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マイコプラズマの咳や症状の特徴とは?診断はどうされる?

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マイコプラズマへの感染が増えている

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マイコプラズマという疾患の名前自体は、ほとんどの人が知っているのではないでしょうか。咳が長引く疾患としても知られ、肺炎としてときに重篤な症状を呈する場合もあります。かかったことがあるという人もいるでしょう。

 

マイコプラズマ自体は、以前は4年ほどの周期で流行していたためオリンピック病とも言われていたようです。近年ではマイコプラズマにかかる人が増え、大きな流行はないもののほぼ毎年のようによくみられるとされています。

 

そんなマイコプラズマとは、どのような疾患なのでしょうか。咳以外に特徴はあるのでしょうか。今回はマイコプラズマについて、その病態や診断、治療について紹介していきます。

 

マイコプラズマとは

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まずは、マイコプラズマの病態についてみていきましょう。マイコプラズマとは何なのかといった概要や、症状について挙げていきます。

 

細菌?ウィルス?

マイコプラズマはMycoplasma pneumoniaeというのが正式名称で、自己増殖できる微生物とされています。生物学的には細菌に分類されますが、細菌とも少し違う性質をもっているのがマイコプラズマの特徴のようです。マイコプラズマには抗生物質が効かないと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

 

一般的な細菌には細胞壁というものがあり、外側に膜をはるようなイメージです。風邪などに対して通常処方される抗生物質はこの細胞壁を破壊することで細菌の増殖を抑えています。しかし、マイコプラズマにはこの細胞壁がありません。

 

つまり一般的な細菌と同じようには抗生物質では除去できないということです。別の種類の抗生物質を用いる必要があり、診断が重要になってきます。

 

風邪などは直接薬で治るわけではなく、抗生物質で細菌の増殖を抑えて免疫がはたらくのを待つということを聞いたことがあるかと思います。風邪に特効薬はなく、対症療法ということですね。しかし、マイコプラズマの場合は一般的に処方される抗生物質が効きません。

 

普通の風邪だと思って抗生物質を飲んで様子をみていても、増殖が抑えられない限りは一向に症状がよくならないということです。

 

マイコプラズマの症状

マイコプラズマの症状として最も知られているのが咳だと思います。渇いた咳が続くことが特徴のマイコプラズマですが、実はその病態の一部分に過ぎません。咳は、どちらかというと後発のようです。

 

マイコプラズマに感染すると、2~3週の潜伏期間を経て発症するとされています。最初の症状は発熱や頭痛とされ、微熱から39度以上の高熱まで幅があるようです。他の細菌による肺炎では数日の潜伏期間とされているので、とても長いですね。

 

そして、渇いた咳は経過が進むにつれて痰を伴うため湿った咳に変わっていくとされています。気道での感染部位によって上気道炎や咽頭炎、気管支炎、肺炎となりますが、大人の場合は重症化しやすいようです。マイコプラズマは免疫が強いほど肺炎を起こしやすいとも言われており、乳幼児などでは風邪程度で済むことも多いとされています。統計学的には7~8歳が感染・発症のピークとされているようです。

 

呼吸器系の疾患ではゼイゼイやヒューヒューと言った言葉で比喩される喘鳴や、呼吸困難が起こりますが、マイコプラズマも肺炎を起こすとこれらの症状が出てくるとされています。胸水と言って胸に水が溜まると重篤な状態になってしまうようです。

 

マイコプラズマの検査と診断

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次に、マイコプラズマがどのように診断されるのかについてみていきましょう。マイコプラズマの検査から診断までの流れを順に紹介していきます。

 

マイコプラズマの検査

マイコプラズマは一般的な肺炎と違うと述べたように、聴診器で呼吸音を聞いても診断がつかないということも特徴のようです。肺炎に特徴的な音を呈さないとされています。肺炎が起こっているかを確認するためには、レントゲンを撮るようです。

 

しかしレントゲンでは細菌性の肺炎なのかマイコプラズマ肺炎なのかといった区別がつかないため、血液検査も併せて行うとされています。マイコプラズマに対して身体が抗体をつくっているかどうかで感染を確認するというものです。この検査は、精度があまり良くないとされ、早期の確定診断には向かないようです。

 

大人の場合には陽性でも陰性と出やすいことや、子どもの場合には感染から長期間経っていても陽性と出る場合があるとされています。潜伏期間が長いことや発症してから抗体がつくられるまでのラグがあるためで、これに変わって近年では別の方法が主流となっているようです。

 

マイコプラズマの抗体ではなく、マイコプラズマそのものを検出する方法とされています。方法としてはのどの粘膜をぬぐうという簡単なもので、迅速検査でも精度が高いとされています。

 

マイコプラズマの診断

上記の検査が組み合わされて診断となるわけですが、確定診断にはやはり1週間程度かかるようです。確定診断のためには血液検査や粘膜からの培養検査で抗体もしくはマイコプラズマを検出する必要があります。

 

血液検査の場合には2週程度経ってから再度行って抗体を確認することでも確定できるようです。しかし、受診から2週間経過しているとほとんどは症状があっても咳が残るのみで、その他の症状は落ち着いているとされ、確定してから受診する人は少ないとされています。

 

確定診断前に治療を開始するという点では、風邪など他の多くの疾患と同様ということです。上述した咽頭ぬぐい液による検査は精度が高いので、陽性の場合にはマイコプラズマ肺炎として扱うとされています。その時点でマイコプラズマの治療を始めるようです。

 

マイコプラズマの治療

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ここまでで、マイコプラズマの病態や診断についておおまかには理解してもらえたかと思います。最後は、マイコプラズマの治療についてみていきましょう。

 

マイコプラズマには一般的な細菌に用いられる抗生物質は効かないと上述しました。具体的には、ペニシリン系やセフェム系の抗生物質です。

 

マイコプラズマにも有効とされる抗生物質はマクロライド系やテトラサイクリン系、ニューキノロン系とされています。マクロライド系が第一選択とされ、他の2つでは子どもの場合に副作用を起こしやすいことから必要な場合のみとされています。ただしマクロライド系も一部の薬では喘息の薬と相性が悪いようなのでドクターに申告しましょう。

 

これらの抗生物質によって3日程度すれば感染力が低下し、軽快していくとされています。ただし、抗生物質は処方された分はきちんと飲み切りましょう。マイコプラズマにも耐性をもったものが増えてきているとされています。

 

マクロライド系の抗生物質に耐性をもったマイコプラズマが増えていることが確認されており、その場合に上述のテトラサイクリン系やニューキノロン系が使われるとのことですが、耐性菌との戦いはいたちごっこでもあるのでつくらないに越したことはありません。

 

用法・用量を守り、きちんと飲み切ることが大切です。

 

感染拡大には十分注意を

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マイコプラズマについて、その病態や診断、治療について紹介してきましたがいかがでしたか?病態をしっかりと理解しておき、感染の拡大には十分注意しましょう。多くは自然治癒する疾患でもありますが、抗生物質の耐性菌の問題を起こさないことが重要です。

 

特に高齢者は一般的な細菌による肺炎のリスクも高いとされているので、マイコプラズマも併発しないよう注意したいものですね。

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編集部:ミモー

編集部:ミモー

美容関連の専門学校で学んできた豊富な知識を記事にしています。私自身も使用しているコスメやサプリなどもご紹介していますので、お役立て出来ればと思います。

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