「しかけ絵本」は、ページをめくる度に何かが飛び出したり、動いたりする不思議な本です。ドキドキ・ワクワクしながら楽しめるしかけ絵本なら、子供も夢中になることでしょう。しかけ絵本を読み聞かせることで、子供の感性をグッと高めることができますよ。子供だけではなく、大人も一緒に楽しめるのもしかけ絵本の特徴です。親子で楽しみつつ、子供の豊かな感性を育ててあげましょう。

しかけ絵本って何?

「飛び出す絵本」とも呼ばれるしかけ絵本は、作家の様々な工夫が閉じ込められた宝箱のようなものとも言えるでしょう。

しかけ絵本とは

ページをめくると、物が立体的に見えたり、飛び出したり。中には引っ張って動かしたりと触って楽しめる絵本もあります。このように、ページを開くことで描かれたものが飛び出したりする絵本をしかけ絵本と呼びます。通常の絵本のようにただ眺めるだけではなく、触ったり引っ張ったりして視覚と触覚の両方で楽しむことができます。

意外と歴史のあるしかけ絵本

子供用のしかけ絵本が作られるようになったのは18世紀以降と言われています。当時のしかけは、挿絵のめくりを上げたり下げたりすることで絵を動かす簡単なものでした。19世紀になると、更にしかけは工夫され、様々な趣向が凝らされるようになりました。ページをめくると絵が飛び出すように見えたり、中には風景が回転するように見える本まで作られるようになりました。当時は絵本やおもちゃの種類が少なく、このようなしかけ絵本は子供だけではなく大人も楽しんでいたのです。1932年にアメリカの出版会社が「ポップアップ」という言葉を作り出し、沢山のしかけ絵本が作られるようになりました。

しかけ絵本のメリットは?

しかけ絵本には、ただめくって読むだけの絵本には無い様々なメリットがありますよ。

本が好きな子供になる

様々な動きが楽しいしかけ絵本は、ただ見るだけで楽しめちゃう絵本です。文字が苦手で普通の絵本は好きじゃない子供でも、しかけ絵本なら目をキラキラさせながら見てくれるかもしれません。小さい時から絵本の楽しさを知っておけば、成長しても本が大好きな子供になれますよ。

驚きと一緒にストーリーを楽しめる

しかけ絵本は、楽しいしかけにビックリしながら絵本を読み進めることができます。この立体的な動きは、普通の本では味わうことはできません。読み進める度に味わえる驚きで、あっという間に本の世界に引き込まれることでしょう。

何度も読み返せる

動きのあるしかけ絵本は、そのしかけだけでも十分楽しめる絵本です。何度読んでも、楽しい動きに飽きることはありません。子供にとっても、どのページから読んでも絵本を楽しむことができるでしょう。読む度に様々な発見ができるので、通常の絵本よりも長く楽しめますよ。

文字が読めなくても楽しめる

しかけ絵本は視覚だけで楽しめる絵本ですので、文字が読めなくても大丈夫です。文字が読めない小さな子供でも、自分で本をめくって絵本を楽しむことができますよ。絵本との触れ合いが増えれば、言葉を覚えるスピードも早くなります。

大人も一緒に楽しめる

子供にとって楽しいしかけ絵本は、一緒に読んでいる大人にとっても楽しいものです。親が楽しんで読んでいると、子供もその本を好きになれます。「楽しいね」「どこが動くかな?」などと子供と色々な会話をしながら、大人も絵本のしかけを楽しみましょう。

しかけ絵本でどんな力が育つ?

しかけ絵本を読むことで、子供にどのような良い効果があるのでしょうか?

