メイクは、女性であれば毎日当たり前にようにするもの。
するのも大事ですが、きちんと落とすのも大事です。
メイクがきれいに乗る肌を維持するためにも、忘れずに落とすようにしたいところです。
さっくり読める目次
メイクのうっかり落とし忘れ…
忙しさに追われていたり疲れていたりすると、帰宅してすぐにベッドにダイブ、そしてそのまま朝まで熟睡…なんて経験をしたことのある人もいらっしゃるかと思います。
メイクを落とす時間すらも惜しいということもあるかもしれません。
しかし、基本的にメイクは落とすことを前提につくられています。
様々な成分が含まれている化粧品を顔に塗っている状態で何時間も放置していては、肌に良くないことは大体想像がつきますよね。
うっかりメイクを落とし忘れて寝るのは、1週間使用した雑巾を乗せているのと同程度の汚さだと言われています。
雑巾、しかも1週間使ったもの…と考えると、どれほど汚れているのかがイメージしやすいですよね。
メイクをしたまま寝てはいけない理由
メイクをしたまま寝てしまうと、肌に様々な悪影響を及ぼします。
色素沈着が起きる
メイクをしたまま寝るということは、長時間肌に化粧品の成分や色が付着しているということ。
寝る前にしっかりメイクを落とさないと、色素沈着を起こし黒ずみになってしまう可能性があります。
中でも、濃いメイクをすることの多い目の周辺や、唇などは他の部位に比べると皮膚が薄いため、色素沈着を起こしやすいです。
血色の悪さに悩んでいたはずが、実は化粧品による黒ずみだった…なんてことにもなりかねません。
肌が乾燥する
ばっちりメイクをしている日中でも、何もケアせずにいると乾燥で皮脂が分泌されることがあります。
ファンデーションなどを使用していると常にその乾燥が続いてしまっているような状態になるので、そのまま寝るとなると…恐ろしいですよね。
肌の乾燥は、しわの原因にもなります。
どんなにスキンケアで保湿を頑張っていても、メイクの落とし忘れが頻繁にあるとどんどん小じわが増えてしまう可能性があります。
毛穴が広がり、ニキビができやすくなる
メイクをしているときは、化粧品によって毛穴を塞いでいる状態になります。
つまり、毛穴に詰まるのは化粧品だけでなく皮脂もであるということ。
これらが合わさることによって毛穴がどんどん広がり、それに伴って皮脂も過剰に分泌されてしまいます。
さらに毛穴では雑菌も繁殖しやすくなるため、ニキビや吹き出物ができやすくなるというわけです。
メイクをしたまま寝るのは、ニキビを育てるためであるといっても過言ではないかもしれません。
肌のターンオーバーが阻害される
肌の細胞が新しく生まれ変わるターンオーバーは、およそ28日間と言われています。
一度肌に負担やダメージを与えてしまうと、正常なターンオーバーが阻害され、一定の期間きちんとしたケアをしないと元には戻りません。
きれいな肌を保つためには、正常なターンオーバーの軌道から外れないようにしたいところですね。
“1日ぐらい”が命取り!
メイクをしたまま寝てしまった日の翌朝、または疲れて家に帰った日、「1日ぐらいなら大丈夫だろう」と思うかもしれませんが、肌にとってはその1日が命取りです。
朝から夕方まで肌に放置した化粧品は、想像以上に汚れているものです。
メイクを落とさないで寝る生活を1か月ほど続けると、なんと肌が10歳ほど老けるということがとある女性の実験で明らかになっています。
たった1か月で10歳も老化するなんて、化粧品の力は恐ろしいですね…。
メイクを落とす必要性についてつい軽く考えがちかもしれませんが、「1日ぐらい」が積み重なれば、いつの間にか後戻りができないほど肌にダメージが蓄積されてしまっているかもしれません。
そうなってしまえば、もはや後の祭り。
「あのときちゃんとメイクを落としておけばよかった」と後悔しても遅いのです。
そのため、毎日気を抜くことなく、“1日の終わりはメイクを落とすまで”と自分に言い聞かせておくことが大切です。
起きたら念入りに落とそう
うっかりメイクを落とさずに寝てしまった…という場合は、落ち込む前にまずは何よりも先にメイクを早く落としましょう。
少しでも早くです!
