低反発マットレスや高反発マットレスだけでなく、枕にも高反発、低反発のものがあります。しっかり熟睡することは一日の活動の良し悪しを決める重要な要素ですから、枕選びも非常に大切です。高反発枕と低反発枕には、それぞれどんな特徴があり、どのように選べば良いのでしょうか?枕選びの前に、それぞれの違いやメリットを知っておきましょう。

枕の重要性

 

枕は快適な睡眠にとって非常に重要なものです。「枕が変わると眠れない」という人もいるくらいで、自分に合った枕を求めていくつもの枕を買い換える人もいるほどです。安価な枕から高価格な枕まで、種類もさまざまです。まずは枕の持つ重要性を見ていきましょう。

寝ている間に首と頭を支える

人間が直立しているとき、背骨は緩やかなS字を描いています。首から肩にかけてが前寄り、肩甲骨が後ろ寄り、腰が前寄りになっており、2つのS字を描く形になっています。つまり人間にとって最も自然な姿は背骨が直線ではなく、2つのS字を描いている状態なのです。寝ている間にも立っているときと同様に背骨がS字を描いているのが理想的な睡眠姿勢だと言われています。枕は寝ている時に首を支えて立っているとき同様のS字を描くようにしてくれるのです。

枕がないとどうなる?

枕が無いと首が下(つまり後ろ寄り)になりすぎてしまい、肩甲骨から首(頚椎)にかけてが真っ直ぐになってしまいます。そのため、背骨がS字を描くことができなくなってしまい、首に大きな負担がかかってしまうのです。そのため熟睡できず、疲労を回復することができなくなってしまいます。また、肩こり、首の痛み、腰痛の原因となってしまいます。

低反発枕は寝心地抜群

枕には多くの種類がありますが、最近特に人気が高いのが「低反発枕」「高反発枕」です。どのような違いがあるのか、まずは低反発枕の特徴を見ていきましょう。

低反発枕の特徴は

低反発枕の多くはウレタン素材でできています。枕に体重をかけるとゆっくりと沈み込み、放すとやはりゆっくりと元に戻ろうとします。そのため、寝ている時には沈み込むように頭を支えてくれる柔らかさを持っているということです。頭の重さや形に合わせて凹んでくれるため、心地よく眠ることができます。

低反発枕のメリット・デメリット

低反発枕の最大のメリットはそのフィット感です。重さに合わせて沈み込んでくれますし、度の向きでも頭の形に合わせて沈むため、フィット感は抜群です。

体圧分散性が高い

さらに低反発枕の特徴は「体圧分散性の高さ」です。寝ているときの頭の向きによって、重心がかかるポイントは変わってきます。そのため、寝ている間に1点に体重がかかりすぎてしまうということが起こります。これが寝心地の悪さを生むのですが、低反発枕は沈み込むことでかかる重心を分散してくれる性質があります。これを「体圧分散性」といいます。耐圧分散性が高いことで疲れにくく熟睡することができるのです。

肩こりにもよい

自分の首や頭の形に合わせて沈んでくれるため、自然な睡眠姿勢を取ることができ、肩こりや首の痛みを解消してくれるのです。ただし、肩こりの解消については高反発枕の方に軍配が上がります。

寝返りが打ちづらいのがデメリット

低反発枕はしっかりと沈み込んでくれるのですが、沈み込んでくれるために寝返りが打ちづらくなるというのがデメリットです。寝ているときには適度に寝返りを打つことが疲労回復や熟睡するためには必要なのですが、人によっては低反発枕で寝返りが打ちづらく、起きたら逆に首が凝ってしまった、という人もいるようです。

通気性は良くない

低反発枕はウレタン素材であることが多く、通気性についてはあまりよくありません水洗いすることもできない上に直射日光にも弱いため、陰干しをするくらいしかできません。衛生面については不安が残りますね。

低反発枕の特徴まとめ

  • 首や頭の形にフィットするため熟睡できる
  • 体圧分散性が高いため疲れにくく、疲労回復への効果は高い
  • 自然な睡眠姿勢を取れるので肩こりの解消になる
  • 寝返りが打ちづらい
  • 通気性が良くない