物を立体に見る力を育てる

飛び出たしかけを色々な方向から眺めてみたり、そっと触ってみたり、つまんでみたり。絵本を読みながら、立体的な物を良く観察する力を育てることができます。指先を使うことで、視覚だけではなく触覚にも刺激を与え、脳を活性化することにも繋がります。

想像する力

絵本の動くしかけは、様々な想像力をかき立ててくれます。文章で表現できるのはごく一部ですが、しかけを見て色々な事を想像しながら読み進めれば、より絵本を楽しむことが出来るでしょう。子供の柔軟な発想で、大人では思いつかないような楽しい物語を頭の中で作っているかもしれません。

物を大切にする力

しかけ絵本は、他の本よりも作りが繊細です。工夫が凝らしてある絵本であればあるほど、壊れやすい為にデリケートに扱わなければいけません。加減が分からない子供が扱うことで、絵本のしかけが壊れてしまう可能性もあります。物が壊れてしまうこと、大事に扱わなければならないことを教えながら、物を大切にする心を育ててあげましょう。

しかけ絵本を手作りしちゃおう!

書店やインターネットで購入することもできますが、実はしかけ絵本は手作りすることもできるのです。難しいと尻込みしてしまうかもしれませんが、初心者でも簡単に作る方法がありますよ。

キットを使ってみよう

しかけ絵本のキットを使えば、簡単にしかけ絵本を作ることができます。自宅で紙を切って、差し込んだり貼ったりするだけで、立派なしかけ絵本の出来上がりです。子供と一緒に作れば、ますます本が好きになりそうですね。親子の工作は、子供にとっても良い思い出になるでしょう。基本となる型紙のデータだけを使って、もっと自由にオリジナルのしかけ絵本を作ることもできますよ。

無料ダウンロードで作ってみよう

しかけ絵本の型紙を無料でダウンロードできるサイトもあります。指定の用紙に自宅でプリントアウトしてから、はさみやカッターなどで切って作りましょう。しかけを綺麗に作るには、指定された用紙を守ることが大切です。適度な厚さの紙を使わないと、ページを開いた時にしかけがスムーズに動きません。

手作りする為に必要な道具は?

大体家にある道具を使えば、しかけ絵本を作ることができます。以下の道具が揃っているか確認してみましょう。

  • はさみ
  • カッター
  • 定規(長い直線を切る時は、カッターを定規に添わせて切ると綺麗に切れます。折り筋を付けるときにも使用します)
  • カッティングボード
  • インクの出ないボールペン(紙に折り筋を付ける為に使用します)
  • のり(液状よりもスティックのりの方が仕上がりが綺麗です)
  • 爪楊枝(細かい所にのりを付ける時に役立ちます。のりを薄く伸ばせるので、のりの付け過ぎを防いで仕上がりを美しくすることができます)
  • ティッシュペーパーやチラシ(余分なのりを拭き取ったり、のりを付ける時の下敷きに使用します)
  • プリンター(自宅でプリントアウトして絵本を作る時に必要です)

折り方と貼り方がポイント!

絵本のしかけを綺麗に仕上げるには、綺麗に型を切り出すことも大事ですが、紙の折り方と貼り方も重要なポイントになります。しかけ絵本で使用する紙はやや厚く、ハガキくらいの固さがあります。この紙を綺麗に折るには、最初に折り筋をいれておくことが大切です。インクの出ないボールペンや鉛筆を使って、谷折り山折り両方の折り筋を付けましょう。筋を付けたら、折り筋に定規を当てて折り曲げると美しい仕上がりになります。

貼り方のポイント

のりを付ける時は、のりしろ以外にのりを付けないこと、のりを薄く付けることがポイントです。台紙にしかけを貼る時は、まずしかけの片側を貼り、本を一度閉じてみましょう。再びページを開き、しかけの貼り位置がズレていないことを確認してからもう片方を貼るようにすると、失敗なくしかけを固定することができます。

オリジナルのしかけ絵本を作るのもアリ!子供と一緒に楽しもう!

様々なしかけに驚きながら読み進めることができるしかけ絵本は、子供も大人も一緒に楽しむことができる不思議な絵本です。しかけ絵本の立体的な動きは、子供の感性を育てるのにぴったりです。想像力を働かせながら読めるしかけ絵本は、子供にとって特別な絵本となることでしょう。

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編集部:ピンク娘

編集部:ピンク娘

学生時代は自分の容姿に自信が持てなく、人前に出るのが苦手でした。でも今は色々な美容を学び、逆に「自分を見て♪」と思えるようになった26歳のライターです。