不妊症

人工授精とは?流れや費用、副作用を詳しくしらべてみました

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不妊治療の1つのステップとして行われることがおおい人工授精。

言葉は聞いたことがあるものの、具体的にどのように行うかをご存知な人は少ないのではないでしょうか?

今回は、人工授精の詳しい方法や流れについてご紹介したいと思います。

 

人工授精とは

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人工授精とは、簡単に言ってしまえば精子を子宮の中に直接注入し、妊娠を期待する方法のことです。

不妊の原因は男女どちらにも考えられるものですが、人工授精が効果的なのは男性に不妊の要因がある時が主とされています。

具体的な原因はというと、以下のものが挙げられます。

 

・精子の数が少ない

・膣内で射精できない

・精子が子宮内まで届かない

 

これらが不妊の原因である場合には、人工授精が効果的であると言えます。

人工授精と聞くと少し抵抗のある方もいるかもしれませんが、人工授精は自然妊娠に限りなく近い方法で、妊娠率も5~10%と、自然妊娠する確率とほぼ変わらないとされています。

 

人工授精の流れ

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人工授精は、その日に行って終了といった形ではなく、排卵前からの準備が必要になるなど、いくつかのステップがあります。

段階ごとに詳しくご紹介します。

 

生理1日目~7日以内

人工授精を行うには、生理が始まった時点で準備を始める必要があります。

授精させるためには、排卵日に子宮に精子を注入しなければいけないため、この期間に排卵日の推測を行います。

体の状態を確認しつつ、自然に任せるか、排卵誘発剤を使用するかを決定します。

排卵がうまくされないことがあるような人の場合は、排卵誘発剤の使用を提案されるケースが多いかもしれません。

 

生理開始から10~12日

この期間には、超音波検査で直接卵胞の成長具合を確認したり、血液検査で黄体形成ホルモンの数値を調べることにより、排卵日をより正確に予測します。

排卵予定日に向けて準備をすすめ、精子の用意方法や当日の流れを確認します。

 

生理開始から12~14日

この期間は、排卵日もしくは排卵前になります。

排卵されていることが確認できたら、精子を子宮内に注入する作業を行います。

なおこの際、精子は、原液そのままを注入する方法、濃縮洗浄してから注入する方法があります。

 

また、注入時には、スイムアップ法パーコール法を選ぶことができます。

スイムアップ法とは、精子が受精しやすいようにするため、事前に運動率の良い精子のみを選び注入する方法です。

パーコール法とは、精子の染色体を分けて男女の産み分けをすることのできる方法です。

ただしパーコール法は、追加の料金が加算されるだけでなく、必ず産み分けが成功するというものでもありませんので注意が必要です。

成功率は、60~70%程度と言われていますので、しっかりと理解してから決めるようにしましょう。

 

生理開始から14日目以降

この時期には、排卵や黄体機能が正常かどうかを確認しつつ、着床率を高めるために場合によっては黄体ホルモン注入などを行います。

着床が想定されるのは、人工授精を行ってからおよそ1週間後で、その時期に着床があった場合人によっては痛みや出血があるかもしれません。

 

生理開始から28日目以降

生理予定日以降になったら、月経の有無や血液検査によって妊娠しているかどうかを診断します。

もしも妊娠していなかったら、ここまでの流れを再度繰り返すことになります。

 

人工授精にかかる費用

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人工授精の場合は、残念ながら自己診療扱いとなり、保険は適用されていません

1回にかかる料金は病院によって様々ですが、大体1~3万円ほどが相場と言われています。

1回ですぐに妊娠できたら安いものかもしれませんが、4回も5回も行くことを考えると、少しでも安くできる病院を探すのが良いかもしれませんね。

 

人工授精のリスク

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人工授精は、不妊に悩むカップルにとってはまさに救世主のような存在といっても過言ではありませんよね。

でも、気になるのは人工授精を選ぶことによるリスク。

人工授精をすると、母体や胎児にリスクはあるのかどうか、詳しくご説明します。

 

