ランクラボ

美容・健康・ライフスタイルに関するさまざまな話題・口コミ・ランキングをわかりやすくご紹介いたします。

病気

パーキンソン病は寝たきりになるの?パーキンソン病の原因と症状まとめ

更新日:

パーキンソン病とは

パーキンソン病というと手が震えたり、力が入りづらくなっていってそのうちに寝たきりになってしまうというイメージをもっている人が多いのではないでしょうか。実際に医療現場でも10年ほどしたら寝たきりになると説明されてきたようです。しかし現在では医療や科学の発達により症状を改善したり、進行を遅らせることができるようになってきているようです。厚生労働省の特定疾患にも指定されていて、条件を満たすと治療費の補助も受けられます。

パーキンソン病は多くは40代以降に発症し、日本では1000人に1人が発症するとされています。また比較的若年で発症することもあるようです。この病気を初めて報告した医師の名前に由来するパーキンソン病ですが、その病態や治療について紹介していきます。

 

パーキンソン病はどうして起こる?

パーキンソン病は脳から出た身体を動かすという指令が筋肉にうまく届かず、スムーズに動くことが難しくなってきてしまう病気です。脳は大脳・小脳・脳幹に大きく分けることができますが、脳幹に属する中脳黒質という部分や大脳基底核にある線条体という部分に異常が起こることが発症の原因とされています。脳は神経細胞の集合体であり、その神経細胞のネットワークによって様々な情報の伝達が行われています。この情報の伝達に必要なのが神経伝達物質であるアセチルコリン・セロトニン・ドパミンです。中脳の黒質部分でドパミンを作って情報を伝達し身体を動かす機能を調節していますが、黒質に異常が起こるためドパミンのつくられる量が減少し、黒質から線条体への情報伝達がうまくいかなくなって姿勢の調節や運動の速度の調節が難しくなるというパーキンソン病特有の動きになってしまいます。

中脳黒質はメラニン細胞を多く含むために黒くみえることから黒質という名前がついていますが、パーキンソン病では異常が起こることからこの黒が薄くなっていくとされています。脳の神経細胞自体は加齢により減少していくのは自然なことですが、パーキンソン病では黒質の細胞だけが早く減少していくようです。この減少速度が上がってしまう原因についてははっきりとわかってはいませんが、環境や遺伝子が影響していくつかの要因が重なった結果引き起こされると言われています。このドパミンの量が健常な人の20%以下まで低下するとパーキンソン病の症状が出てくるとされています。

では次は、パーキンソン病の症状をみていきましょう。

 

パーキンソン病の4徴

パーキンソン病では、手や足のふるえ・筋肉の固縮・身体の無動・姿勢障害の4つが特徴的とされる主な症状です。

手や足のふるえは静止時振戦とも言われ、じっとしているときに手や足にふるえが起こります。しかし手を動かしたり何かをしようとするとふるえが止まります。このふるえは手や足の他に顎にも起こり、歩いていたり緊張状態にあるとふるえが強くなるとされています。片側がよりふるえが強く出るようです。

筋肉の固縮とは、筋肉のこわばりにより硬く縮んだような状態になって動きがスムーズにできなくなる状態です。手指を使う動作がぎこちなくなったり、片足を引きづるように歩いたり、手足が痺れることもあるようです。他の人が肘の曲げ伸ばしなどをしようとすると動きがカクカクしたものになり、歯車が動くような動きになることから歯車様運動と言われています。この歯車様運動は医師が診察する際の重要な所見とされています。

無動とは、動きが遅くなったり少なくなったりすることを指します。歩くのがゆっくりになったり、寝返りが打ちづらいなどです。無意識に行っていた動作、例えばまばたきなどが少なくなり、顔の表情も乏しくなるようです。普段意識していないかもしれませんが、人間は必ずといっていいほどどこかを動かしています。完全に静止するようには身体ができていないためです。無意識に姿勢を少しずつ変えています。しかしパーキンソン病ではそれらの動きが異常に少なくなり、無動と呼ばれているのです。

