あなたのご家庭はしっかりと貯蓄をされてますでしょうか?
「貯蓄をしたくでも給料が増えないからなかなかできない」という声や、「住宅費や保険料などの固定費が大きくてなかなか貯蓄にまわせない」という声をよく耳にします。
しかし、大きな出費が必要になったイザという時に貯蓄がなければ困りますし、イザという時がなかったとしても、老後の生活にはかなりの資金が必要となります。
そこで、日々の節約が重要となります。
塵も積もれば山となるように、毎日少しずつ節約していればかなり貯蓄できるでしょう。
この記事では、節約の中でも最も手軽にできる食費に焦点をあて、誰でも簡単にできる節約術を紹介します。
さっくり読める目次
年齢別の貯蓄の実態
節約して貯蓄をしようと思っても、やみくもに節約していてはすぐに息切れしてしまうでしょう。
いつまでにいくら貯蓄をするのかという目標があれば、節約の励みになりますので、目標設定が重要だと思います。
目標金額はそれぞれのご家庭ごとに必要な金額は異なると思いますが、その前に周りの人は一体どれくらいの貯蓄をしているのか気になりませんか?
そこで、平均の貯蓄額と中央値をご覧頂きたいと思います。
本来は平均値だけでも良いのかも知れませんが、平均値は突出して貯蓄をしているお金持ちの人がいたりするとグンと上がってしまい、多数の人の実情とかけ離れてしまう場合があります。
そこで、低い値から数えて真ん中にくる中央値と合わせて紹介しますので、下の表をご覧になってください。
年代別貯蓄額 | ||
年代 | 平均値 | 中央値 |
20代 | 183万円 | 30万円 |
30代 | 415万円 | 130万円 |
40代 | 614万円 | 300万円 |
50代 | 1,124万円 | 408万円 |
60代 | 1,765万円 | 740万円 |
いかがでしょうか?
平均値と中央値ではこれだけ異なります。
これらのデータを踏まえ、目標設定の時の参考にして頂ければと思います。
貯蓄が必要な理由
貯蓄が必要な理由は大きな臨時出費を見据えてだけではなく、老後資金を蓄えておくという意味合いもあります。
あなたは老後の生活のためにいくらくらい資金が必要かご存知でしょうか?
60歳から69歳の世帯で2016年の総務省統計局家計収支を参考に、1人あたりの消費支出額を計算してみると、毎月約21万5,000円かかっているようです。
それに対して老齢基礎年金と厚生年金を受け取っている夫婦2人世帯の平均年金額は毎月20万5,755円です。
つまり、単純計算ではありますが、毎月約1万円の赤字となっているのです。
65歳でリタイヤし、85歳までの20年間毎月赤字だったとすると、最低でも240万円の生活資金が必要です。
長生きすればさらに生活資金はより多く必要となりますし、厚生年金に加入していない場合はさらに赤字が膨らみます。
そのため、少しでも多く貯蓄をしておくことが必要なのです。
まずは家計簿をつけてみよう
節約をする時に最初にやっていただきたいことは、家計簿をつけるということです。
現状の収支状況を知らないまま節約しようと思っても、本当に節約になっているのか分かりにくいですし、一方では節約できていても、他方で浪費となっていては家計全体では節約できていないことになってしまいます。
たとえが適切か分かりませんが、ダイエットしようと思ったら今の体重を知るために体重計に乗りますよね?
