活動することが少なくなったりするために体重の増加が生じてくることもあります。またその他にも、性欲の低下や生理不順、めまいやしびれなどの症状を伴うこともあります。

うつ病の主な治療法

これまでで、うつ病が心の不調だけにとどまらず、身体のあらゆる部分に害を及ぼすものであることが分かってきました。では、そんなうつ病にはどんな治療法があるのでしょうか?ここでは代表的な治療法の5つを取り上げていきたいと思います。

治療の柱となるのは薬で症状を緩和する薬物療法

脳内の中枢神経に作用する薬剤を用いて、精神機能に働きかけ、うつ病の症状を改善させるのが、薬物療法です。抗うつ薬は、薬の力によってセロトニンやセロトニン神経の働きを促し、うつ病を改善させます。抗うつ薬には酷い副作用が伴うとされてきましたが、最近では、副作用が少ないものも登場しています。

 

うつ病の治療の柱となるのが、この薬物療法ですが、効果の現れ方には個人差があり、副作用の表れ方も様々なので、担当の先生と状況をしっかりと話し合いながら薬の種類を選択し、患者本人に合った適切な薬を適切な量服用することが大切です。勝手に自分で服用したり、減薬したりせず、医師の指示をしっかりと守って飲み続けることが大切です。

病気を正しく理解する心理教育

薬物療法と2本柱となって大切になってくるのが、心理教育です。病院でうつ病と診断された人の中には「自分は病気ではない」と思っている人も大勢います。不思議に思われるかもしれませんが、そんな時に「あなたはうつ病ですよ」と伝えることがこの心理療法の第一歩です。

 

その後、専門医やカウンセラーによって、どういった病気なのか、どうしてうつ病になってしまったのか、今後どのように治療を進めていったらよいのか、どのような薬を服用するのかなどを伝え、病気についてより多くのことを理解するよう、教育、指導されます。

 

大抵の場合、これは患者本人だけではなく家族も一緒に受けるものです。それは患者自身が病気を正しく理解しても、まわりにいる人が正しく理解出来ていなければ、誤解を招いてしまうことが多いからです。それと同時に患者だけではなく、家族のケアも同時に行われます。

血流をよくする運動療法

うつ病の直接的な原因として多く考えられるのが、脳内におけるセロトニンの不足やセロトニン神経の不調です。脳内のセロトニンは、脳への血流と深い関係があることが分かってきました。そのため脳への血流が十分になると、セロトニンも必然的に増加していきます。身体の中にたくさんの酸素を取り込む有酸素運動は、うつ病の改善に効果的と言えるでしょう。

 

適度な有酸素運動の例としては、ウォーキングやジョギング、サイクリング、ヨガなどがあります。またラジオ体操やストレッチ運動も効果的です。万歩計をつけると、数字を見ながら必然的に歩こうという気持ちが出てくるため、運動量も増えていき、更に効果的と言えるかもしれません。

考え方のクセを直す認知行動療法

認知行動療法は、うつ病の治療に欠かせない治療法です。うつ病という病気の背景には、物事の感じ方や考え方のゆがみなどの特有のクセがあることが分かってきました。

 

自分自身の考え方、または感じ方のクセを客観的に捉え、そのクセを学んで、うつ病につながっているものを理解したうえで、考え方、または感じ方を自分でコントロールする方法と技術を身に着けていくこと、これが「認知行動療法」です。うつ病の患者に多いのが、ものの見方が狭くなり、物事の見方が狭くなってしまい、そのために自分自身を追い込んでしまい、苦しめているという状況です。

 

これは一つのクセとなってしまい、巡り巡るように苦しくなってしまいます。こうした自分のクセを客観的に見つめ直し、うつ病につながるクセを発見し、治していきます。自分のクセを他の人に指摘されてしまうと自尊心が傷ついてしまいます。自分の欠点を他人に指摘されて治すのではなく、自分自身で発見し、なぜそうなのかを理解し、納得しながら変化していくことが大切です。

 

その点、日記をつけてみるのはいい方法です。難しいことをかく必要はありません。その日にあったことや、思ったことを、その通りにつづっていくのです。改めて日記を見てみると、ある出来事に関する自分の考え方や感じ方、またどのような行動をとったのかなどが分かるようになり、心のクセを見つめ直すことが出来ます。

 

また、そのクセが正しくないことを理解することが出来て、治していくことにより、気持ちのあり方や行動のパターンを変化させていくのです。これは、病院でのカウンセリングなどによって行われることもありますが、個人でも家の中で取り組むことが出来る良い方法です。

冬季うつ病に効果的な光療法

うつ病の原因ともなり得る強いストレスは、脳内でコルチゾールという物質を発生させ、セロトニン神経の働きを邪魔してしまいます。これとは対照的に、明るい太陽の光を浴びることで、セロトニンの働きは活発になります。日中、野外で日光の光を浴びながら、リズミカルな運動をするのは、セロトニン神経の強化に打って付けの行動です。

 

最近の研究で、光と人には深い関係があることが分かってきました。光は人のホルモン分泌に大きな影響を与え、日照不足の場合には、多くの病気を誘発することが明らかになっています。冬季に日照時間が大幅に短い北欧の国々では、うつ病患者が多い傾向にあり「ウィンターブルー」と呼ばれています。

 

日本でも、雪国では似たような傾向が見られ、これを「冬季うつ病」と呼ばれています。自然の光が差し込むことの少ないビルや地下街、地下鉄での作業や、屋内での作業、または「夜型」の生活をすることが増えた結果、冬に晴天の多い地域でも、冬季うつ病が見られるようになってきました。

 

うつ病の患者の場合毎日、1~2時間、太陽の光を浴びることで、うつ病改善の確立がupするようです。うつ病の症状が重症の場合は人工的な光を用いて、治療が行われることもあるようです。

まとめ

うつ病の症状と、主な治療法についてお伝えすることが出来ました。お分かりいただけたでしょうか?現代は新たな発見や発明により、うつ病の治療法はたくさんありますが、それでも最大の治療法は、休養することです。治療や正しい薬剤を正しい方法で、取り入れていくこともとても大切なことですが、方法や時間にとらわれ過ぎず、ゆっくりと休養し、脳を休めることを大切にすることが出来ます。焦らずゆっくり毎日を過ごしていきましょう。

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