落とすときには、メイクが肌に残らないように普段よりも念入りに落としましょう。
まぶたや唇など、色素沈着が起こりやすい部位は特に注意が必要です。
メイクを落としたら終わりではなく、その後洗顔料を使用して丁寧に顔を洗います。
さぞ毛穴に汚れがたまっているであろう状況なので、毛穴の奥まで届くようにしっかりと泡立てて優しく洗いましょう。
最後に大切なのが保湿です。
メイクをしたまま寝た肌は乾燥してしまっていたはずなので、念入りに保湿するようにしましょう。
おすすめの対処法
メイクをしたまま寝てしまったときのおすすめの対処法をいくつかご紹介します。
湯船に浸かる
メイクなのに、湯船に浸かっても意味ないんじゃ?
とお思いかもしれませんが、湯船に浸かると全身の血行が良くなり、顔の毛穴も開きやすくなります。
毛穴をしっかりと開くことで、奥まで入り込んでしまった汚れを落としやすくすることができます。
忙しく時間がない人の場合は、蒸しタオルなどを利用するのも良いでしょう。
濡らしたタオルをレンジで温めるだけでできますので、ぜひ試してみてください。
ローションパック
メイクで傷んでしまった肌は、たっぷりの化粧水でケアしましょう。
化粧水をたっぷり含ませたコットンを顔におき、3~5分程度放置します。
乾ききる前に外し、乳液などで肌に蓋をしてあげましょう。
翌日は早めに寝る
肌のターンオーバーを促すために、翌日のよるはなるべく早く寝るように心がけましょう。
肌のゴールデンタイムと呼ばれる22時~2時の間に睡眠をとるようにすると、代謝がより活発になると言われています。
翌日の化粧は薄くする
職業柄どうしても化粧は濃くしなければいけない、という人の場合は難しいかもしれませんが、そうでない場合は翌日の化粧は気持ち薄めにするようにしましょう。
ダメージを受けた肌にそれ以上のダメージを極力与えないようにするためです。
栄養を補給する
肌に必要な栄養は、コラーゲンやビタミンC、水分などです。
バランスの良い食事の中で積極的にこれらを摂り入れるようにするのが好ましいですが、難しい場合にはサプリメントなどを利用するのも良いでしょう。
外側からだけでなく、内側からもしっかりとケアすることでハリのある肌を取り戻すことができます。
メイクはどのタイミングで落とすべき?
メイクを落とすタイミングは、人によってそれぞれでしょう。
家に帰ってすぐ落とすという人もいれば、お風呂に入ったときに一緒に落とすという人もいるかもしれません。
基本的にはメイクをしたまま寝ることがなければいつでも大丈夫ではありますが、理想的なタイミングとしては“帰宅後すぐに”です。
メイクは、している時間が長ければ長いほど肌への負担になるので、できるだけ早いタイミングで落とすのが好ましいです。
また、面倒だからといって後回しにすると結局睡魔に負けてそのまま寝てしまう、ということにもなりかねませんので、面倒なことは早めに済ませてしまうことをおすすめします。
なお、メイク落としの延長として洗顔をすることがほとんどだと思いますが、1日に何度も洗顔をすると逆に肌へ乾燥やダメージを与えてしまう原因になりますので注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ついうっかり落とし忘れてしまいがちなメイクですが、1日落とさずに寝てしまうだけでも肌にはかなりのダメージがあります。
元の肌を取り戻すのにも時間がかかってしまいますので、寝る前には必ず落とすようにしましょう。

編集部:犬ドック

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