基本的には自然妊娠の場合と同じ

人工授精で妊娠したからといって、流産しやすくなったり、奇形児や障害児が産まれやすくなったりするということはありません

人工授精はただ精子を子宮に注入するだけなので、自然妊娠とほとんど変わらないのです。

にもかかわらず、流産や障害児などのリスクに注目されているのは、不妊治療を受けるのが比較的高齢のカップルが多いからではないでしょうか。

高齢の場合は、若い人と比べるとやはりこれらのリスクが高いため、その点をしっかりと理解しておくことも重要なのです。

そのため、子供が欲しいカップルの場合は、できるだけ早く不妊に気づき、早い段階で治療を始めるようにするのが良いでしょう。

 

痛みを感じることがある

人工授精は、痛みはほとんどないと言われていながらも、実際はかなりの痛みを感じたという人もいるのが事実です。

痛みを感じる理由としては、主に下記が挙げられるでしょう。

 

子宮頚管の形によるもの

人工授精では、チューブのような形をしたカテーテルという器具を使い、精子を子宮に注入します。

子宮の入り口は子宮頚管と呼ばれるのですが、子宮頚管の形には個人差があり、まっすぐではなく曲がっていたりする人もいます。

その場合、カテーテルの挿入が難しくスムーズにとはいかないため、痛みを生じてしまうことがあるようです。

 

医師の腕

医師の腕は、痛みが出るかどうかを大きく左右する要素の一つだと言えます。

例えば、子宮頚管の形が複雑で挿入が難しかったとしても、医師によって処置内容のレベルは異なると思います。

なるべく痛みを感じたくないという場合には、病院の口コミなどを参考にして、腕の確かな医師に頼むようにするのが良いでしょう。

 

費用が高い

前述でも触れたとおり、人工授精には保険が適用されません。そのため、全額自己負担となってしまいます。

なかなか成功しない場合には、繰り返して行う必要があるのでその都度お金はかさんでしまいますよね…。

安くても1万程度、と思っても、積み重なれば大きな出費になってしまいます。

 

副作用が出る可能性がある

精子を注入することによる副作用ではなく、黄体ホルモン注射をしたり、排卵誘発剤を使用することによる副作用が現れる可能性もゼロではありません。

そのため、これらの使用する前には事前にしっかりと説明を受けるようにしましょう。

 

パートナーとよく話し合って決断しよう

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人工授精は、パートナーと協力して行うものです。

自然妊娠に限りなく近い方法ではありますが、費用もかかりますし、簡単な方法ではありません。

メリットやデメリットをしっかりと把握した上で、決断するようにしましょう。

人工授精は、7回目以降になると成功率がグンと落ちると言われています。子供が絶対に欲しいと考えているのであれば、妊娠もしやすいなるべく早い段階で不妊治療に取り掛かることをおすすめします。

まずはパートナーと二人で、今後の人生設計をじっくり話し合ってみることが大切です。

 

まとめ

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いかがでしたでしょうか?

人工授精は決して簡単なものではありませんが、不妊に悩むカップルにとっては救いの手の一つにもなる治療方法です。

もしもなかなか妊娠できずに困っているのであれば、なるべく早く人工授精という方法を検討してみると良いかもしれません。

リスクが全くない、というわけではありませんが、限りなく自然妊娠に近い安全な方法で、妊娠を目指すことができます。

費用は決して安いとは言えないですが、無事に赤ちゃんを授かることができたときの喜びは計り知れないものがあるはずですよ。

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Lacy編集部:桜井香織

Lacy編集部:桜井香織

ビューティーライター(エディター) 美容の専門学校を卒業後、美容関連の広告代理店に就職。美容系雑誌や通販の広告業に専念するも5年で退社しビューティーライターとして活動。 様々な分野を独学で勉強し、ファッション、エステ、整形などの美容系はもちろん、演劇やゲーム、アニメなど幅広い視点でビューティーと向き合い、ユーザー目線でのライティングが得意です。 新しく発売された美容品やサプリを実際に購入し、どんな効果があり、巷の口コミは本当なのかを自分自身が納得するまで徹底調査。時にはイチユーザとして辛口の評価も。 ビューティーライターだけでなく、美容関連のイベント企画やセミナーなども積極的に行い、頼れるビューティディレクターを目指しています。 【得意ジャンル】 スキンケア/メイクアップ/ヘアケア/ダイエット/美容サプリ など美容系全般 Twitter:https://twitter.com/Ranklabo

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