高反発枕は頭をしっかり支える

次は高反発枕の特徴や、メリットとデメリットについて見てみましょう。

高反発枕の特徴は

反発力のある素材を使用している高反発枕は、自然な寝返りをサポートしてくれるという特徴があります。寝ている間も自由に寝返りができるので、ずっと同じ筋肉に負担がかかったり、血液の流れが悪くなったりということを防いでくれます。耐久性に優れており、肩や首の凝りに悩んでいる人におすすめの枕です。

高反発枕のメリット・デメリット

高反発枕のメリットは、適度な硬さで頭をしっかり支えてくれるという点です。頭などが深く沈み込まないので、寝返りの邪魔をしません。自由に寝返りができるので、疲労回復効果もありますし、肩などの筋肉の凝りを改善する効果もあります。頭の良い位置をキープしてくれるので、首などの矯正効果も期待できます。

 デメリットは

デメリットは、柔らかい枕に慣れている場合は、高反発枕の使い始めは違和感を感じるということです。高反発枕だと頭の形に合わせてフィットしない為、横向きで寝ることが多い人は特に慣れるまで時間がかかるかもしれません。寝心地の良さは低反発枕よりも劣ると感じる人が多く、他の枕よりも値段が高めであることもデメリットです。素材によっては洗えないものが多く、清潔に保つには定期的な買い替えが必要になる場合もあります。

枕を選ぶ際のポイントは?

 

低反発枕も高反発枕も特徴があって、どれにしたら良いのか迷ってしまいますよね。それぞれの枕におすすめの人についてまとめてみました。

肩こりに悩む人は高反発枕

酷い肩こりは、頭痛や目の疲れも引き起こします。毎日肩こりが酷くて辛い人は、枕を高反発のものにしてみましょう。一見、低反発枕の方が辛い肩こりに良さそうに思えるかもしれませんが、肩こり解消にぴったりなのは高反発枕の方なのです。高反発枕は、重い頭や首をしっかりと支えることで、肩にかかる負担を和らげてくれます。肩の負担が軽くなれば、寝ている間に肩の筋肉を休ませることができます。

寝返りのしやすさは圧倒的に高反発枕の方が上

高反発枕の持つ適度な固さは、スムーズに寝返りができるようにサポートする作用もあります。睡眠中に自由に寝返りができないと、重心が1点に集中してしまい、筋肉の疲労や血行不良などを引き起こしてしまうのです。高反発枕でスムーズに寝返りができれば、全身の血液の流れを悪くすることもありませんし、身体の負担も軽くしてくれるので、筋肉の凝りを改善してくれますよ。

フィット感と寝心地を求める人は低反発枕

「硬い枕は苦手」「寝心地にこだわりたい」という人は、低反発枕がおすすめです。重さに合わせて枕が適度に沈み込み、しっかりとフィットしてくれます。頭や首の形に合わせて枕が変形するので、非常に寝心地が良く、深く眠ることができますよ。一度低反発枕の寝心地の良さを味わったら、他の枕で眠れなくなるかもしれませんね。

高反発枕と低反発枕は店頭でしっかり試してから買おう!

高反発枕や低反発枕はさまざまな種類があります。それぞれのメリットやデメリットをしっかり考えながら自分に合った枕を選びましょう。寝具店ではそれぞれの枕を試すことができますので、ぜひ試してから購入することをおすすめします。枕の高さや素材の固さ・柔らかさなど、カタログだけではわからない部分もありますので、店頭で試しつつ、わからないことは必ず店員に質問すると良いでしょう。首や頭の形を測定して枕を進めてくれる専門店もありますので、ぜひ枕選びの参考にしてみてくださいね。

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編集部:ピンク娘

編集部:ピンク娘

学生時代は自分の容姿に自信が持てなく、人前に出るのが苦手でした。でも今は色々な美容を学び、逆に「自分を見て♪」と思えるようになった26歳のライターです。