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膵臓がんが忍び寄ってくる?発見の遅れやすい膵臓がんについて

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著名人も若くして命を落とす膵臓がん

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膵臓がんは発見が遅れることが多く、見つかったときにはもうすでに手遅れということも多い疾患です。著名人でも若くして膵臓がんで命を落としている方が多いことから、このことをご存知の方も多いでしょう。

膵臓がんはなぜ発見が遅れやすいのでしょうか。また膵臓がんになってしまったら治療や予後はどうなっていくのでしょうか。

膵臓がんについてその病態や検査、治療について紹介していきます。膵臓がんのリスクについても取り上げるので、当てはまる人は節制をしたり早めに検査を受けるなど参考にしてもらえればと思います。

 

膵臓がんの病態

ますは膵臓がんの病態についてです。

膵臓は胃の後ろ側にある洋ナシを横にしたような細長い臓器で、頭部・体部・尾部の3つに分けることができます。長さは20cmほどとされ、頭部は少し膨らんだ部分で十二指腸に囲まれています。反対側の尾部に向かうにつれて幅は狭くなっていき、脾臓に接しています。

 

膵臓は外分泌腺と内分泌腺の2つの役割を果たしており、外分泌腺としては膵液を出して消化を助けています。分泌された膵液は膵臓を網の目のように走っている膵管を通って主膵管というメインの管に合流し、肝臓から膵頭に入ってくる総胆管とも合流して十二指腸内で消化に使われるということです。内分泌腺としてのはたらきはインスリンやグルカゴンなどのホルモンを分泌することで、血糖値の調整に関与しています。

 

膵臓がんの90%以上は上記の膵管の細胞で起こるとされています。医学的に膵臓がんと言った場合にはこの膵管にできるがんのことを指すようです。

膵臓がんは60歳を越えると罹患数が増えるとされ、高齢になるほど多くなっていくとされています。男女比では、やや男性に多いようです。罹患数と死亡数がほぼ等しいとされ、生存率の低さが浮き彫りになっているとされています。

 

日本人のがん患者は増えているとされていますが、これは高齢化が進んでいるため統計上仕方がないとも言われています。年齢による調整を行うと、がんの罹患率や死亡率は下がっているという研究もあるようです。しかしその中で例外なのがこの膵臓がんということです。膵臓がんは横ばいもしくは緩やかに増加しているとされており、診断方法や治療方法の研究が進められています。

 

膵臓がんでは、初期に特徴的な症状が出ることはないとされています。膵臓がん患者の初診時の受診理由でよくみられるのは胃の不快感や背中の重苦しさ、腹部の消化器症状や食欲不振、体重の減少などのようです。これらはありふれた症状でもあるため膵臓がんを考慮していないと見逃しにつながるとされています。

比較的膵臓がんが考慮に入ってくる症状としては、黄疸や糖尿病の悪化もしくは血糖値のコントロール不良などのようです。しかしこのような症状が出てくる場合には進行していることが多いとされています。

では次は、膵臓がんのリスク要因についてみていきましょう。

 

膵臓がんのリスク要因

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膵臓がんは見つかったころには手遅れになっていることが多いと述べましたが、膵臓がんにはみつかりにくいという特徴として上記のように症状が出にくいことと他の臓器に囲まれていることが挙げられます。早期発見の重要性は他のがんよりもさらに高いということです。

 

そして早期発見よりも意識した方が良い点として予防が挙げられるでしょう。膵臓がんではどのような人がなりやすいかはっきりしているわけではありませんが、リスクの要因となっているものは挙げられています。該当する人は注意することで膵臓がんの予防にも努めると良いでしょう。順に挙げていきます。

 

・60代以降の男性は膵臓がんの発症が多い

・遺伝性膵炎や家族性大腸腺腫ポリポーシスなどの疾患は膵がんにつながりやすい

・喫煙は膵臓がんのリスクを2~3倍にする

・飲酒は膵臓がんのリスクとしては検証不十分だが、もともと酒に弱い人で飲酒習慣のある人のリスクは10倍になる

・肥満は膵臓がんのリスク要因になる

・慢性膵炎、糖尿病、膵嚢胞性腫瘍の既往がある人はリスクが高い

・ヘリコバクター・ピロリ菌の保菌者はリスクが高い

 

上記の内容に当てはまるものが多い人は注意した方が良いとされています。どのような人が膵臓がんになりやすいかどうかははっきりしていないと述べましたが、上記の中で喫煙だけは科学的根拠がすでに示されているようです。喫煙と関連するがんというと肺がんが浮かびますが、膵臓がんも引き起こすということですね。

 

これも上述しましたが、膵臓がんの症状はありふれたものでわかりにくいとされています。大げさだと思われたくないという気持ちもはたらくため、結局のところどの症状が出たら受診すれば良いのかわからないということになってしまうでしょう。

そんな場合には上記のリスク要因を参考にして、当てはまるものが多い人ほど念のためにも受診を早めた方が良いと思います。多くの人で1つくらいは当てはまりそうですが、2つ3つと当てはまる場合には症状に注意した方が良いでしょう。

では次は、膵臓がんの検査や治療についてみていきましょう。

 

膵臓がんの検査と治療

膵臓がんが疑われた場合には、超音波検査やCT検査などが行われるようです。CTの場合には造影剤を使うとされています。さらに詳しい検査が必要な場合にはMRIや超音波内視鏡検査など複数の検査を組み合わせて行うようです。

 

膵臓がんの治療としては、外科的な手術や抗がん剤による化学療法、放射線療法が主なものとされています。がんの進行の度合いにもよりますが、膵臓にがんが留まっていれば手術で摘出して化学療法を併用していくのが一般的です。転移がみられたり膵臓の手術が難しい場合には化学療法や放射線療法の併用によって治療が進められます。

膵臓がんは進行していることが多いことから手術による切除のみで治癒にいたることは難しいとされています。進行の度合いに関わらず、化学療法を行って治療の補助とすることが推奨されているようです。

 

膵臓がんは予後不良のことが多く、早期にみつかっても5年生存率は40%程度とされています。末期の状態では1%程度です。早期発見も重要ですが、やはり罹らないということが一番ですのでリスクの高い人ほど節制など予防をしっかりしていきましょう。

 

膵臓がんのその他の治療としては免疫療法や漢方、温熱療法などが挙げられています。これらについてははっきりとした効果は確認されておらず、いまだ臨床試験の段階のようです。しかし有効とされる治療法を行ってもなかなか治癒にはいたらないこともあり、これらの治療法が有益なものかどうか研究が続けられているということです。

また症状の緩和のための治療も研究されています。膵臓がんでは吐き気や痛みなどを伴うことが多いとされていますが、治療成績があまりよくない場合や全身状態が悪い場合にはこれらの症状を緩和する治療がメインで行われることもあるようです。がんの痛みに関してはペインクリニックなどでも対応しています。ドクターとよく相談して、すべて丸投げするのではなく主体的に治療方針を決定しましょう。

 

リスクのある人は普段から予防と検査を

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膵臓がんについてその病態やステージ、治療について紹介してきましたがいかがでしたか?見つかりにくいという膵臓がんの特徴や、生存率の低さは理解してもらえたと思います。早期発見も重要ですが、それ以上に膵臓がんにならないことに意識を向けましょう。日頃から食事や睡眠、運動などの生活習慣などを整えて病気とは無縁の生活をしたいものですね。

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編集部:ミモー

編集部:ミモー

美容関連の専門学校で学んできた豊富な知識を記事にしています。私自身も使用しているコスメやサプリなどもご紹介していますので、お役立て出来ればと思います。

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