姿勢障害とは、正確には姿勢反射障害といってバランスをとることが難しくなってしまいます。歩くのが小刻みになったり、少しの動揺ですぐに転倒につながってしまいます。足が出てくるのも遅くなるので、前に倒れる形でどんどん進んでいってしまうこともあります。小刻み歩行や突進歩行と言われます。普段はバランスをとるために膝を少し曲げて、背中を少し丸めた前屈みの姿勢をとることで対応しているようです。

パーキンソン病のその他の症状としては、便秘や頻尿などの排尿障害、不眠などの睡眠障害などがあり、立ちくらみや発汗の異常も起こるようです。またパーキンソン病の人はうつ病を合併することが多いとされています。

これらの症状の進行には個人差がとても大きいですが、早期に治療が開始されれば進行を遅らせることができ、日常生活での活動も維持できるようです。

 

パーキンソン病と鑑別疾患

AdobeStock_67606911

パーキンソン病は上述のように中脳黒質と大脳基底核の線条体に異常がおこる疾患です。しかしこの異常以外にもパーキンソン病に似た症状が起こる疾患があり、パーキンソン病と区別してパーキンソニズム、パーキンソン症候群と呼んでいます。脳梗塞などの血管障害性パーキンソニズム抗不安薬・降圧薬・胃薬などの影響による薬剤性パーキンソニズム、そしてパーキンソン病以外で大脳基底核に異常を起こす疾患などが含まれています。

パーキンソニズム以外では、本態性振戦といって高齢者に多い原因不明のふるえがあります。手や足、顎のふるえなどは同様ですが、本態性振戦の場合は身体を動かそうとするとよりふるえが強くなるようです。ちなみに小脳の疾患で起こる、静止時のふるえはないが動かそうとするとふるえが出る企図振戦という振戦もあるので区別が必要とされています。

 

パーキンソン病の治療

パーキンソン病の特徴としては、神経系の検査で血液検査レントゲン、CT、MRIなどを行っても異常がみられないこととされています。つまり上記の鑑別疾患を除外してパーキンソン病が疑われるということです。

治療としてはドパミンを増やすための薬やドパミンによる神経伝達を促進する薬、そして他の神経伝達物質とのバランスをとるための薬が処方されます。L-ドーパという薬は有名なので聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。またすくみ足の改善にノルアドレナリンを補充する薬も効果的とされていて処方されることがあるようです。

これらのパーキンソン病の薬には幻覚や幻視などが副作用として起こるとされていて、この副作用に対して薬の変更や中止などの対応も重要なようです。これらの副作用の他には消化器症状が出ることがあるとされています。

そして重要なのは自己判断で服薬を中止しないということです。これらのパーキンソン病の薬は効果が現れるまでに時間がかかることから、途中で止めると予期せぬ症状を引き起こす可能性があるとされています。場合によっては副作用が強く出てしまうこともあるようです。

 

周囲が気付いて早期の治療開始が重要

AdobeStock_61867232

パーキンソン病について、その病態や治療をみてきましたがいかがでしたか?パーキンソン病は特徴的な症状が多いことから周囲の人も気付きやすいかと思います。合併しやすいとされるうつ病と合わせて、周囲の人が早期に気付いて治療を開始できることが一番でしょう。

またパーキンソン病に限らず医師から処方された薬は自己判断で中止するのはやめましょう。治療をきちんと受けることで、余計な副作用などを出さないようにして症状の改善を図りたいものですね。

編集部おすすめピックアップ

The following two tabs change content below.
編集部:ミモー

編集部:ミモー

美容関連の専門学校で学んできた豊富な知識を記事にしています。私自身も使用しているコスメやサプリなどもご紹介していますので、お役立て出来ればと思います。

-病気
-

Copyright© ランクラボ , 2017 All Rights Reserved.