それと同様に、節約しようと思ったら家計簿をつけて、まずは現状を知りましょう。
月々の生活費をプランニング
家計簿をつけると、節約すべき改善点が見えてくると思います。
また、家計の項目別に使える金額の予算を設定すると、家計管理がしやすくなりますので、結果的に上手に節約できます。
たとえば、娯楽費は毎月いくらまで、外食費は毎月いくらまでと範囲を決めておけば、それ以上出費がかさむリスクを抑えられますし、もし使わなければその分貯蓄に回すことも可能です。
月々の総支出の目標範囲を決定し、そこから家計の項目ごとに予算として分配することで、何にいくらまでなら使っていいのかという家計簿と連動した節約プランができあがります。
消費の指針としてぜひチャレンジしてみてください。
節約は食費の見直しから
家計簿をつけて節約のプランニングをすると、食費が最も節約しやすいということに気付かれるでしょう。
家賃や保険料などの固定費を節約するのは手間がかかりますし、既に固定費を切り詰めている場合は、それ以上はどうすることもできません。
しかし、食費の場合は買い物を少しでも得にする方法を知っていたり、食材を効率よく使うことによって手軽に節約することが可能です。
もしも、食費を毎月1万円節約するだけで、毎年12万円の節約となります。
10年で120万円、20年で240万円となります。
もしも毎月2万円節約できたなら、その倍の金額を貯蓄に回すことが可能です。
食費を節約してしっかりと貯蓄にまわしましょう。
節約上手なスーパーでの買い物法
節約をする時にはスーパーでどれだけ上手に買い物をするかにかかっています。
スーパーに売っているものを何も考えずにそのまま購入していては、結構無駄が多いので、工夫して買い物することが大切です。
では、スーパーで買い物をする時にはどういう工夫をすると節約につながるのでしょうか?
それは、買い物の頻度を工夫すること、チラシを活用すること、保存できる食材を買うことです。
買い物は週1回でまとめ買い
小まめにスーパーに買い物に行ってしまうと、車の場合は往復のガソリン代が勿体ないですし、誘惑にかられて余計なものを買ってしまうリスクもでてきます。
そこで、スーパーに買い物にいくのは週に1回がおすすめです。
それ以上まとめて買い物をしようとすると、食材の賞味期限がもたないというリスクがでてきますので、週に1回が適切だと思います。
週に1回の買い物だと食費の予算立てがしやすいというメリットもあります。
かりに食費の予算が4万円だったとすると、月に5回買い物に行くので、一回に使える金額は8,000円までだなと分かります。
しっかりと予算内に抑えるにはワザと8,000円だけ持って行くという方法も良いでしょう。
買い物のペースを工夫することも買い物上手の秘訣の1つなのです。
チラシをチェックしてお得に買い物
スーパーでお得に買い物をするためには、チラシをチェックすることが鉄則です。
その日の特売品をチェックしたり、毎週行われている特売日に合わせて買い物のローテーションを組むだけでもかなりの節約になります。
近くに複数のスーパーがある場合には、それぞれの特売日をチェックしておいて、今週はここを中心に回ろうというようにルート設定をしておきましょう。
スーパーによっては野菜が安いスーパー、肉が安いスーパー、魚が安いスーパーと強みが違いますので、それらの特色と特売日の兼ね合いで、買い物ルートを決めると良いでしょう。
チラシは新聞の折り込みチラシや、ウェブチラシ、スマホアプリなどでチェックできますので、ぜひ活用してみて下さいね。
保存できる食材を買う
保存できる食材を買うことも節約上手の秘訣の1つです。
たとえば新鮮な野菜は早めに食べるけれど、肉や魚などは冷凍しておいて後から食べるなど、食材によって食べるタイミングをはかれば、効率的な買い物ができるようになります。
保存できないものは賞味期限との兼ね合いから無理に使ってしまうことが多いでしょう。
そうすると無駄な消費となってしまいますので効率が落ちます。
長期保存できる食材を念頭に置いて買い物をしましょう。
ポイントを賢く活用
ポイントを上手に活用することも効果的な節約術です。
スーパーの会員カードを持っているとポイントが蓄積されてお得に買い物をすることができます。
クレジットカードで買い物をする場合にもポイントが貯まっていきますので、買い物上手の方法だといえます。
スーパーによってはポイントが増えるサービスデーなどもありますので、そういう日も上手に利用してお得に買い物をしましょう。
まとめ
突発的に発生する臨時出費や、老後の資金のことを考えると、少しでも多く貯蓄をしておいた方が良いと思います。
そのためには日々の生活を節約すべきなのですが、具体的にはどのように節約すれば良いのか分からない人もいらっしゃるでしょう。
家計簿をしっかりとつけて現状を知ってから、まずは食費から節約してみましょう。
食費はスーパーでの買い物を工夫するだけで、継続すると結構大きな金額の節約となります。
ぜひ今日から早速チャレンジしてみてくださいね。

ランクラボ編集部

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